Kiso Acoustic HB-1×4ch Hearing Report!!
No.0560 - 2010/4/14 東京都大田区 N.N 様より Vol.27「4chでは解像度が向上してSPの存在を忘れるほどの再現力でした!!」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/705.html の参加者より 川又様 昨日は貴重な体験をさせて頂き、どうもありがとうございました。 今回のテーマは4ch。 普段、映画館ではサラウンドの不自然な音場に違和感を覚えるタイプの人間ですが、 昨夜の4chは一味、いえいえ、はるかに次元の違う至極の4chでした。 SPは前後共にHB-1で固められ、センターチャンネルやサブウーファーを使用しな い、 言わばSACDマルチの「ピュア・サラウンド」。 リスニングポジションは中央(スイートスポット)、サラウンド・エリア後方、 サラウンド・エリア側面(左右)に設けられ、参加者が順々に音場の変化を 楽しむ形でデモが行なわれました。 通常、サラウンドの場合、リアSPのクオリティは落としてしまいがちですが、 今回は4本とも同等のクォリティーを持ったSPでしたので中央以外のポジシ ョンでもそれぞれ対角のSPが織り成す上質な音場を違和感無く楽しむことが できました。 もちろん中央ポジションは素晴らしく、実在感を感じる音像が自分の背面に 定位するのを聴いたのは初めてのことです。 またSPの音量配分はクラッシックとポップスでは異なり、前者はフロント 8もしくは7、リアは2もしくは3が適切とご説明いただきましたが、自分も かつて(15年ほど前にカーオーディオに凝っていたころ)CD+DACの 2chを単純にフロントとリアの2台のAMPに振り分けて「カー・ピュアサラ ウンド?」をほぼそのバランスで聴いていたことを思い出していました。 (もちろん今回の4chと較べれば、はるかに次元の低いレベルですが…) 第2パートのデモの選曲はリスナーの好みを加味して進められ、クラッシック とポップスが演奏されましたが、特に素晴らしかったのは中央ポジションで 聴いた「新世界」の第二楽章です。 2chと比較し、4chでは解像度が向上して楽器のポジションが明瞭になってくる と共に音場も広く深く展開し、SPの存在を忘れるほどの再現力でした。 4chはディスクを選び、個々に調整する必要がありますし、純然たる2chの ピュアオーディオとは若干異なるテクニックも必要と思います。 ただ、「良い音を楽しみたい」という目的に対する1つの答(方向性)は確か にそこにありました。 川又さんの探究心に敬意を表しますと共に、有意義で楽しい機会をご提供頂き ましたことに改めて御礼申し上げます。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より N.N 様ありがとうございました。お楽しみ頂けました様子で何よりでした。 4ch再生はフロント2chの音に何かを追加するという事ではなく、逆にフロント に定位する楽音をリアに移動することでフロントの音場感が整理され解像度が 上がるということを体感して頂いたものでした。 これは五年前に研究したことなのですが、こればかりは言葉で伝えるのは困難 というものであり、通常の試聴会のように座席を横並びに並べての試聴という 事では得られないものなので、今回はベストポジションはお一人だけとして 順番に席替えをして頂いたものでした。その真意を理解して頂いたということ で私もうれしく思います。 前後のバランス感覚は慣れてくるとすぐにボリューム調整出来るものです。 そうそう、このようなSACDの4chを楽しんでいらっしゃる方がありました。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_visi0018.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_visi0006.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_visi0002.html キーポイントになることはESOTERICのフロントエンドでダウンミックスして いるということでしょうか。HB-1×4chの企画は皆様のリクエストがありまし たら再度実現したいと思いますので、気軽にご意見などお寄せ頂ければと思い ます。他の参加者の皆様からもご感想をお待ちしております。<m(__)m> そして、次回のイベントも面白い!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/706.html |