2019年4月24日 No.0715
 新着投稿⇒H.A.L.'s Hearing Report-Enjoy H.A.L.2019

2019年4月6日 No.1537 新企画⇒究極のEnjoy H.A.L.2019 Vol.4
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1537.html

上記新企画にご参加頂いた皆様にお礼申し上げます。早速のご感想に感謝です!

今回お楽しみ頂いたのは下記のシステム構成による演奏でした。さて、ご感想は!?

2019年4月3日 No.1536 H.A.L.'s Special Release - HIRO Acoustic Laboratory MODEL-C8CS
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1536.html

H.A.L.'s Sound Recipe/HIRO Acoustic C8CS & ESOTERIC New Grandioso-inspection system
https://www.dynamicaudio.jp/5555-7F/H.A.L.'sSoundRecipe_HIROAcousticC8CS_NewGrandioso.pdf

私も初めてという総額¥141,242,000.という途方もないオーディオシステムです!

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Vol.14「HIRO Acoustic MODEL-C8CSを聴かずして低音を語るなかれ!!」

埼玉県上尾市 T T 様より

最新の投稿をご紹介します。Vol.3「たった一言! 戦意喪失!」
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0700.html

前回までの投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0695.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0625.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0617.html

下記は「こんな小さな柱(失礼!)が一個一万以上するのかよ!!」の続編です!!
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0616.html

この訪問記ではお世話になりました。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_visi0029.html

2017年6月6日 No.0668
前回の投稿 ⇒H.A.L.'s Hearing Report-Sonusfaber/Homage Tradition
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0668.html

No.0607 2016年10月22日 
H.A.L.'s Monitor Report-E.M.G-board+ RELAXA 530の威力を確認!!
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0607.html

H.A.L.'s Monitor Report-E.M.G-boardの威力を確認!!
Vol.14「バズーカ砲的破壊力で一気に音質向上を達成するオーディオボードである!!」
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0591.html

「新着投稿⇒H.A.L.'s Hearing Report-HIRO Acoustic Laboratory MODEL-CCS Improved!!」
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0662.html

実に歴史がありますね〜。ありがとうございました。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0571.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0650.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0646.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0645.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0644.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0560.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0619.html

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HIRO Acoustic MODEL-C4CSのウーハー片側4発でも驚くが、MODEL-C8CSはさらに2倍にして片側8発(!)
全部で16発のウーハーは壮観である。

しかもチャンネルディバイダーを使って贅沢にもマルチアンプで使用。ダイナミック
オーディオ5555のHPの写真を見ても、どんな音が出てくるのか写真からは想像もできない。

前回のMODEL-C4CSの試聴会でもレポートの通りハイスピードと重い低音の再生に驚いたが…
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0700.html

今度は「超低歪の再生音」?低音が充実すれば中高音に好影響をもたらすのはオーディオでは常識。
今度はどんな変化を見せるのであろう。

しかもHIRO Acoustic MODEL-C8CSを鳴らす推薦システムの総額は¥141,242,000.(!)
都内の一等地に億ションどころか「ポツンと一軒家」が建ちそうな値段である。

う〜ん、自宅で悩んでいても仕方がない。
ジャッジメントは自分の耳でするのはいつもの通り。

ふつふつと「音が聴きたい!」と心は叫ぶがなかなか時間が取れない。
Enjoy H.A.L.2019 Vol.4参加理由の半分はMODEL-C8CSの音を体験すること。

もう一つは川又さんのMODEL-C8CSに関するエピソードを聞く事(これ大事!)
そして的を絞った川又さんの選曲。

まさに煎りたてコーヒーのように、豆の選別、焙煎に時間をかけて抽出され
厳選されていて、その音の違いがいつも痛いほど分かる。

しかも曲の聴きどころの生解説付きである。
色々用事はたまっているが、取りあえず実物を体験しないとラチがあかない。

このチャンス(!)の逃すと一生後悔すると言ったら大袈裟かもしれないが、
今までH.A.L.Iの変遷の大半をリアルタイムで経験してきたと勝手に自負している
私としては無理やりでも時間を作って参加するのは使命(運命)だと思う。

本題:Enjoy H.A.L.2019 Vol.4

・The Koln Concert  Keith Jarrett (キース・ジャレット) ピアノソロ即興曲
設定を変えて同じ曲を2度演奏。

1回目 少し荒い感じがする 。ザラついた感じとでも言おうか。
2回目 ピアノが滑らか ローエンドが伸びる

川又さんが音の違いは判断できましたか?と聞くと試聴会参加者の挙手でも
全員違いが分かったようだ。ここで川又さんが種明かし。 
1つ目はMODEL-C4CS 2つ目はMODEL-C8CS での演奏

