《HAL's Monitor Report》


           Accustic Arts POWER STRIP \100.000.

        http://www.hifijapan.co.jp/accusticarts2.htm

このH.A.L.'s Monitorに早速のインプレッションとオーダーが入りました。

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No.0197 - 2003/8/14

東京都小金井市在住 S・N 様より

モニター製品 Accustic Arts POWER STRIP

“ Accustic Arts パワーストリップ試聴記 ”
                           
まず、外観をみてケーブル部分が、写真よりもかなり上質感があり期待でき
そうである。また、BOX部分はシンプルな点が大きくて引き回しや設置場所に
困る大がかりな高級タップが多い中では、狭い私のリスニング・ルーム環境
では、おおきなメリットです。

では、試聴。
まず、Myシステムの説明

★電源&機材
電源系統を、以下の3系統に分けています

1.系統1(デジタル系);dCSデリウス&パーセル、P-0s+VUK
           →PAD  CRYO-L2 + SAEC TAP-MATE & SAEC PL-2000
                     からとる

2.系統2(アナログ系);Accustic Arts Pre Amp1 Mk2, ジェフCadance、
           →PAD  CRYO-L2 + Cardas AC & ベルデンBox

3.系統3(パワーアンプ);Accustic Arts Amp2
→PAD  CRYO-L2 + Cardas AC & ベルデンBox
            
試聴には最近気に入って良く聞いている下記のCDを使用。

ランデブー in New York / チック・コリア
DISC 1 の3曲目の“SPAIN”


試聴1)
→まず、系統2をパワー・ストリップにしてみる
冒頭のベース(クレジットには、チックコリア(P)とボビー・マクファーリン(Vo)
のDUOとあるが、マクファーリンの声のベースではないようだ)が、今までと比べ
てあきらかに、ハッキリ聞こえる。
いままでとくらべ解像度があがり、でていなかった低域の音が聞こえる。

そのあとの、ピアノもマクファーリンの声も1枚皮がむけクリアーで、全体の
ノイズも減りボリュームが今までよりも上げて聞いてしまう。

それだけではなく、1つ1つの音の立体感、音場再生がよくなった。
ただ、1つ1つの音が堅くなったように聞こえる。
単純に音がよくなった。

試聴2)
→系統1&2両方をパワー・ストリップからとる。
音が、より瑞々しくなった感じ。先ほどの1音1音の堅さとれた、
それから、マクファーリンの口大きくなりその分、音場感、立体感があいまいに
なってしまう。
個人的な好みでは、このぐらいの音場感でもOKかな。

試聴3)
→系統2をパワーストリップからとり、系統1はもとのベルデンからとる。
試聴1に戻った感じに近い。口が小さくなり、音場感がよくなったが
音が堅くなってしまった。試聴1と比べると少しクリアー感が落ちるように感じる。

試聴4)
→系統1&2&3すべてをパワ・ストリップからとってみる。
基本的には試聴2)に戻った感じだが、音場立体感の点では、こちらの方が
ベター。

結論としては、
ベルデンと比べ、情報量が多くなり(特に低域)、歪みの少ないクリアーで、
空間表現もよくなる。ただし、少し音質が堅くなった。
(時間たちエージングが済めば、よくなるのかなあ)

またSAEC TAP-MATEを使うと音が堅くなり、しかしながら、デジタル系機器と、
プリアンプを1つのパワー・ストリップからとると音場表現が曖昧になって
しまう、という傾向が有るように思われる。

パワーストラップを2つ、デジタル系とプリアンプを分けてみると
より良い結果になるかもしれない、しかし今は、いっぺんに2個購入する
余裕はない・・・・・・

現段階ではSAEC TAP-MATE & SAEC PL-2000と、パワー・ストリップは
価格的にも、同じですが、わがシステムにおいては、
パワー・ストリップのほうにあきあらかに軍配が上がりそうです。

そして、電源タップとはいえ一般的には、高価な商品、しかし、恐らく
いちいち、自宅に貸しだし試聴対応はむずかしいのでしょが、そんななか、
我々消費者の立場にたっていただき今回の、自宅試聴の機会を作ってくだ
さったダイナ5555川又さん、そしてHIFIジャパンのご担当者に
感謝いたします。



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