「H.A.L.'s Hearing Report - FrancoSerblin　Ktema!!」
 
Vol.6「凛とした音の艶を加えているところが流石でした!!」
 
ダイナミックオーディオ　川又様
 
本日はKtemaの試聴会に参加させて頂き、どうもありがとうございました。
此方にお邪魔するのは、かつてSonus faberのStradivari Homage を聴かせて
頂いて以来となりますが、図々しくも三時間半もH.A.L.1に滞在し夢のような
楽しいひと時を過ごすことができました。
 
今回のKtemaは、Sonus faberのAmati Homageを愛用している自分にとっては、
まさにSonusを離れたフランコ・セルブリン氏の思想を受け継ぐ正統機種であ
ると感じる程に、弦楽器をはじめとする音創りに全く違和感はありませんでした。
 
しかし、このKtemaは豊かな低域を礎として2つのスピーカーの幅を完全に超え
た広い音場空間を生み出し、あたかもそこが一つのホールであるかのような
包まれ感を演出するところが大きく違いました。
 
コンチェルトでは自宅で聴くよりソロが浮かび上がりにくい印象がありましたが、
これは全体の情報量が多いせいなのでしょう。とにかくソウリューションの
駆動力には圧倒されっぱなしで、ソースの情報を何もかもとにかくスピーカー
にぶち込んでいるようでもあり、そしてそれにKtemaが応え切っているだけで
なく、ちゃんと自らの個性を主張する凛とした音の艶を加えているところが
流石でした。
 
試聴会も、川又さんの趣向を凝らした選曲で飽きさせません。
懐かしの歌謡曲のカバーバージョンと、オリジナルのアナログ音源との比較も
また楽しく、何よりLPをかけた時のKtemaのふっと緊張が緩んでふわっと天井
が抜けたような広がり感はまた印象的でした。
 
その他非売品のCDの、おそらく台湾系の音楽も新鮮で、まだまだ世の中には
聴くべきものが沢山あるとつくづく思いました。
 
試聴会に参加した方々との会話もまた楽しく、ここに来ないと分からない川又
さんのマル秘(!)情報もあり、やはりメルマガをもくもくと読むばかりでなく、
ちょくちょくお邪魔しないとだめだなぁと改めて思った次第です。
 
人生で思い切った買い物をする機会はそんなに頻繁にあるわけではなく、
何より先立つものが最大の問題な訳でもあるのですが(苦笑)、その決断をする
瞬間は、一期一会の「出会い」「幸運」そして「タイミング」が全て揃った時
の「思い切り」←〔ある意味後先のことを考えない(汗)〕でありましょう。
 
仕事の忙しさもあり、暫くそうしたものから遠ざかっていましたが、これから
そういう機会を探す行動を少し増やしても良いかな、と今日の経験を通じて
思い始めました。
 
H.A.L.まで、自宅からは遠いですが、考えようによっては通勤定期があるので
160円で来れてしまうのではないですか！
下手なドライブより余程経済的です(来るだけならばですが(汗))。
 
川又さん、このような私にもう少しお付き合いくださいませ。
そのうち必ずお世話になる時が来ます。
 
とりとめもない文章になりましたが、本当に楽しいひと時をありがとうございまし
た。
 
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川又より
 
K.M 様ありがとうございました。お楽しみ頂けました様子で何よりでした。
確かにSonusfaberのスピーカーを愛用していらっしゃる皆様がKtemaを聴きに
来られるケースが増えています。この日の試聴会では全員がそうでした!!
 
ここでは書けない情報を当日は色々とお話ししましたね。フランコ自身の感性
がどの程度作品に表れているのか、ということは歴代の製品を振り返ってみる
と想像するしかありませんが、少なくとも自身の名前をブランド名にしてし
まった現在ほど明確な自己主張がなされている時期はないでしょう!!
 
K.M 様のおっしゃる「あたかもホールのような…」これです!!これをご理解
頂ければKtemaの魅力をほぼご理解頂けたものと思います。そして、そこに
聴く人に美しさを感じさせる要素を含ませている事が重要な事なのですね。
 
そして、もうハルズサークルに入会されてから六年目のK.M 様から嬉しい一言
を頂きました。「そのうち必ずお世話になる時が来ます」というお言葉ありが
とうございました。そのように考えていて下さるだけで日頃頑張ってきた甲斐
があったな〜と思っています。
 
そのように将来性ある皆様と長期間お付き合い頂けるという事だけで営業マン
として本望でございます。ありがとうございました。
皆様からのご用命は何年間でも楽しみにお待ちしております。<m(__)m>