2019年3月15日 No.0700 新着投稿⇒H.A.L.'s Hearing Report-HIRO Acoustic C4CS & ESOTERIC New Grandioso |
Dynamicaudio Spring Festival 2019-H.A.L.'s Event information!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1528.html ESOTERIC Grandioso P1X & D1Xが満を持してH.A.L.に登場!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1531.html H.A.L.'s One point impression!!-HIRO Acoustic Laboratory MODEL-C4CS Vol.2 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1530.html 上記の国内初、下記の国内最高峰のシステムにて3月9日、10日に行われた試聴会に 参加された皆様から大変ありがたいご感想を頂きましたので早速ご紹介致します! H.A.L.'s Sound Recipe / HIRO Acoustic C4CS & ESOTERIC New Grandioso-inspection system https://www.dynamicaudio.jp/5555-7F/H.A.L.'s_Sound_Recipe-HIRO_AcousticC4CS_NewGrandioso.pdf -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 埼玉県上尾市 T T 様より Vol.3「たった一言! 戦意喪失!」 前回の投稿をご紹介します。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0695.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0625.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0617.html 下記は「こんな小さな柱(失礼!)が一個一万以上するのかよ!!」の続編です!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0616.html この訪問記ではお世話になりました。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_visi0029.html 2017年6月6日 No.0668 前回の投稿 ⇒H.A.L.'s Hearing Report-Sonusfaber/Homage Tradition http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0668.html No.0607 2016年10月22日 H.A.L.'s Monitor Report-E.M.G-board+ RELAXA 530の威力を確認!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0607.html H.A.L.'s Monitor Report-E.M.G-boardの威力を確認!! Vol.14「バズーカ砲的破壊力で一気に音質向上を達成するオーディオボードである!!」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0591.html 「新着投稿⇒H.A.L.'s Hearing Report-HIRO Acoustic Laboratory MODEL-CCS Improved!!」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0662.html 実に歴史がありますね〜。ありがとうございました。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0571.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0650.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0646.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0645.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0644.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0560.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0619.html -*-*-*-*-*-*-*-*-*- H.A.L.'s Sound Recipe 3/9(土)に参加いたしました。 まずSonusfaber ELECTA AMATOR IIIをESOTERIC Grandioso K1+F1で鳴らす。 ディスクはマイケル・ジャクソン「スリラー」から。 これを次にオールGrandioso(P1X&D1X含む)で同じく鳴らす。 いかにもパシッパシッと乾いたドラムが耳にささる。 ドラムの胴鳴りの部分が無い。 ここで川又さんから当時のスタジオ録音の主流について説明される。 でも一聴してAMATOR IIIのバランスの良さやまとまりが分かる。 次にHIRO Acoustic MODEL-C4CSの最終形態についての説明。 開発者の廣中義樹氏がH.A.L.1にHIRO Acousticを持ち込んだ時のエピソードを披露。 メルマガでも紹介されているが、廣中氏が開発したスピーカーがハイエンドオーディオに 受け入れられるのか。 最終的にH.A.L.1にたどり着いてツイーター素材の見直しに至る過程を詳しく説明。 またクロスオーバーネットワークの進化。廣中氏の持ち込んだものは初め市場に 受け入れられるコストを意識(気に)して必要最低限の技術と物量だったそうである。 しかし、ここはH.A.L.1。 一切の妥協を許さない。 ならばと持てる技術をつぎ込んだら現在の巨大なBOXになり、川又さんが納得する 音質に当然ながら向上したとの事。 川又さんは言う、H.A.L.1はオーバルのテストコースだと。 最高の技術で作られた最高の音を試す場であると。 国内海外製品を問わず、川又さんのお眼鏡にかなった旬な機器が待機する。 時折その製品の開発者(社長を含む)が訪れる。幸運にも私も実際にその場に 居合わせた事が何度もある。 