2017年7月6日 No.0675
 新着投稿⇒H.A.L.'s Hearing Report-Sonusfaber/Homage Tradition

2017年6月19日 No.1405
新企画⇒H.A.L.'s Special Event-Sonusfaber/AMATI Traditionを鳴らし切る試み!!
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1405.html

上記イベントに参加された会員より大変にありがたく嬉しいご感想を頂戴しました。
皆様にお楽しみ頂けた様子で何よりでございます。ありがとうございました。

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Vol.8「この音を聴いてしまうと戻れなくなります!!」

千葉県四街道市 T.K様より

前回の投稿をご紹介致します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0666.html

ダイナミックオーディオ5555
川又利明 様

お世話になります。
7/1の試聴会に参加させて頂きましたT Kです。
感想を述べさせて頂きたくメール致しました。

AMATI Traditionを3種類のシステム、3曲の課題曲で聴きくらべを行いました。
試聴会を通しての各システムの印象を下記のよう感じました。

【Grandioso】
ソースの情報を全て再現するような素直な音の印象でした。
色付けが少なく、透き通った湧き水を連想するような音でした。
解像感、レンジ感は一番優れていたように感じます。

【dCS + JeffRowland】
余韻の表現、雄大に広がる音場が素晴らしい印象でした。
繊細で緻密な表現に加え、JeffRowlandのハイパワーアンプによる下支えで非常に
ダイナミックな演奏でした。
AMATIの滑らかな中高域がとても生きている組み合わせと感じました。

【Brumester】
気品のある響きと、暖かな音色が印象的でした。
どのような曲でもBrumesterの世界で鳴らしてしまう音作りに感じます
高域は他のシステムと比べ少し丸いのですが、とても聴きやすくリラックスして
音楽に浸ることができました。

3曲の課題曲による聴き比べは、私は下記のように選びました。

●マーラー交響曲第一番「巨人」第二楽章
【dCS+JeffRowland】
オーケストラの前後方向のスケール感、弦楽器のしなやかな質感が選んだポイントになります。
特にクライマックスではホールに響く楽器の余韻がとても長く感じられ感動しました。

●THE WEEKEND / EARNED IT(TRADUCIDA EN ESPANOL)
【Brumester】
気品のある暖かな質感で再生された事に驚き選びました。
少し音圧が高めということもあり、高域が強くなる印象があり難しい課題曲ですが、
Brumesterの質感表現では全く違う世界を味わうことが出来ました。
特にヴォーカルは一番色気が出ていました。
この曲で挙手したのは私だけだっと記憶しております。柔らかな音が好きという
個人的な好みが大きく作用したのだと思います。

●アヴェ・ムンディ (ロドリーゴ・レアン&ヴォックス・アンサンブル)
【dCS+JeffRowland】
チェロの美しい響きの質感、コーラスの左右方向の広がりや定位感が選んだポイントです。
シーケンサーによる低音楽器は程よい柔らかさと締まりで心地よい演奏でした。

この後は川又様の選曲にて各システムを楽しみました。
印象に残っている曲は下記になります。

【Brumester】
松田聖子「SEIKO JAZZ」。この曲でもBrumesterの色気を感じることが出来ました。
とてもムーディーで暖かく、しかし細やかな音までしっかり追える再現性で、
オーディオの魅力が満載でした。

【dCS+JeffRowland】
Martin Grubinger 「Drums 'n' Chant」。マラソン試聴会やModel.CCCSのデモにて
お馴染みの曲がSonusFaberでここまでダイナミックに鳴るのかと驚きました。
川又様の仰る「着膨れしない低域」がJeffRowlandのハイパワーなD級アンプで
生かされている選曲でした。
昔のSonusFaberとは良い意味で違う現代的な演奏を体験することが出来ました。

【Grandioso】
SONY「非売品SACD」。ピアノとトランペットのライブ録音。
Grandiosoシステムで感じた湧き水のような透明感ある音と、音源を正確に再現する
性能が生かされ目を閉じると、数メートル先で本当に演奏しているのではないか
というリアルさでした。

試聴会の合間にGrandiosoで行われたバイアンプ比較試聴も興味深いものでした。
低域側と高域側のアンプを分けることで、中高域の滲みが少なくなることに加え、
低域にも締まりが出て膨らんでいた音像がスリムになりました。
この音を聴いてしまうと戻れなくなります。。

今回の試聴会では、スピーカーを固定しコンポーネントを入れ替えることで、
こんなにも再現される世界観が変わるのだということを体験することができました。
同時にAMATI Traditionの性能や懐の深さにも大変驚きました。

素晴らしい試聴会を企画してくださった川又様へ感謝申し上げます。
次回の試聴会を楽しみにしております。
以上、宜しくお願い致します。

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K.T 様 前回に続きご来場頂きまして本当にありがとうございました。
前回はスピーカー三機種の比較でしたが、今回は逆にスピーカーを固定しての
三種類の組み合わせでお楽しみ頂きました。

もちろん私は妥協なきこだわりで各システムをコーディネイトしているわけですが、
ESOTERIC Grandiosoシステムのコメントを拝見致しまして、そのシステムに投じた
大量のTransparent製品によるパフォーマンスのあり方をしっかりとご理解頂けた
様子で良かったと思います。

他の組み合わせとて出来るだけTransparentの電源アイテムを使用しているのですが、
残念ながらESOTERICと同一レベルまではいきません。それでも皆様の評価は素晴らしいものでした。

そして、最後に…次の試聴会を、という一声を頂いてしまいました。そうですね〜。
頭の中にふつふつと湧き上がるアイデアがありますので近日中に検討しますね!
これからもよろしくお願い致します。本当にありがとうございました。

思えば皆様が私のためにデスクに向かい、大切な個人の時間を使って上記のような
投稿をお送り頂けるという事はいったいどういう事なのでしょうか? と考えました。

もちろん大変にありがたく嬉しいものなのですが、ユーザー心理の中にこれ程
インパクトを与える製品が登場したということと、そのパフォーマンスを潜在能力を
含めて発揮させるH.A.L.の存在感の両方があってのことだと思うのです。

そこでご紹介したいのが下記のエピソードです。

2012年3月2日 No.906 「Sonusfaberとのお付き合いと近況報告!!」
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/906.html

現地メーカーSonusfaberのラボにある試聴室で聴く音よりも素晴らしい!
こんな音が自分たちが作ったスピーカーから出るとは驚きだ!

のようなコメントを頂きましたが、外交儀礼、リップサービスと、もちろんあると
思いますが、このようなことは他のメーカーの首脳陣が来訪された時にもよくある
ことであり、作者が自分の作品にて別次元の音を体験した驚きは意外に素直な
表情と言葉によって表されてくるものなのです。

さあ、これからもユーザー側とメーカー側の両方において未知なる感動の音を求めて
私は頑張っていきたいと思っています。引き続きよろしくお願い致します。

川又利明
担当:川又利明
TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556
kawamata@dynamicaudio.jp

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