《HAL's Hearing Report》


No.0041 - 2001/10/27

東京都調布市在住  K・S 様より


わが装置は主人ともども熟年を迎え(愛着があるのであえてぼろい、古い とは言わない)、せっかくの商品も半額にしていただいたところで手が 出るはずもない(ローンにしてくれますかね)と自粛しておりましたが、 皆様のレポートを数多く読んでいるうちに生来の目立ちたがり・・が あたまをもたげ・・もうこれ以上たつと言い尽くされて・・・とい うわけで、単なる出たがりの拙レポートです。

[熟年装置類]
SP :B&W MTX801S3
CA :MARK LEVINSON26L
PA :CRELL PBC200(あれ?どっかちがうかも・・)
CDP:WADIA16
Cable:PAD MIZUNOSEI BW等  PAD economy class 
Room:8畳洋間だが真中にベッドという悲惨な状態

[視聴ディスク]
クラシック(オペラを除く)全般で、装置やアクセサリーを変える たびに使う10数枚を中心に

[試聴印象]

クリーニングしているという先入観からの「思い込み」をはるかに 凌駕するクリーンさですね。確かに盤によって差がありますが総じて 明快な印象。

50年代ジャズでノイジーを求める人にはあまりにきれい過ぎる 感じも(意見を聞きたいです)。まあクラシック屋には絶好です。 皆さんおっしゃるように細部が良く聞こえ各楽器の音色、質感 の差がはっきりします。楽器間のバランスが変わって聞こえた りするので、演奏の好き嫌いが変わったりしそうです。

従って評判もいいし持ってるんだけどどうも何がいいのか 分からない(例えばワルターの田園)という演奏を聞きなおそうと 思っています。

新しい発見があるかもしれませんからね。

これをどう表現するかずっと考えていたのですが、昔の商売 (CM制作)用語で言うといわゆる「シズル感」(今は使わないかな) ですね。シズル感とは、実在感、臨場感といったようなもので、 例えばビールのCMで、きれいな泡とグラスについた水滴、そして 注いだときのシャーという音を見て聞いて「ああうまそうだなあ」 となる・・・これを「シズル感が出ている」といいます。

エコノミークラスながらPADユーザーとしては、ラベルの仰々しさ はともかく、なんかやってくれる会社というイメージがありますが、 価格は安いけれどいかにもPADらしい商品だという風に思います。

川又さんが奨めるだけのことはある、価格は安くても性能はハイ エンドなんですね。


HAL's Hearing Report