《HAL's Monitor Report》


No.0181 - 2003/5/29

大阪府下 在住 N.K 様より

モニター製品 DIGITAL ISTARU(XLR)

私の現在の装置は下記の通りです。

   CD TP   DENON DCD-S1
   DAC     CHORD DAC64MK2   
   CA     JEFFROWLAND SYNERGYII@ 
   PA     JEFFROWLAND MODEL 10
   SP     B&W N-802

ケーブルはスピーカーがISTARU(Bi-W)インターコネクトがMIZUNOSEI、
電源は、TP(直結)を除き、AC TANTUSを使用中です。
尚、壁コンセントにはCRYO-L2を使用しております。

余談ですが、私はH.A.L.'s Circleのメンバーになる以前は、PADのケーブ
ルは知人から譲り受けたMIZUNOSEIだけでした。

何時の間にか、全く自覚症状無しに、「CompletePAD化計画」に嵌まってしま
っていたのは自分でも驚きです。(川又店長恐るべし!!)

そんな訳で、デジタルケーブルは最後の聖域でしたが、今回のキャンペーン
企画にあえ無く落城寸前でーす。

今回の、モニター試聴には二つのポイントがありました。
一つは、現有DACとの接続環境の可否の問題です。

実は、先月末にDACを入れ替えたのですが、それまで使っていたデジタルケー
ブルとはマッチングが悪く、音飛びが頻発しました。

輸入元の説明では、DAC64は信号レベルに対する許容度が非常に狭く設計され
ており、ケーブルの種類・特性如何では使用できない場合もあるとのこと。

もう一つは、勿論音質の確認です。

川又店長のコメントでは、バーンイン160時間を前提に試聴をするように
とありましたが、当方の事情では到底無理なので次善の策として、PADのシス
テムエンハンサーを6リピート使用することにしました。

エンハンサーを使用する前は、「何?これ!」と言いたくなるような精彩の
無い音でしたが、6リピート後には、生き返った様に変貌致しました。

後は、音楽の実演奏でバーンインを続行し音の変化を日日実感しております。

 試聴ソフトは、下記の通りです。
ヴィエニャフスキ「ヴァイオリン協奏曲」Vn ギル・シャハム
ムソルグスキー 「組曲 展覧会の絵」ゲルギエフ/ウィーン・フィル
ジョー・サンプル「ザ・ピーカン・トゥリー」
フォープレイ  「ハートフェルト」
エディ・ヒギンズ・トリオ「懐かしのストックホルム」

 試聴の印象を、感じたまま断片的ですが書いておきます。
♪オーケストラは、個々の楽器の質感を分離よく描き出す。
♪ヴァイオリンは、絹の艶のタッチが感じられ残響が空間に漂う。
♪ピアノは、一音一音に独特の雰囲気を伴い歯切れもいい。
♪ベースは、あたかも音程が下がったかのようなエネルギーを伴う。
♪音の粒子が細かく、奥行き感にも満足できる。
♪澄み切った空間に描き出される音楽の表情が濃密だ。
♪ジャズ・フージョンでは、ライブ感がある。

バーンインの進行に伴い、音の質感が好変化する感じで、可能性の深さを
感じました。
端末になりましたが、私が最も心配したDAC64とのマッチングに付きましては、
今の処、全く問題らしきものはは発生しておりません。有難うございました。


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