《HAL's Hearing Report》


No.0192 - 2005/3/29

千葉県八千代市 I・Y 様 より

川又様

本日は、ご多忙中にもかかわらず、子供連れの私共に視聴の機会をお与え下さい
まして、誠に、有難う御座いました。お約束していた午後2時から遅れてしまい、
大変、申し訳御座いませんでした。

実は、ダイナミックオーディオ5555にお伺いする前に、日比谷にあるスタイン
ウェイの代理店で、中1と小2の息子どもは、1000万円のピアノの試弾をして
きたのでした。

中1の長男は、ショパンのノクターン20番を弾いてみて、その音の響きとキー
タッチのフィット感に感動したと感想を述べていました。小2の次男は、レパート
リーのブルグミュラーを次々と弾いては悦に入ってました。普段はヤマハのアップ
ライトですから、よほど、超一流のピアノの音が楽しかったと思われます。

その後に、今度は、超一流のオーディオ体験です。

こんな幸せな一日は彼等にとっても、又、私にとっても初めてだったと思います。

次男はお気に入りのピアノ曲CDであるドビュッシーのアラベスク第1番を試聴。
目の前にピアニストがいるみたいだったと言ってました。

長男は、オレンジレンジとポルノグラフィティ。まるでライブ会場にいるみたい
な迫力を感じたそうです。

私は、その場でも申し上げましたとおり、いくつかマルチチャンネルのSACDを持参
してきましたが、その中で、家(普通のステレオです)で聞いても最もぱっとしな
かった「Love & Lament」の第1曲目モンティベルディの「Lamento della Ninfa」
を聞いてびっくり。

空間全体に広がる音の響きに感動し、こんな素晴しいコーラスだったのかと、
まさに、今の我がシステムでは再生できない世界を実感しました。

それと同時に、今までぱっとしないという評価しかしていなかったこのSACDに
申し訳なかったという思いで一杯になりました。

続いて、人気グループのリンクス。私がフルートを趣味に演奏する事もあり、音の
良し悪しについては、特に、判断がしやすいSACDです。家ではそれなりに、きれい
に、聞こえていたのですが、川又様が試しに4チャンネルと2チャンネルとでの違
いを聞き比べさせて下さいましたので、初めて、今まで聞いていた2チャンネルで
の音は濁っていた事、本来なら遠鳴りのする澄み切った金のフルートの真の音が再
生されていなかった事がよく分かりました。

最後に、お気に入りのジャズのスティーブ・キューン・トリオの「誘惑」を試聴し
ましたが、素晴しい音とスピード感に感心しましたものの、一旦、4チャンネルを
聴いてしまった後は、立体感が無くのっぺり且つ平板に感じられてしまいました。

今日は、1000万円のピアノ、3500万円のオーディオと、合計で4500万
円の音を堪能しました。子ども等にも良い体験だったと思います。

今すぐというわけには行きませんが、いずれは、我が家のオーディオもグレード
アップして、4チャンネルを実現したいと、強く思いました。何時になるか分か
りませんが、夢は夢だけに終わらせず、実現に向けて少しずつ貯金をするなりし
て、計画を立てて頑張って行きたいと考えるようになりました。

本日は、誠に有難う御座いました。次回は、今日、聴く事が出来なかった「18
12年」と「展覧会の絵」あたりを持って、再度、視聴の予約をさせて頂きたい
と思います。

今日はタイトスケジュールの駆け足でしたが、大変充実した、そして本当に幸せ
な一日でした。そんな一日を私共にお与え下さった川又様を初めとするH.A.L.I
の皆様のこれからの益々の発展とご活躍をお祈り申し上げます。改めて、本当に
有難う御座いました。


HAL's Hearing Report