Technical Audio Devices inspection event-Hearing Report
No.0540 - 2010/2/5 埼玉県上尾市 T T 様より 今回はTADの検証イベントという堅苦しいテーマにしましたが、実際には各種 の比較試聴を取り入れて皆様に楽しんで頂けるように趣向を凝らしたつもりです。 満席状態でたくさんのご参加を頂き本当にありがとうございました。 詳しくは↓ドキュメンタリーをご一読頂ければと思います。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/692.html そして、ご参加の皆様からありがたい試聴レポートを頂きました!! -*-*-*-*-*-*-*-*-*- Vol.1「いや〜2時間たっぷり比較試聴は疲れました!!」 前回の投稿をご紹介します。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0524.html 過去の投稿の“ほんの一部”をご紹介致します!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0519.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0510.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0485.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0474.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0468.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0460.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0451.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0446.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0434.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0427.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0423.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0401.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0403.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0390.html 2010/01/30 試聴会リポート 先ずHB-1の新作の紹介があり、TAD-CR1のハードの構成の説明が川又さんから ありました。 最初にスピーカーTAD-CR1+TAD-ST1の特徴を聴いて頂くということでプレーヤーは TAD-D600。二枚のディスクから三曲が演奏されました。 ・Best Of Fourplay (1997年 Warner Bros.)から5. Chantと3. Higher Ground ・Grieg - Holberg Suite (BIS-SACD-1491)より Op.40 1. I. Prelude 各社のプレーヤーは次の順番で演奏していきました。 @emm Labs XDS1 (税別\2,852,000.) APlayback Designs MPS-5(税別\2,500,000.) BTechnical Audio Devices TAD-D600(税別\2,500,000.) プレーヤーごとに印象をメモ書きするようにボードと用紙が配られたので、 そのメモ書きを各演奏の印象を書いてみたいと思います。 ・Rodrigo Y Gabriela 「11:11」より1'Hanuman' inspired by Carlos Santana ギターデュオの演奏です。 @音を間引いたような感じ。ちょっと乾いた音。 Aemmよりエッヂがまるまる感じ。瞬発力不足、迫力不足の印象を受ける B量感があって、情報量(特にエコー成分)が前の2台より多い。重心も低い。 ・ラフマニノフ:交響曲第2番|ヴォカリーズ/第二楽章 弦楽器に注目して聴く @左右のスピーカーにキレイに展開する。これだけでも十分。 A一筆書きのようになめらか。音場は中央に少しまとまる感じ B抑揚が分かり、メリハリがつく。前2台と比べ情報量は多い。 ・Cheryl Bentyne「コール・ポーター ソング・ブック」より Jビギン・ザ・ビギ ン ボーカルとパーカッションというシンプルな構成 @打音にエコー分と迫力(スピード感)が無い。ボーカルはキレイ。次のAより生っ ぽい。 A「ドン」と打音がした時にemmよりエコーが広がる。ボーカルは少し音像が大きく なり、少し無機質な感じ。 B前2台よりエコーが長く、パーカッションもボーカルも細かな所まで聴きとれる。 音場が豊か。 ・Rameau: Une symphonie imaginaire Les Musiciens du Louvre / Marc Minkowski 弦楽器(古楽器)とスネアドラムの音に注目して聴く @左右に見事に展開するが、各パートの分離度が悪い。 Aemmより聴きやすい B各楽器に表情が感じ取れる。陰影がくっきりしている。 ・Bjork Gudmundsdottir 6.Frosti(フロスティ) ビヨークの楽曲をオルゴールにした無機質な音で、板バネを弾く様を聴きとる。 @板バネを弾く音が「ピン」と立つ訳でもなく、エコーが伸びる訳でもない。 Aemmより「ピン」と弾いた後のエコーが長く中空に漂い、音の立ち上がりも早い。 B前2台より音がクリアで音の立ち上がりも早い。 ・THRILLER/MICHAEL JACKSON(ESGA-503) 6.Billie Jean お馴染みのマイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」の冒頭の打音のみの比較。 @ドラムが沈み込むまでタイムラグを感じる。 A機嫌が悪く不調でTOCを読み込まず。 Bemmより早く「ストン」というより重みを持って「ズン」と下の方まで沈み込む。 ・ブルックナー/交響曲第7番 スダーン&東京交響楽団/第三楽章 最後にオーケストラを聴く。 @イージーリスニングで聴くならば、一番心地よく聴こえる。 A音が出る前に静寂があり、その分大音量では迫力がある。 B音場が広がりパートごとも聴き分けやすい。 ・ジュリア・ミゲネス(Julia Migenes) with マイケル・ケイメン 1.SMILE 最後に参加者の投票で選んだプレーヤーで聴きました。 いや〜2時間たっぷり比較試聴は疲れました。 三者三様のプレーヤーで高次元での比較試聴という事で、実際には僅かな差で すが、あえて違いを書く上記のようになりました。 またリファレンスであるP-01&D-01との比較も以前にしているのである程度の 特徴が分かりました。 自宅で同じFourplay のDiscを聴いてみるが、TAD-CR1のスピード感と質感に 伴う量感を思い出しながら比較すると、スピード感がわずかにコンマ・ゼロ・ 数秒劣り、量感はあるが、芯のある質感に違いが出ます。 まぁ十年前のハイエンド機なので仕方が無いと言えば仕方が無いが、またまた 凄いスピーカーが出たものである。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より T T 様ありがとうございました。いや、お疲れさまでした〜(^^ゞ 毎度のことながら各社のポイントを的確に表現して頂きありがとうございました。 確かにレベルが高いので僅少さというものですが、おっしゃるように敢えて 述べるならば、という但し書き付きで皆様にも参考にして頂ければと思います。 そして、大変ありがたいことに新製品TAD-D600はお陰様で本日までに2台の ご注文を頂戴し、TADの初ロット生産分は売り切れてしまいました。(^^♪ まあ、それほど大規模な生産数ではありませんが、順当なスタートが切れたと いうことで改めてお礼申し上げます。他の参加者の皆様もぜひご感想をお寄せ 頂ければと思いますので何卒よろしくお願い致します。<m(__)m> |