・Dido
私としては初めて聴くアーチスト。スタジオ録音ながらMIXを大切にした曲という紹介あり。
ベースやドラムが前方から飛んで来る。

曲が終わっても重低音の「ぶーん」とベースが鳴っている。
スタジオ録音では当然ながらスタジオ備え付けの壁に埋まっているよくみる
ウエストレイクあたりのモニタースピーカー。

エンジニアが意図しないというかスタジオのスピーカーでは再現されなかったで
あろう音が入っていることがMODEL-C8CSで発見された。

・中西俊博 Walking In Paris 
低音に支えられ男性ボーカル(フランス語?)が冴える。ストリングスもなめらか

・サラ・オレイン ANIMA
弾ける低音。高音域まで伸びるサラ・オレインの美しい歌声(容姿も美しいが)。

・交響曲第5番 フランソワ=グザヴィエ・ロト&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
マ−ラ5番1楽章 

昨日(4/13)配信で川又さんが課題にした曲。グラン・カッサ(大太鼓)に注目。
クラシックに疎い私でも空気が振動している様が分かる。
冒頭トランペットが高らかに鳴り渡る

・YELLO baby 
オーディオ業界では試聴に使われないだろうと川又さん。 
腹にくるパーカッション ボンボンとくるが心地よい。

 91年録音6曲目"Capri Calling" (Blank, Mackenzie, Meier)が当時アウディCMで
使われていた曲でインターネットが無い時代、川又さんがこのCDに偶然たどり着いた裏話あり。

・ビートルズ LOVE 
誰もが人生で一度は通る教科書ビートルズ。
オーバーダビングで川又さんの言う「お化粧した曲たち」。

曲は聴くがあえて課題曲にはしないとか。プロヂューサーはジョージ・マーチン。
マスターやデモテープを使いリミックス(再構築)されたアルバム。

 Because、get backを聴く。
背景の虫や鳥の羽音 さえずりが妙にリアル。リンゴのバスドラム。
音がゴチャゴチャとなってもいいけど、試聴会では使われないだろう。

・同じくビートルズのベスト盤の「1」(リマスター盤)リマスタされたget back。
プロヂューサーはジョージ・マーチン フィル・スペクター。音数がだいぶ少ない。

でも聴きなれたビートルズ。これも参考として所蔵。H.A.L.Iではお蔵入りディスクだそう。
・そして「レット・イット・ビー...ネイキッド」のget back。
歪みの少ない。音が鮮烈。

Ibert Dutoit・Montreal シャルル・デュトワがモントリオール交響楽団とデッカで録音より。
92年録音 ジャク・イベール バレンシア モントリオール と手元に記録があるが、あとは失念。
ちょと低音がおとなしめ。普通では十分入っている 。

ディスクを変えて同じ曲を
Tutti SACD盤で聴く 細かなニュアンス 聴きやすい。
オーケストラは門外漢なので正確なリポートは他の人に回します。

もののけ姫サントラ 戦いの太鼓 
右チャンネルの太鼓の振動が凄い。他の楽器も乱れ飛ぶ。
一方、左チャンネルは小太鼓で一定のリズムを刻む。

・ミッションインポッシブル サントラ
今までのスピーカーは量感が出るが質感が出ないと川又さん。
音が出てから「ぶーん」と響く感覚が新鮮。一音一音が圧倒的。

ここでサブウーハーの説明。
私の勝手な解釈として前列は160Hz以下をカットして重低音域は動かず、
後列のサブウーハーに160Hz以下を受け持たせることで純度が高い中高域が出せる。

ドップラー効果と変調歪みと川又さんが言うと参加者は納得の様子。
つまり160Hz以下のスピーカー振動にのって中高音域を出すと、ドップラー効果で
ゆっくり動く(振動する)スピーカーより届く音声信号は、スピーカーが前に出る時には
音が高くなり、逆にスピーカーが後ろに後退する時には音が低くなる(空気の疎密波)。

ほんの微妙な差であるが、実際にMODEL-C8CSを聴くと中高音も低音の純度が高く感じられる。
間違っていたらすいません。

・Eugene Friesen / Paul Halley NEW FRIEND 
深夜のNY「聖ジョン大教会」。1985年録音。まずピアノとチェロで。自然の余韻。
これまた純度の高い演奏。MODEL-C8CSで演奏するとレコーディングエンジニアが
確認出来なかったであろう音を再生。

