《HAL's Monitor Report》
No.0162 - 2003/2/19 これはこれはお久しぶり…の福井県のS 様より モニター製品 RELAXA3PLUS いつもながら迅速なご対応ありがとうございます。 到着したRELAXA3PLUSの梱包は、RELAXA2PLUSに比べて、あっけない ほどコンパクト、というか薄いものでした。 現在、RELAXA2PLUSをプリに使用していますが、その効果は十分認 めているものです。 RELAXA2PLUSを入手した当初、Elgar plus1394とSC-7S1のどちらに 使うか迷い、実際のせかえて聴き比べをしたところ、プリのほうが 好ましい方向への変化量が大きかったという経緯があったので現在 もプリに固定して使用しているのです。 さて、今回のRELAXA3PLUSをどこに使うか・・・、 当然まずSC-7S1に使用して聴き比べてみました。 川又さんのレポートにもあるように、ボードがガラスになったという ことに関しては一抹の不安がありました。いかに強化ガラスとはいえ、 個人的にガラスに関しては今まであまりいい印象を持ったことがなか ったからです。 ゲルギエフの「くるみ割り人形」で試聴します。 一聴した印象は・・・、 んっ!やや硬質になったか、という感じ。でも、決してきつくなって はいない。音量も若干アップしたかのように豊かに聴こえる。 音域バランスが高域に寄ったというのではないのです。音域バランス に何ら変化はありません。逆に、低域がしっかりとして音楽の土台を 構築しています。そして、低域から高域にかけて、一様に鮮度が 上がった、爽快感が増した、という感じなのです。 そして、解像度も上がりました。また爽快感ともかかわるのですが、 音抜けが良くなったせいか、空間の広がりと見通しがよくなりました。 Marantz/SC-7S1の黄金の中庸バランスに、以前聴いたJeffRowland/ SynergyIIiの輝きのあるかっちり感、色合いの濃さが加わった感じです。 更に言えば、Signature800にBRASS Shellを装着したときのような 変化です。 体験されてない方には何のこっちゃ?わけ分からん!という感じかも 知れませんが、自分としてはそういう表現が一番しっくりくる、そんな 変化向上を感じました。 結論として、ガラスに対する不安は全く払拭されました。素材は使いよう なんですね。これは、積極的に音質を改善する向きにはお薦めです。 但し、今現在、中高域がうるさくて・・・、という方には、まずその原因 を取り除いてからのご使用をおすすめします。全域にわたるかっちり感、 爽快感、抜けのよさが高域に関してだけ目立つような結果になると、 RELAXA3PLUS本来のよさが伝わらないと思いますので・・・。 ちょっと偉そうですが(^^ゞ また、RELAXA2PLUSに少々あったガタつきがなくなったのは、よいこと だと思います。 ただ、ほんの若干ではありますが、やはりガラスくささが感じられたの は気のせいでしょうか?まあ、チューニングの範囲内ですが。 さて、このRELAXA3PLUS、購入するとなれば、税込おいくらになるので しょうか? 川又さん、ユキム様ありがとうございました。本日届いたばかりなので、 今週いっぱいお借りしてあれこれやってみたいと思います。 |