《HAL's Monitor Report》
No.0177 - 2003/5/16 北海道釧路市在住 お魚おじさん 様より モニター製品 PAD ISTARU 初めてレポートします。 私は一介のサラリーマンに過ぎず、HALは高額な機器を取り扱っていらっしゃる ようでしたので、正直に申しますとハルズサークには気後れしてしまって、なかな か加入させていただく事ができずにおりました。 しかし、何回かメール交換をさせていただくうちに、取り扱い機器は高価ですが、 安価な機器しか使っていなくても親身に相談にのっていただけることが分かり加入 させていただく事にしました。 また地方に住んで音が聴けない者にとって、実際に自宅で試聴できるHAL‘S MONITORはまさに福音と申せましょう。 今回は、川又さんとCSフィールドさんのご好意によりPADのISTARUを AC2m、XLR1m、SP3mをお借りすることができました。 私の使用ケーブルは、AC オルトフォンPSC3.5HG、SP 同6.7N、 XLR カルダスCROSSとなっています。 試聴DISKは、クラッシック 諏訪内晶子−Cristalからバッハ無伴奏 バイオリン・パルティータ第3番、ラフマニノフ ヴォーカリーズ 幸田聡子− Ave Mariaからカッチーニ アヴェ・マリア 川村結花−home againからTravels、 全身鏡を選択しました。ACケーブルは、CDに使う事にしました。 到着当日、箱を開けるとSPは白、その他は青の綺麗な布袋に入っています。 これはなかなか凝った演出で、期待がもてそうです。接続しての第一声は、一言で 表現すると表情が硬く、低音ボンボンです。 高いケーブルは慣らしに時間のかかるもの…CDを小音量でかけ続ける事にしま した。 翌日は、高域と低域のバランスがとれてきましたが、ややHiFi調です。 川村は本来決してハスキーではありませんが、子音がやや上昇したように感じられ ました。諏訪内のバッハは、教会での収録ですが伸び切らず寸詰まりの印象。 幸田のアヴェ・マリアもどこか冷めていて、バイオリンは今一歩です。 まだ二日目…慣らし不足のようです。 仕事等の都合で遅くなり、3日ばかり本格的には聴く事ができなかったのです が、やや高域がこなれてきたように感じます。それでいて、低音もブーミーにな らずいい感じです。 幸田のアヴェ・マリアは、バイオリンに切れが出てきました。伴奏のピアノも、 でしゃばる事ない程度に闊達になりました。ここで、アンプと電源ケーブルを取り 替えてみました。実験の結果は…個人的感想ですが、CDに使った方が、良さが生 きるようです。 下流より上流の方が効果的ということなのでしょうか。これまた勉強になりました。 楽しくなってきたところに突然の出張が入り、2日ばかりまた聴けませんでした。 帰ってきてみると…奥行きが出てきました。川村のTravelsは、コーラスのハーモ ニーが一歩ひきながらも、より繊細になりました。 諏訪内のヴォーカリーズは、今まで聴こえてこなかった細かい音が出てきました。 まだ自分のシステムにまだ隠れた能力がある事が分かりました。 この度は貴重な経験をさせていただき大変ありがとうございました。 |