即興演奏。同じディスクで今度はパイプオルガンとチェロのセッション曲を演奏。
パイプオルガンの低音も魅力だが、高音の伸びが教会の天井の高さを映し出す。

ラップトップPC一つあれば曲ができてしまう時代。J-POPでも生楽器で曲を作るより
コンピューター上で各パートが演奏できるソフトがあるので若い人はそちらが主流。

忙しい金を産むアイドル歌手も少し音を外しても後で補正できる。
スタジオに入りポンと歌入れして分単位のスケジュールをこなすため、次の現場へ。

後はエンジニアまかせ。TVの音楽番組で口パクでCD音源を流すのが当たり前。
下手に生歌で音程を外すとネットがザワつく。

今は時間と手間をかけて丁寧に録音するのは圧倒的に少なくなっているとお嘆きの川又さん。

・レナード・バーンスタイン 交響曲第2番『不安の時代』 クリスティアン・ツィマーマン、
サイモン・ラトル&ベルリン・フィルより第5楽章「仮面舞踏会」:Extremely fast

不安のハーモニア この曲は遠近感を感じ取って下さいと川又さん。
ピアノ、パーカッション。いろいろな楽器の音が炸裂する。

ハーモニーというより音の洪水。
「音。そう音なのである」とは寺島靖国氏が故長岡鉄男氏の方舟でつぶやいた言葉。

・松田聖子 SEIKO JAZZ よりsmile 
バックのオーケストラにのって伸びやかに歌う聖子ちゃん。さすがに歌はうまい。
昨年の紅白では一つキーを下げて歌いネットでは叩かれていたが。 

・ジュリア ミゲネス(オペラ歌手) Smile (A Tribute To Hollywood) (オペラ歌手)
 同じ曲「Smile」であるが聖子ちゃんには悪いが歌声もオーケストラも一枚も二枚も
こっちが上手(うわて)。オーケストラの厚みが違う。

川又さんは常に頂点を目指して研究者でありたいと言う。

最後にまだ明かせないエピソードも披露。

ここで試聴会はお開き。あとは各自持ってきたディスクを演奏。
私は、Flim & Bb'sのTricycleというウーハーが飛び出るような低音が入ったディスクを持参。
それでもHIRO Acoustic MODEL-C8CSはどこ吹く風で軽々と重低音を発散する。

そして高音質の宇多田ヒカルのディスクを演奏。HEART STATIONの9曲目「Prisoner Of Love」
前回のMODEL-C4CSの試聴会でも凄かったが、MODEL-C8CSではH.A.L.Iの床そのものが
揺れていると感じるほどの重低音に驚く。

こんな重低音が入っているとは、他のスピーカーやましてポータブル・オーディオ・
プレーヤーのイヤフォンでは気づかないだろう。

今こそすべての日本国民に問います。

「なぜH.A.L.Iが世界のハイエンド試聴(実験)室か?」

何故H.A.L.Iを知らないまま、やれトゥッティーでの伸びやかな表情をみせるだの、
ベースが肉厚に弾むなどとしたり顔でコンポーネントを評論する皆さん。

シロウト目線で申し上げます。「ボ〜っと生きてんじゃねーよ!」

チコちゃんは知っています。「H.A.L.Iが世界のハイエンド試聴室なのは…
日々絶え間なく常にハイエンド製品が厳選淘汰されているから〜!」
(失礼! NHKの回し者ではありません)

HIRO Acoustic MODEL-C8CSを聴かずして低音を語るなかれ。

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

川又より

T T 様ありがとうございました。今回もツボを押さえた評価と感想を頂きまして
心よりお礼申し上げます。ご存じない方もいらっしゃると思いますので、
チコちゃんとは何かは下記にてご覧下さい。私も毎週録画して見ています。
https://www4.nhk.or.jp/chikochan/

そして、ご指摘のようにヘッドホン、イヤホンでは聴き取れない、というよりも
感じることが出来ない音の情報はたくさんあります。まさに体で感じる世界観と
いうのがハイエンドオーディオの醍醐味ではないでしょうか。

それを研究するのがHi-End Audio Laboratoryであるのですが、T T 様はこの
H.A.L.を研究されてきたということではないでしょうか。

大変にありがたく嬉しいことです。これからもよろしくお願い致します!!

川又利明
担当:川又利明
TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556
kawamata@dynamicaudio.jp

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