2017年7月6日 No.0674 新着投稿⇒H.A.L.'s Hearing Report-Sonusfaber/Homage Tradition |
2017年6月19日 No.1405 新企画⇒H.A.L.'s Special Event-Sonusfaber/AMATI Traditionを鳴らし切る試み!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1405.html 上記イベントに参加された会員より大変にありがたく嬉しいご感想を頂戴しました。 皆様にお楽しみ頂けた様子で何よりでございます。ありがとうございました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- Vol.7「仕上げの美しさを含めて価格を大きく超えた完成度ではないでしょうか!!」 東京都大田区 K.T 様より 前回の投稿をご紹介致します。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0609.html 下記のページでも紹介させて頂きました。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0665.html ダイナミックオーディオ 店長 川又さま 今回も素敵な会に参加させていただいてありがとうございました。 3月の3時間で3台のスピーカーの時もあっという間の3時間でしたけれど、今回は 1台で2時間だから十分かなと思って伺ったのですが、正直、前回よりもっとずっと短く、 えっ、もう?とびっくりしまいました。 あと2時間くらいは聴きたいなと思える試聴会でした。 どんなに良い素材でも、同じ刺激ばかりだと意外とすぐに食傷気味になるものですが (よくカニだの肉だの食べ放題に行っても、途中でカレーとかサラダとか食べたくなりますよね) 素晴らしい機材を堪能させつつ飽きさせない川又さんの進行が毎回とても不思議です。 さて、Amatiの感想です。 いくつかの媒体で写真を拝見しいてて、全体的にやや若返って、明るく主張する デザインにになったのかと感じていましたが、実物を目の前にすると落ち着きのある 素晴らしい仕上げでした。イタリア人のセンスの良さを改めて見せつけられました。 音に関しては川又さんのレポートに譲りますが、美音とか、弦楽器が…という表現ですと どこかに強調感をもたせた音作りと誤解されそうですが、キワモノ的な偏りが全くない、 弦はもちろんピアノやパーカッションもまったく犠牲にせず楽しめる素直で正確な表現力を もつスピーカーでした。 むしろ密閉型にして低域のピッチを優先して量感をあきらめるとか、大きすぎたり 重すぎたりして位置調整もままならないとか、性能最優先で作ったら宇宙人や怪獣 みたい容姿になったとか…Amatiはそういったネガが一切なく、自然に部屋における 常識的な大きさ・重さ・容姿を満たしたまま、バランスも音色の豊富さも非常に 高度に整えられていてソースをえり好みすることもない出色のスピーカーでした。 デコッパチみたいな形にしなくても、適切な設計と製造管理と使い手の設置などの ノウハウを満たせば、音場も定位もスケールもちゃんと再現できることがよくわかります。 価格も高価ではありますが、近年の高騰を横目に見ながらだとSonus Faberの製品は どれも堅実に思えてしまいます。 仕上げの美しさを含めて、価格を大きく超えた完成度ではないでしょうか。 咋今流行の、すごそうだけどやたらに高い希少な素材を無制限に使用する方向ではなく、 オーソドックスなものを組み合わせて高度な製品を作り上げるメーカーの実力がうかがえます。 また、スピーカーと音源を固定しアンプを変えての比較試聴はとても貴重な経験でした。 今回は音源ごとに、よりマッチしたアンプでの試聴もさせていただきましたが、 全部同じアンプで聴くとしたら鉄板はエソテリックの組み合わせかなと思いました。 あらゆる面で凄みが感じられますし、あらゆる面で瑕疵が感じられませんでした。 そんな中で今回の組み合わせで最も気に入ったアンプは迷わずBurmesterのセットでした。 このクラスになるとスピーカーがもったいなく感じる不出来なアンプなんてないのでしょうが、 Burmesterは、どうしてかと思うほど楽器のピッチが本当に正確に安定して聞こえました。 この危うさのなさのおかげで終始安心して聴いていられましたし、リラックスして聴くと 聴こえてくる音にもいろいろな発見があってとても楽しかったのです。 またアンプとスピーカーが聴かせたい音が鳴っているのではなく、演奏者がこの音を 聴かせたいと弾いている音が過不足なくAmatiから聴こえてくるようで、とても気持ち よく聴くことができました。 一聴の凄みでは、ほかの二者に譲るところはあるけれど、長時間でも聴き疲れしないだろうし、 長期間でも聴き飽きないのはBurmesterかなと。 スピーカーとアンプの出来のよさに、気に入ったのはどれと訊かれているのに つい買うならどれと考えてしまっていました。。。。 Amatiにこれほど合うアンプがあるのはうらやましいな。 余談ですが、このスピーカー、脇で聴いていても十分に良かったのですが、 真ん中で聴いたときに変化量にびっくりするくらい印象が良くなりました。 大会場でのショーや、試聴会で隅っこで聴いてしまうと、本当の良さをとらえ 損なうかもしれません。今回の席替え試聴でなければ気がつきませんでした。 長くなりました。本当に楽しい試聴会でした。 仕事柄直前まで参加の申し込みが出来ず、いつも土壇場でうかがっておりますが、 ぜひまた開催していただきたいと思います。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- K.T 様 今回もお忙しい所ご来場頂きまして本当にありがとうございました。 ご指摘のようにセンターポジションで聴いて頂くことで本当の音が分かります。 ですから、色々なオーディオイベントで大勢での試聴では本当のところが見えません。 私は皆様にご協力頂いて一曲ごとに座席を替わって頂くという方法で試聴会を 行ってきましたが、その真意をご理解頂けて何よりでございました。 「Amatiにこれほど合うアンプがあるのはうらやましいな」という一言は正に私が 狙っていたところであり、強豪ひしめく多数のブランドの中から私が招聘した ドイツメーカーとのマッチングに賛意を示して頂きありがとうございました。 また開催して欲しいとの一言、確かに承りました。私が感動したものは皆様にも 聴いて頂きたいというシンプルな動機ですが、そのように私を動かしてくれる 製品、または主役を複数として企画面で他では出来ないことに挑戦していきたいと 思いますので、これからもよろしくお願い致します。ありがとうございました。 思えば皆様が私のためにデスクに向かい、大切な個人の時間を使って上記のような 投稿をお送り頂けるという事はいったいどういう事なのでしょうか? と考えました。 もちろん大変にありがたく嬉しいものなのですが、ユーザー心理の中にこれ程 インパクトを与える製品が登場したということと、そのパフォーマンスを潜在能力を 含めて発揮させるH.A.L.の存在感の両方があってのことだと思うのです。 そこでご紹介したいのが下記のエピソードです。 2012年3月2日 No.906 「Sonusfaberとのお付き合いと近況報告!!」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/906.html 現地メーカーSonusfaberのラボにある試聴室で聴く音よりも素晴らしい! こんな音が自分たちが作ったスピーカーから出るとは驚きだ! のようなコメントを頂きましたが、外交儀礼、リップサービスと、もちろんあると 思いますが、このようなことは他のメーカーの首脳陣が来訪された時にもよくある ことであり、作者が自分の作品にて別次元の音を体験した驚きは意外に素直な 表情と言葉によって表されてくるものなのです。 さあ、これからもユーザー側とメーカー側の両方において未知なる感動の音を求めて 私は頑張っていきたいと思っています。引き続きよろしくお願い致します。 |
担当:川又利明 |
TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556 kawamata@dynamicaudio.jp お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください! |