《HAL's Hearing Report》
No.0159 - 2004/6/29 横浜市栄区 H K 様より 「贅沢な体験でした!! Mosquito NEO vs Sonusfaber Stradivari Homage 」 川又店長 昨日は急なリクエストにも拘わらず快く試聴の時間を作って頂き有り難うござい ました。2時間HALを占有し、しかも世の中に存在する最高のシステムを気ままに 試聴でき至福の時間でした。 いつもの事ながら感謝致します。 ありがとうございました。 ところで私のPCは会社、自宅ともすべて立ち上げ画面が www.dynamicaudio.comに 設定してありますので自動的にHALのNEWSは毎日数回みることになります。 そして今週は Mosquito NEO vs Sonusfaber Stradivari Homage を比較試聴できる とあっては心も体も必然的に・・・。 実はNEOは少し前に川又店長がお休みの日に30分くらい試聴していました。 そのときの印象は、アンネゾフィー・フォン・オッターのメゾソプラノが、あまり 上品な表現では有りませんが、いかにもなまめかしい、と言う印象でした。 で、今回はじっくり比較試聴できると言うことで再度NEOの本性を体得したいと、 又、Stradivari の名前から察するにシリーズ最後のモデルかも知れないSonusfaber のスピーカの音もしっかりと体験しておきたい思って臨んだ次第です。 試聴したCDは (1)諏訪内晶子・シベリウスVn-Concerto (2)ブレンデルMozarto Pf-Concerto Op21 (3)Yo-Yo-Ma・Simply Baroque (4)アンネゾフィ・フォン・オッター・(POCA-1077)第1トラック (5)アンネゾフィ・フォン・オッター・Shumann/Frauen Liebe、 (6)ラッセル・ワトソン・第1トラック(Nerlla Fantasia) (7)DG436ー259Vivaldi 四季 (8)シャンクティクリア・Deep River 以上のCDをMosquito NEO とSonusfaber Stradivari Homageを切り替えて同じ トラックを比較して聴きました。 個々のCDの比較試聴メモを取りながら聴きはじめましたが、途中でメモを取ることを 止めました。その理由は双方とも、ニュアンスは違うけれどもどちらが良くてどちら が悪いと言うような評価をすること、また好みの印象の優劣をつける・・・と言った 事の意味が無いことを自覚してしまったと言うのが実情です。 しかしながら、多少の印象を敢えて言うならば、例えば上記(1)に関して、 NEOで は、若き諏訪内晶子さん(今でも十分お若いですが)がコンクールで、多少の緊張 をしながら演奏している、一方 Stradivari Homage では少しリラックスして経験 も十分な諏訪内晶子さんが自由奔放に演奏しているかのように聴きました。 いずれもいいコンサートホールのS席で、聴いている方は緊張気味に音楽に浸ってい ると言う印象です。 ホールの雰囲気響き、演奏の雰囲気が十分にイメージとして展開されています。 私はどちらの音楽も嫌いでない、嫌いになれない、むしろ両方に惚れてしまった。 甲乙つけるのは大変なことで、それは私には惨い・・・そう言う気がして帰路に つきました。 電車の中でいろいろと考えたのは、アンプの選択、電源環境、接続ケーブル等々、 自分流の味付けの可能性、多様性のあるポテンシャルの高いスピーカと言うことを 認識しました。 やはり、如何に料理するか、できるか・・・ですよね川又さん。 貴重な体験でした。有り難うございました。 |