《H.A.L.'s “エフコン”Hearing Report》
No.0471 - 2009/1/27 東京都江戸川区 M M 様より H.A.L.'s “エフコン”Hearing Report “Friday concert”Vol.33はこんな企画でした。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/633.html そして、今回も参加者の皆様に記念撮影をお願いしました<m(__)m> http://www.dynamicaudio.jp/file/090116/guest.jpg 皆様のご感想はいかがでしたでしょうか? 早速ご紹介致しましょう!! -*-*-*-*-*-*-*-*-*- Vol.159「もし私がCoherenceオーナーでJEFFROWLANDを気にいっているならば!!」 前回の投稿をご紹介します。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0464.html 川又様 こんばんは。 16日は素敵な夜をありがとうございました。 遅くなりましたが、感想を送ります。 16日にダイナを後にして歩きながら心をよぎったのは、「今日の感想は、気を つけて書かないとまずいな」という思いでした。 そのままの気持ちを素直に書けば、Coherenceのオーナーに反感を買うのでは と考えたのです。エフコン直後の素直な感想は… 「もし自分がCoherenceのオーナーで、JEFFROWLANDの音の傾向を気にいって いるならば、迷わずCriterionに買い替えるだろう。」 というものでしたが、Coherenceの音を聞くのが初めてだったこともあり、 独りよがりになってもと、少し間を置いて冷静になってから書くことに決めました。 そして、時が過ぎ、Coherenceのオーナーの方も含めた皆さんのレポートを 読んで、少しほっとするとともに、16日の夜の感動は更に凝縮されていきました。 以下、曲ごとにコメントします。 ■神山純一【氷の音楽】 ・Coherence ACから始まる。正直言ってこのようなCDは苦手で、元は自然の音なので しょうが、サンプリングおよびその後の加工の工程で加わった不自然さ からでしょうか、大音量で聞くうちに、息が詰まるような気分に襲われ てしまいました。 ・Criterion 不思議なことに、Criterionに代わって、特にDCモードになると、その 気分は晴れて来ました。後にあった川又さんの説明から推測すれば、 楽音とその後の余韻が不自然に合成され、自然音では起こらないような 合成による化学反応が起こっていたのが、Criterionという光を当てる ことにより、分解されたからではないでしょうか。 ■Tiffany/ティファニー ・Coherence ボーカルは堅い声で少しきつく感じ、ピアノは少し違和感を覚えるが、 シンバルはその質感がすばらしく実在感があります。 ・Criterion ボーカルは、艶やかになりまるで別人が歌っているかのようです。 ピアノはリアルになり、低音鍵盤が叩かれた際の弦のうなりまで聞こ えました。すべての楽音に共通して、音の階層が圧倒的に多くなって います。 ■THE BODY ACOUSTIC/ザ・ボディ・アコースティック Cyndi Lauper/シンディ・ローパー ・Coherence このアルバムを持っていない私ですが、是非手に入れなければと 思わせる演奏でした。 ・Criterion ボーカルは、ハスキーさとのびやかさが共存しています。 Cyndiのボーカルの魅力をあらためて、味わうことができました。 ■Double Image Open Hand 3. A Night In Tunisia マリンバとビブラフォン、演奏システムのクオリティが高くないと、 大音量では、聞くのがつらくなる楽器です。 ・Coherence アタックと余韻が干渉しているからでしょうか、全体として ひずんでいるかのように聞こえます。 ・Criterion アタックと余韻が分離した結果、メロディーラインを楽しむ ことができ、音楽として味わうことができました。 ■SKRUK/pa nytt FXCD254 より 8.HAN ER OPPSTANDEN ・Coherence 良質な合唱曲の録音。ハーモニーがきれい。 各パートの定位は、はっきりしています。 ・Criterion パート別にいうと、バスはよりしずみ、テノールは明るく、女声は 艶やかになっています。全体としては、個々のパートが良く聞き取れ る上にばらばらにならないで、素晴らしくハーモナイズされたコーラス 作品として届けられました。 ■TUTTI! An Orchestral Sampler "The Absolute Sound Super Disc List" ・Coherence この曲も、定位がはっきりしており、普段奥行きをあまり感じとれ ない私にも、立体感のある(オーケストラがホログラフで浮き上が ってくる)演奏でした。VIVID Audio G1 GIYAの実力によるのでしょ うか。 ・Criterion よく分離しており、微小音がくっきりしてくる。前述のホログラフが 鮮明なものとなりました。 ■Warren Bernhardt Hands On 1.Prelude Op. 28 No. 20 & Variations ・Criterionでは、ピアノの音色がより本物に近づくのはもちろんのこと、 各音が打鍵されてから、減衰していく過程で、音が揺れていることまで よくわかります。 JEFFROWLANDのアンプは、以前シナジー2の音を聞いて強烈な印象を受けた ことがあり、ずっと注目しておりました。 今回、出会ったCriterionは、その銀色に輝く鏡体から連想される清冽な 響きと、一方で素晴らしく彩度の高い胸打つ音色を併せ持っていました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より M M 様ありがとうございました。今回も核心をついたレポートに感謝致します。 そうなんです、プリアンプという存在がシステム全体の音質にどのような影響 を持っているか、同社の新旧比較としては格好の素材であったわけですね。 そして、大切なことは前作が素晴らしかっただけに新作に求められるハードル は高くなるものであり、Criterionは見事にそのハードルを“余裕を持って” クリアーしているということです。 それは、つまり…ここH.A.L.にて使用する多数のパワーアンプたちとのペア リングにおいて大いなる可能性を秘めているということを私の職業的直観から 断言できるということなのです!! これからが期待できますね〜(^^ゞ こんなイベントに参加したい方は先ずハルズサークルのご登録から!! |