彼らが口をそろえて言うには彼ら自身も体験した事が無い音が愛おしい自社の 製品から出ていると誰もが驚く。 そりゃそうだ、こんなに居並ぶレベルの質が高いコンポ同士が切磋琢磨する試聴室は 私の知る以外どこにもない。 クインシー・ジョーンズで冒頭のパーカッション部分を抽出して聴く。 仲野真世ピアノトリオのガラスCD-R、シェル・ベインティーン「ビギン・ザ・ビギン」、 マーラーと色々なジャンルを演奏。 ここで待っていました新旧比較試聴。Grandioso P1&D1vsP1X&D1X。 世界で初めて比較試聴に立ち会えた一般ユーザーの一人となった。 まず課題曲:ショスタコーヴィチ 組曲「ハムレット」を聴く。 すでに耳がP1X&D1Xに慣れていたのか、P1&D1ではちょっと全体の輝きが弱い。 次にP1X&D1Xに切り替える。 クラシックは門外漢だが普通に評論家風に言えば各部がブラッシュアップされている。 P1X&D1Xは細かな音の揺らぎが手に取るように分かる。 優しい川又さんは私の専門分野女性ボーカルのディスクを用意してくださった。 大貫妙子の「四季」に心の中で興奮気味。低音域充実。深みが一層増す。 クラベスが一層澄んだ音で高らかに響き渡る。 Diana Krall「My Love Is」100走で10秒の壁を破ったら違う世界が見えた感じ。 音の立ち上がりが早い。切り込みが鋭い。ボーカルが繊細で豊か。 人間は貪欲。もう元には戻れない。 余韻(エコー分)の純度(音の粒子の細かさ)が違う。音数が多い。 一緒にいた参加者が言う「情報量が違う」と。 当日メモがわりに使った私のスマホには「純度100%」「カルチャーショック」と インプットされていた。 ここでSACD盤のイマージュを聴く。まさに「こう鳴って欲しい」願い通り。 今まではこういう録音だったのだと思ったがそうではなかった。 もうイベントも後半で私がセンターポジションになった時に流石、川又さんが 私の為に宇多田ヒカルを用意して下さった。 出だしの低音であっけにとられる。負けた。「参りました」と演奏後シャッポをぬぐ。 この低音は家のシステムでは絶対に無理! 例えるなら家のB&W Signature800はタンカー。低音は十分沈み込む。 一方、P1X&D1XのHIRO Acoustic MODEL-C4CSは潜水艦。まだその下を行く。 足元を低音がすり抜ける感覚。 またボーカルに混じりっけが無い。私ごとだが彼女のライブに参加したばかりだ。 ライブ独特の音圧がひょっとするとHIRO Acoustic MODEL-C4CSの最終形態では再現 できているのではないか? 一青窈「もらい泣き」低音の中に様々な表情がある。 これは実際に感じてここで感じてもらうしかない。 卑近ながらテレビで野球を見ているのと実際に現場で観戦しているのとの違いである。 視覚と聴覚でテレビを見ているのと、実際に球場に行って五感でフルに肌で感じる違いである。 いや〜、イベント参加前は「そんなに違いはないんじゃないの?」と甘くみていたが、 ESOTERICの技術陣。開発の加藤氏に「やりましたね」メールを送ろうかと思った。 P1X&D1Xと型番は変われど外見は変わらないが中身は全然別物である。 「新しいLSI(IC)を使ったので、若干回路を変えました」 「駆動方式を代えたので全体的に見直しました」とかというレベルを超えている。 川又さんはH.A.L.1をレースのオーバルコースに例えていましたが、私は自動車 メーカーがよくテストで使うドイツのニュルブルックリンクだと思っている。 大小172のコーナーがあり、約300mの高低差でいかに最速タイムをたたき出すか。 ドライバーは最高の技術を駆使して車にフィードバックする。 暑かろうが寒かろうが、天気も雨でも快適で安全な車をつくる。一瞬の最高記録 ではダメで、常に安定した高いレベルで走行できるようアジャストしていく。 もう私は時間をかけて愛聴盤をどっさり持ってH.A.L.1で聴き直したいと、今から ワクワクしている。 今まではH.A.L.1での試聴の帰りには「チクショー(失礼!)」と家に帰って マイ・システムを再度調整し直していたが、今回ばかりは周回遅れである。 戦意喪失。 この史上最強布陣の前では白旗を上げるしかない。常に進化を続けるH.A.L.1。 昨日聴いた音がいつ過去のものになるか分からない。 しかし、現在は最強と言っていいだろう。いや最強と断言する。 自動車に例えて申し訳ないが、例えばF1。約10チーム20名の世界中から選ばれたドライバー。 毎年シーズンオフに各メーカーが色々なアプローチで車体を作り、まったく別のシャーシと エンジンを使い開幕戦でせーの!でポンとタイムをだしても0.01秒でしのぎを削っている (公式には0.001秒までカウントされている)F1の世界では数字が全てである。 「来年がんばります。活躍を期待してください。」とは敗者の弁。 H.A.L.1でも同じ。勝ち残れなかった物は次に来た時には展示されていない (メーカーの事情も多少はあるが) 「今、聴いておかないと2度と聴けない事になるかもしれないぞ」と真剣勝負で こちらも臨戦態勢で試聴している。 まだH.A.L.'s E.S.Insulatorで武装していない。 まだまだこれから、始まったばかりである。 今回も貴重な体験をさせて頂いてありがとうございました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より Dynamicaudio Spring Festival 2019にてH.A.L.の試聴会に参加して頂きました皆様、 本当にありがとうございました。 当日まで試聴システムのバーンインを繰り返し少しでも熟成させてから本番に臨もうと 準備して参りましたが、皆様にお楽しみ頂けました様子で何よりでございました。 このようなイベントを開催し皆様から逆にお礼の言葉を頂戴し大変嬉しくありがたく 思っているものです。 そして、私のために皆様がキーボードに向かって貴重な時間を割いて頂いたことにも 重ねてお礼申し上げます。 確かに非常識とも言える価格のシステム構成ですが、スピーカーもコンポーネントも 日本製であるということが今回の大きなポイントであると思います。 ESOTERIC開発陣は前作から六年間という開発期間にて前例なきディスクプレーヤーを 完成させ、HIRO Acousticの廣中さんも五年かけて処女作のMODEL-CCSから現在の MODEL-C4CSまでと研究開発の成果を実現し、更にまだこの先も新たなチャレンジを していくという意気込みです。 このような日本のハイエンドオーディオに対する取り組みと、その実態を私は 出来るだけ多くの皆様に体験して頂き、ユーザーとしての経験値を高めて頂ければと 皆様同様に今後も良い音の追求に邁進していこうと思います! 本当にありがとうございました。そして、これからもどうぞご期待下さい! |
担当:川又利明 |
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