《HAL's Hearing Report》


No.0071 - 2001/12/6

東京都武蔵野市在住  T・K 様より


本日は、駆け込みでSHEERのレポートを送ります。

Project K2 S9800 Listen Partyにお邪魔した日“SHEER”を購入して帰り ました。

CDのクリーナとは長い間縁がありませんでした。10年ほど前にCDの初期 のころ、バフのようなもので磨くタイプのものを購入しました。 同心円状に傷が付かないことを謳っていた製品でしたが、押し付けて磨く ので、指紋などは確かに落ちますが傷もつけてしまう製品でした。

その後、めがね拭きに極細繊維を用いたものが発売され、それを使う程度 でしたが、最近はまったく使っていませんでした。

帰宅後、早速試してみます。

CDに一滴たらしてみます。

溶剤のにおいがします。化学薬品という感じがします。 また、ワイパーもほこりを繊維中に取り込んで、離さないという感じの 優れたものです。適度に交換すれば、傷をつけることはないと思います。 その後、店長からワイパーの説明のメールが来ましたが納得しました。 ふき取ると、綺麗に輝きます。しかし、ワイパーが優秀といえども、 なんども使えば、磨き砂になりかねません。小さめに切って、一度か 二度で使い捨てにしています。

さて、試聴です。

BEETHONEV SYMPHONIE 5 (WIENER PHILHARMONIKER SIR SIMON RATTLE)

つい先日、サントリーホールでも聴いた演奏です。 まず、“SHEER”前を聞きます。なにか、圧迫感があるな、と思ったら、 デジタルケーブルがcolossusでない入力を選んでいました。 入力を変更します。圧迫感がなくなり、いつもの音になります。

さて、“SHEER”をたらして磨きます。しばらくして、再生します。

えっ、という感じです。この比較の欠点は、もう一度、聴きなおす、 ということができない(塗ったCDは元に戻らない)ことですが、音につや が出て、色気が出てきました。また音が前に張り出してきます。

夜中に、小音量で聴いても、はっきりと分かる差はあります。Dominus効果 と店長が言われていましたが、colossusとDominusの差は、こういう感じな のかなって思いました。

これまで、クリーナにはあまり興味がありませんでしたが、“SHEER”は クリーナというより、コンディショナーという感じで、エンハンサーと いうネーミングも内容にあったものだと思います。


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