Kiso Acoustic HB-1 Owner's impression!!
No.0539 - 2010/1/26 東京都杉並区 E.Y 様より やっと納品できたKiso Acoustic HB-1 / Hawaiian Koa & Goldener Madronaの オーナーより喜びの声を頂戴致しましたので早速掲載させて頂きました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- Vol.4「聴き慣れているはずのCDで、あれっこんな音入っていたのかな?」 東京都杉並区 E.Y 様より http://www.dynamicaudio.jp/file/100123/01.jpg 拙宅の(メインの)セットは居間に現在このように置かれています。 中央にリアプロジェクションのテレビ、そしてB&W Silver Signature 30、 その外側にHB-1。 左後の背の高いラックに上からNakamichiのテープデッキ、CR-70(ひょっと するとこの10年、使っていない)Studer D730、LaserDisk Player(これも 使っていない)そしてJeff RowlandのConcentra。 使用ケーブルは機器購入の際に同梱されたふつーのケーブル。 スピーカーケーブルもサウンドパークダイナにいらしゃった頃に買い物をした ときにおまけで頂いたもの。 SS30は私の耳にとって第一級の音。豊潤な音です。 低域の量感があり、上に載っているツイータは爽やかな透明な高域の音を聴か せてくれます。気持ちよく 聞いているつもりで、気がつくと家人との会話が ちょっと難しくなっているくらい大音量になっている程。 大音量でも気持ちのいい音です。Studer D730+Concentra+SS30はえらく簡単な 組み合わせですが、曲間の無音の時には無音になり、曲が始まれば音量を意識 させない心地よい再生を してくれる。満足しています。 それにしても機器が古くなったかな?が気になる点。 そしてHB-1。先月26日に受領してから、ほぼ毎日聴き続けてきたのですが、 今日がはじめてのSS30との比較。 で、SS30の方が低域は豊かなようです。ここで迷います。 「豊か」に聞こえるとはどういう事か? 潤色されているのか? 豊潤な音とは輪郭がぼやけているのか? HB-1を聴く時には、川又さんの 7Fで聴いた音とどのように同じで、どのよう に違うのか。と、どうしても耳をすませて分析的に聞いてしまいます。 HB-1はSS30よりもより正確に音を 出している印象がある。弦楽器の音がいか にも弦を弓でこすっている、擦過音として聴こえる。聴き慣れているはずのCD で、あれっこんな音入っていたのかな?という音が聴こえたり。 HB-1は録音の善し悪しを忠実に再現するようです。 SS30ではどのCDも楽しんで聴いていたように覚えているのに、HB-1で再生する と音質が期待していた程ではなかったり…。 私はドンシャリ系の音が好きなのかもしれません。以前はマッキントッシュと JBLの組 み合わせの音を気に入って聴かせてもらっていましたし…。川又さん の7FでTAD-CR1を聴かせて頂いたことがあるのですが、当然個性が違いました。 流れていた曲が私好みではなかったのかもしれませんが。 私のシンプルセットはまだまだ向上の余地が大ありですが、今気になっている のは部屋の音環境。 リスニングポジションは壁に沿って置いてあるソファですので、背面の壁の 反射が大きいに決まっている。床はフローリングですし。また居間は12、3畳 のはずですが、セットは部屋の中央に置いてあるのではなく片半 分の位置に 置いてあるのでスピーカ両サイドの空間広さが違う。 そろそろ、H.A.L.'s Monitor -arte PYRAMIDを試す時期に来ているかなと考え ているところです。 HB-1の実力は川又さんの7Fで確認済み。川又さんのところの音出し環境に 一歩一歩近づけたいと思っているので、今後とも宜しくお願いいたします。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より E.Y 様ありがとうございました。低音に関する洞察は私もHB-1を聴くように なって本当に考えさせられるものでした。料理で言えば味付けの濃さにおける 人それぞれの好みみたいなものだと思います。つまり、これだという基準を 客観的に決めようと思っても無理があるようです。 だから、自分が好きだと思っていたものを人に味見してもらうと濃い味、薄い味 と色々な意見が出てくるのでしょう。しかし、そういう状況がある中でも 私のように仕事で星の数ほどの色々な音を聴き続けていると次第に中立的な 美意識というものに目覚めてくる時があります。これも食道楽の世界と同じ ようにおいしいものばかりを食べていると経験値が高くなってくるのと同じと 言えるのですが、そんな私がおいしいと思うもの、美しいと感じるものには 皆様の共感を頂けるという自負はあります。 これからもがんばって皆様に音の美食を提供していきたいと思います!! どうぞご期待下さい。ありがとうございました。 |