愛知県在住 : M様 |
16回目は、オーディオルームを構築されたM様宅へ
M様とは私が6F「H.A.L.2」の時代からお付き合いをさせて頂いております。「ちょっとおじゃまします。」 出会いはAYREのアンプをご購入頂いた事から始まりました。実際そちらはご自宅用となりますが、 一昨年の年末にぐらいに別の場所で「AVプロジェクト」と題してシステムを構築したいというご相談を受けました。 今回のセットは、6F H.A.L.2時代からM様の憧れのひとつWILSON AUDIOとGOLDMUNDのセットとなっております。 実はAYRE購入時も最後までGOLDMUNDと悩んだ経緯があり、今回はGOLDMUNDで揃えたいとのご希望でした。もちろんH.A.L.3の推奨組み合わせということもございますが・・・ 今回の「AVプロジェクト」は約1年がかりで、また遠方ということも在り、建築事務所の方や電気工事業者様に多大なご協力を頂きました。 M様も建築事務所の方に電源やケーブル関係の本をお渡ししたそうですが、最初はマニアな世界ともあり、質問のメールや電話が多かったのを覚えています。 そのマニアックな内容としては、屋内配線の電源ケーブル・電源ブレーカー・アース・スピーカー等の設置位置をコンクリートで補強したり、ケーブルを隠す為のガイドを作ってもらったりと、 かなりマニアックなお願いをしてしまいました。 フロントは理想的にスピーカーとパワーアンプ。機器は反対側の面に設置しております。AVも行いたいということで、プレーヤーは「EIDOS19」の特注品です。 プリアンプはユニバーサルプリアンプの「MIMESIS30ME」ですが、プリとパワーの間が10m以上ありましたので、ノイズの心配を考えてこちらにして頂きました。 パワーアンプは当初「MIMESIS18.4ME-D」をご検討頂いておりましたが、思い切って「TELOS400」にして頂きました。 スピーカーはWILSON AUDIO「SYSTEM8」。もとよりスピーカーはシアターのことも踏まえて、WILSONを考えており、SYSTEM7にする事が決まっておりましたが 工事の最中に新しいSYSTEM8の発売が決まり、こちらに決めて頂きました。日本での初オーダーではないかと思います。 さて、12月の初旬にWILSON AUDIOの輸入代理店の大場商事とGOLDMUNDの輸入代理店のステラボックスと私と3人、車2台で愛知まで向かいました。 現地に到着したのは午後2時ぐらいで、そこから5時間かけてのセッティング。ヴィジュアル関連で少し時間がかかってしまったのですが、 実に楽しいセッティングとなりました。 完成形を見て頂ければお解かり頂けるでしょう。ケーブルは出来るだけ隠し、フロントの機器はイルンゴのオーディオボードを使用し、 まるで機器が浮いているようにも見えます。 納品当日は建築事務所の方や電気工事業者、大工さんも現場に居合わせてくれ、大工さんにはケーブルを通す穴を当日加工していただきました。 かなりダイナミックな作業で驚きましたが・・・ 今回は輸入商社をいれて3人でのセッティング作業でしたが、M様以上に建築事務所の方が驚いており、この音をだす為に色々な苦労があるのだと感じ取って頂けた様です。 最後はお客様と4人での記念撮影。 本当に楽しいセッティングとなりました。 実は今回の写真はお客様から1月に入って頂いた写真なのですが、納品日にはまだQRDはございませんでした。 何も無い部屋という事で、どうしてもライブになってしまい、後日QRDの追加となりました。 このお部屋に関しましては、他にもご使用目的があり、あまり派手にルームチューニングが出来ないという事で「納品後に考えよう」という話になっておりました。 私もその後の音を聴いてはいないのですが、QRDとエージングで「きっとこうなっているに違いない」というイメージを膨らませてしまいます。 納品後はお客様にお願いして近くの温泉旅館を事前に手配して頂いておりました。三河湾を見ながらの温泉、おいしい食事。 非常識かもしれませんが、旅行気分も一緒に味わうことも出来ました。 M様、この度は誠に有難うございました。 これだけの大掛かりなセッティングは私をまたひとつ成長させてくれたように感じます。 また大きな思い出も作ることが出来ました。遠方ではありますが、今後とも末永いとお付き合いよろしくお願いします。 スケジュールが合いましたら、夏にでも「旅行」と称して再調整にお伺い出来ればと思っております。 その時にはまた、よろしくお願い致します。 M様ご使用機器を再度ご紹介いたします。 |
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