H.A.L.'s GOLDEN WEEK Special Event-Hearing Report!!
No.0572 - 2010/5/17 東京都渋谷区 N.N様より 下記の訪問記でもご紹介しています http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_visi0026.html 皆様からうれしいご感想を頂いております。その試聴会とは↓これでした。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/723.html -*-*-*-*-*-*-*-*-*- Vol.3「ますますその解釈が正しかったという思いが強くなりました!!」 先日は、Accustic Arts and Kharma vs Technical Audio Devicesの醍醐味!! に参加させて頂きありがとうございました。 D300+開催中ということで、開始前から居座ってしまい、DEVIALET D-Premier & Kiso Acoustic HB-1をじっくり聴かせて頂きました。 あまりの素晴らしさに、これさえあれば幸せになれるなぁと、三色並んでいる のを見て自分の部屋にはどれがいいかなど、イケナイ妄想を抑えるのに必死でした。 で、メインイベント。 定刻少し前にスタートです。 Accustic Arts(以下AA) and Kharma vs Technical Audio Devicesということで、 TADはともかくAA&Kharmaは知る人ぞ知るといったところがあり、果たして 他に参加者はいるのかといった感じでしたが、案の定、少人数での試聴会となりまし た。 現在7階にKharmaが鎮座しているのは、私が個別に試聴を申し込んで以来とい うこともあり、私情を挟みながら、簡単ではありますがインプレッションなど。 まずは TAD-CR1 +TAD System (プリアンプのみ JeffRowland Criterion) さすがモニタースピーカーの直系だけあって上から下まで情報量満載、刺激的 な成分もエネルギーの塊となってリスナーに直撃し、痛い痛い。 オーディオ的快感といえばいいのか、エネルギーが耳から脳髄にまで届きそう な勢いでした。 音場は広大ではあるものの、楽器が真横に並んだ感じでしょうか。 それにしてもベリリウム振動板畏るべし。 ただ、どこかで聴いたことがある音だと記憶の糸をたどってみれば、Focal の 最新の Utopia シリーズによく似ていると思い出し、やはりベリリウム振動板 のなせる技と、妙に納得してしまいました。 そしてまた、低音がクイックで凄い。どんなに大きな振幅も、一瞬で止まる。 これはエンクロージャーの小ささが効いているとの川又さんの解説に納得させ られましたが、他の要因としてTAD M600の駆動力の凄さもあるのでしょうか。 続いてKharma Grand Ceramique Midi 1.0 +Accustic Arts Full System 以前聴かせて頂いたときは、Esoteric P-01,D-01→Jeff Rowland Criterion→ Chord SPM14000で、第一声からトロトロの美音でしたが果たしてAAとの組み 合わせでは如何に… 一聴して「あれっ高音が突き抜けないなぁ」といった感じ。どうした、チタン。 ベリリウムに負けるな〜と心の中で声援を送りつつも冷静になってみると、 どうもTADで脳髄をやられて普通では物足りなくなったようです。 気を取り直してじっくり聴いてみると、ウンウン、なかなかのウエルバランス。 温度感、湿度感とも良好です。 AAのシステムの特徴なのか、音場は広く、楽器群はスピーカーよりかなり奥に 展開するように見受けられました。 また、音はドイツらしく、几帳面というか、生真面目な感じで、あと仄かな 色気が欲しいところですが、駆動力に関してはTAD M600とまではいかないものの、 気難しい Khama を鳴らすには十分に合格点に達しています。 Kharmaの特徴は、なんといっても色濃く深々としていながらも軽やかで俊敏な 低音と、その低音に対して全く遜色なく互角に渡り合える中高音域の瑞々しさ にあると解釈していますが、AAとの組み合わせにより、ますますその解釈が 正しかったという思いが強くなりました。 それにしても難度の高い選曲を次々とチョイスする川又店長と、それをこなす 両システム。 まるで川又店長 VS TAD・Kharma連合軍の様相を呈してきました。 恐れ入りました。 全く個性の違うシステムの対決でしたが、だからこそ、気分によって使い分けたい… と、 結局はカドの立たない、大人〜な結論です。更にHB-1も加えないと…(^^ゞ やはりオーディオって楽しいですね。 今回は貴重な経験ありがとうございました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より N.N様ありがとうございました。そして、いよいよN.N様はパワーアンプの自宅 試聴へと進まれました。果たしてN.N様が見込んだパワーアンプとは何か? そして、試聴の結果はいかに!! オーディオは楽しい!!ということが最大のポイントであり、これでまた一つ N.N様のオーディオ歴に厚みを加えたことでしょう。 このシステム構成は私のお気に入りでもあり、当分は常設展示していきますので、 皆様にもぜひご来店の上で聴いて頂ければと願っております。 |