《HAL's Hearing Report》
No.0164 - 2004/7/5 東京都府中市 S K 様より 「家に帰って、我が家のガルネリを聴くのがツライ・・・!!」 ダイナ5555の7階にStradivari Homageが…ん〜アルファベットだと語感 がしっくり来ないなぁ 「ストラディバリ・オマージュが入った」との知らせ を聞き、川又さんにメールを打つ。 「しがないサラリーマンの身で、おいそれと買える値段とも思えないの ですが、ガルネリ・オマージュを使っている身としては、なんとして も興味をそそられます。 おそらく、『俺は買うぞ』と真剣な思いで視聴希望されている方々 が大勢いらっしっていゃるところに、『そんなもん買える訳ないじ ゃん』な冷やかし半分の者がお邪魔しても、商売の邪魔にしかなら ないでしょうが、30分 いや 10分で結構ですから、もぅ、 端っこの席で構いませんから、ちらっとだけでも聴かせていただけ ないでしょうか。」 とメールを打つ。 当日伺ってみると、なんと、私ごときのためになんとか工面して試聴時間を 空けていただいておりました。 (みなさぁん。「買う/買わない」は別として、ダイナに行く時は絶対に予約 メールを入れましょう。親切な川又さんは、最大の便宜を図ってくれますよ) いざ、試聴 あぁ〜、まいった(ニマニマ)これは確かにガルネリの進化系だわ(ニマニマ) どうしようぅかなぁ〜、あれを売って、あれを売って、あれを売ったら、頭金 くらい揃うかなぁ〜・・・ ストラディバリの第一声を聴いた瞬間、「どうやったら、ローンを組めるのか?」 悩み始める自分の姿がそこに・・・ 川又さん悪魔のささやき「うちは84回ローンまでOKですよ」おぃ!! ガルネリ・ユーザーのみなさん! しかも今 懐具合の ちと厳しい方は、絶対に ダイナ5555 7階に行ってはいけません(笑) 間違いなく、みなさんの財布をゆるませるモノがそこにあります。 まんまと川又さんの罠に はまります(苦笑) アマティ・オマージュを聴いた時は 1)確かに、ガルネリに似たくさい音で、低音も増えた。 2)でも、中高域の音は、似てはいるんだけど、どこかしっくり来な いんだよなぁ〜と思ってましたが ストラディバリ・オマージュの感想は a)ガルネリの中高域の魅力を保ったまま、それと同質の低音が出る ことが、これほど魅力的なことだったとは b)男性ボーカルのボディ感が出るのは当然ですが、オーケストラが オーケストラしてる! ガルネリでは弦楽四重奏くらいしか鳴らせ なかったのに、ストラディバリではフル・オーケストラがバリバリ 鳴らせる c)世に先駆けて、ガルネリでティアー・ドロップ型を打ち出した セルブリンコじいさんが、なにをとち来るって、横にデーンと長い 筐体にしたのか? 聴いてみて分かりました。ボーカルの実在感・ボディ感が素晴らしい。 巷では、 音像型:ボーカルの実態感があり、メリハリの強いシステム。 音場型:広大なスケールが描けるシステム。実在感は薄い とか 言うらしいのですが(私の認識が間違っていたらすみません) 「ストラディバリは、ボーカルのボディ感が良い」と言ったって、 単純な音像型の鳴り方ではなく、スピーカーとスピーカーの間の景色 までもが素晴らしい。 あえて言うなら、「広大に展開される全ての楽器に実在感がある」 スピーカーだと思いました。 この実在感・ボディ感は、ガルネリに、スーパーウーファーを付け たからと言って得られる様なものでは無いと思います。 ガルネリのことを誰よりも分かっているのは、やはりセルブリンコ じいさんなのですねぇ。 時間を見たら、いつの間にか1時間も経っていました。 いやぁ〜、本当に至福の時間をいただきました。 川又さん ありがとうございます。 家に帰って、我が家のガルネリを聴くのがツライ・・・ |