《HAL's Monitor Report》


No.0104 - 2002/3/27

「GOLDEN SOUND-ACOUSTIC DISC」装着後にQRD Abffusorを導入された

福井県 S 様より

ご購入商品 QRD Abffusor


Abffusor、朝8:30に到着いたしました。
いつもながら、その迅速さには驚きます。
ありがとうございました。

グリーンのAbffusorはどんな色合いなのか、やや心配していましたが
杞憂でした。なかなかいい色合いではないですか!(^_^)v
グリーンというよりも、ほのかなアクアマリンブルーで、モダンかつ
トロピカル?な感じで好ましいと思いました。

梱包を解くのももどかしく早速設置します。

現在の部屋は天井には例のACOUSTIC DISC、その他随所にRoomTunes社のコーナー
チューンとエコーチューンを適宜使用しています。

帯域バランスは結構とれていると思っていますが、いわゆるドンシャリ気味の
再生です。また、響きが整理されていない感じで再生空間は曇りがち、音像は
肥大し、奥行、広がりともに不十分といった再生です。

さて、ワクワクしながら、まずスピーカーの側壁、一次反射のあたりに左右1枚
ずつ立てかけます。

耳に付く感じが減った!フーッと左右に音場が広がる!
音像も少し引き締まった。

でもまだ空間のもやつきは残っている。音の際立ち、密度感ももう少し。

次はスピーカーの後壁です。真ん中に1枚、左右両端に1枚ずつ。

一聴して空間がウワッというほど広大になった。

大げさではなく、空間は少なくとも2倍になった。(3次元で広がるから8倍!)
音量感もアップ。それでいて音像はギュッと引き締まった。際立ちもよい。

細かい音、今まで埋もれていた音が次々に掘り返されて飛び出してくる!!

手持ちのCD全部聴きなおしたい!

余韻が空間に充満し、そしてフーッとその空間に消えていく、その消え入る
瞬間が・・・あー、美しい!

奥行感もかなりのものになった。
本当にスピーカーの存在を忘れる再生になった。

なんという変化!素晴らしい!!
今まで聴いていたものは、一体何だったんだ!

この変わりようは、スピーカー変更の次に値するものです。

Abffusorはちょっとお高いと思っていましたが、これほどの向上がもたら
されるのなら満足です。一見すると自作もできそうな感じですが、材料費
と手間を考えると買ってしまった方が、いろんな意味で経済的です。
問題は複数枚買わなきゃいけないことですねー(^^ゞ

私の部屋の場合、予想に反して、後壁に使用したときの変化のほうが大き
かったという印象です。でもやっぱり、後壁、側壁どちらもはずせないかなー
(^_^)v

この後、次々とCDをかけつつ、後壁両端のAbffusorをスライドさせて自分
好みの位置に落ち着きました。
(スライドさせるだけでも結構変わるんですねー)

しかし、部屋の周囲全体をAbffusorで覆いたくなってしまいますねー(^^ゞ
でも5枚でも微妙にスライドさせたり、手持ちのチューンデバイスを併用した
りすれば、かなり追い込めそうです。

さて、これから微調整に入ろうというところで、午後は仕事です。
あー、名残惜しや(T_T)/~~~ できる限りはやく帰ろっと。(^^ゞ

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皆様本当にありがとうございました。
ここでちょっと補足説明ですが、Abffusorの芯材は単純な板ではなく特殊な
高圧縮されたパルプ材で出来ています。ですから柔構造であり釘などはきき
ません。そして、その素材からして低域まで伸びた吸音効果を持っています。
ですから、造形だけを真似て布地を貼っただけでは同様な効果は得られません。
私は自作の熱意を否定はしませんが、結果を確実に求めるのであればオリジ
ナルを採用されることをお勧めいたします。ちなみにS様はモニターでの貸し
出しではなく、私との多数のメールのやり取りの結果でご購入されたもので
した。Abffusorのモニターに関してはバックナンバーNo.0239とNo.0240をご覧下
さい。

川又より


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