http://eilex.jp/high-end-audio/reed/reed-5t/
Reedのアーム製作の技術の集大成とも言える画期的なアームが登場しました。
Vidmantas Triukas氏がこれまで発明したアームの中でもターレスの原理を基に、
アームの位置と動きをレーザー光とその専用の受光部によって制御、駆動する
革新的なタンジェンャルトーンアームです。
ターレスの定理に基づいた革新的再生メカニズム
三角形の外接円の中心が三角形上にある場合、その三角形は直角三角形であり
直径に対する円周角は、直角である
右がこの原理を忠実に再現するReed5Tの原理図です。
● P1, O1, P3:ターレスの半円
● 角P1-A1-P3, P1-A2-P3, P1-A3-P3は、それぞれ90°
● A1B1=A2B2=A3B3部がトーンアーム部となる
● B:トーンアームの支点
● P2:B1, B2, B3(トーンアームの回転軸)によって描かれる円の中心
● P3:リニアセンサーアレー
● BP3:レーザ光軸
Reed5Tのアームは、常に音溝と針先の接点を通る音溝の半径に対して垂直(90°)
となる様にアームの支点部分を独自のリニアモーターで超高精度調整します。
一般的なピボット式アームとの違い
● 慣性モーメントが少ない
● アンチスケート機構が不要
● 最大トラッキングエラーが+/-0.005°以内
(一般的なアームは通常+/-1.5°程度)
一般的なリニアトラッキングアームとの違い
● 慣性モーメントが数倍少ない
● 大掛かりな機器(コンプレッサ等)が不要でノイズ元が無い
● コンパクトデザイン
● 垂直、水平実行質量が近似
私の記憶でも今までに無いトーンアームであることは間違いありません。
常に音溝と針先の接点を通る音溝の半径に対して垂直(90°)となる様にトレース
する通常アームでは無い音溝と針先の接点を通過していくことで
「このレコードは歪っぽいから遠慮がちにしていた」という盤も聴けるような盤
になる可能性も有るという事です。
ユニバーサルシェル使用のアームパイプのご用意も有るという事でシェル一体型
の使用も可能にするという事でより楽しさも広がります。
まず聴いて解像度、静寂性等に今までにない体験が出来るという事です。
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