《HAL's Monitor Report》


No.0012 - 2000/08/01

横浜市 KS 様

 モニター対象商品 marantz SA-1

1、試聴機器(社宅のサブシステム)
  プリ・・・チェロのパレット・プリMKU、パワー・・・QUAD707、
  SP・・・PMC(TB1SM)、スーパーTW・・・AIRBOW(CLT−1)、
  スパーウハー・・・ヤマハ(YST−SW500)、
  通常使用のCDP・・・デンオン(DCD−S10V)、
  SPスタンド・・・ACOSTIC REVIVE(RSS402天板特注、ウーハー用
  RST−64)、ピンコード・・・オーディオノート(AN−Vz)
   注:実家のメインシステムは、CDP(VRDS−25)以外は
     自作品(音はサブシステムより、良いと思う)

2、試聴CD
  私のいる時間(ホリーコール)、ラブシーンズ他(ダイアナクラール)、
  レインボウ(マライアキャリー)、テネシーワルツ他(カサンドラウィル
  ソン)、ザ・ヴェリーベスト(セリーヌディオン)、ピュアアコース
  ティック(大貫妙子)・・・・・・等々

3、マランツSA−1の試聴感想
   はっきり言って素晴らしい。S10Vより値段も倍以上だが、音は
  それ以上と思う。
   ホリーの私のいる時間の「One Trick Pony」では、弾むベースの低音、
  ホリーの声、ピアノの実在感が生々しい。全体的に弾み感、低域の力強さ、
  共通しており、パレットのイコライザをフラットにして丁度良いバランス
  となった。S10Vのときは、低域、高域とも2時のところまでイコラ
  イザジィングしていた。この点から、高域もかなりバランス良く出ている
  と感じた。
   レインボウでは高音/低音の混濁がなくクッキリハッキリ聞きやすい。
  12曲目のPetalsでは聞き惚れしまう素晴らしさだった。
   実家に帰った折り、メインシステムと聞き比べてみたが、いままで、
  サブシステムより力強く、ふところの深い心に響く音が出ていると思って
  いたが、SA−1で聞いたサブシステムの方が良くなり、メインシステム
  と逆転してしまった。SA−1恐るべし。
   デザインはコンパクト、それほど重くない、色など好みに合う。
  但し、操作性はフィリプスのLHH700等と比較すると、ボタンを押す
  フィーリング、曲順のプログラム機能などやや劣る。

   もっとSACDで比較したかったが、時間切れ。しかし通常CDで
  これだけ良い音は貴重だ。CD−7も聞いたことはあるが、こんなには
  良くなかったと思っている。

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