2019年2月8日 No.0694
 新着投稿⇒H.A.L.'s Hearing Report-Enjoy H.A.L.2019

2019年1月27日 No.1521 新企画⇒Enjoy H.A.L.2019 Vol.1
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1521.html

上記新企画にご参加頂いた皆様にお礼申し上げます。早速のご感想に感謝です!

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Vol.3「音楽もオーディオも全部をエンターテインメントとして楽しめました!!」

神奈川県横浜市 M.K 様より

川又様

先日のEnjoy H.A.Lにお伺いしましたM.Kです。
この度はこのような催しを開いて頂きありがとうございました。

今までずっとメルマガを拝見していましたが、少し縁遠く感じていたためイベントには
参加したことがありませんでした。

しかし今回は川又様の築いてきたシステムを通して音楽を楽しむことが題目と知りまして、
是非体験したいと思い参加させて頂きました。

一言で感想を述べますと、音楽もオーディオも、全部をエンターテインメントとして
楽しませて頂ける大変面白いイベントだと感じました。

◆イベント全体について

まずそれぞれの楽曲とシステムの説明が簡潔で解りやすいのでスルスルと頭と耳に
情報が入り、スムーズに楽しむことが出来ました。

よくイベントで説明される方はそのことに夢中になってしまうのか、話が長かったり
説明が入り組みすぎてしまうことがよくあるのですが、川又様の説明はとても絶妙で
要点を押さえられているので理解しやすかったです。

また、それぞれの楽曲が最大の魅力を発揮できるよう、システムの組み合わせが
考えられていると感じました。

例えばKiso Acusticで鳴らずのチェロは見た目からは想像できなかった豊かで
ダイナミックな鳴り方で、楽曲の魅力とスピーカーの特性がとてもよくわかる組み合わせでした。

Bayz Audioで聴けるライブの自然さ、ヒロアコースティックで聴ける楽曲の隅々まで
を堪能できる音、Ta.Qu.To-Zeroで聴ける充実したボーカルと厚みのあるダイナミックな表現、
それぞれが組み合わせの魅力を放っていました。

また、スピーカーを切り替える時は双方のスピーカーで魅力を感じられる楽曲に
されていたので楽曲として違う楽しみができましたし、それぞれのスピーカーの
特徴が浮き彫りになり面白かったです。

また素晴らしい楽曲に出会えたことも大きな収穫の一つとなりました。    

スピーカーごとの感想については下記に分けて記載します。

◆Kiso Acustic  HB-N1
https://www.dynamicaudio.jp/5555-7F/H.A.L.'s_Sound_Recipe-KisoAcousticHB-N1.pdf

最初の溝口 肇のチェロがとても印象的でした。
箱鳴りを積極的に生かす構造のためか見た目から想像を超える豊かさとスケールでした。
川又様がおっしゃっていた通り、記録されている信号にプラスアルファの音が加わった
としても、それがより良い音楽体験になっているのならば大いにアリだと私も考えています。

チェロの倍音が豊かに出ているので低音にも満足感がありますが、別筐体の低域ユニットを
合わせた時にどう鳴るのか聴いてみたい所です。

今回は広い部屋・大音量でそのポテンシャルを感じることが出来ましたが、もう少し
狭い部屋・小中音量でも素晴らしく鳴ると想像しますので日本の住空間に大変マッチ
しそうだなと思いました。

◆Bayz Audio Courante
https://www.dynamicaudio.jp/5555-7F/H.A.L.'s_Sound_Recipe-BayzAudioCourante.pdf

TIASで聴いた時は実力を感じつつも出ていた音の完成度はあまり高くない印象でした。
しかし、今回聴いた音はそれを大きく覆す完成度の高い音で大変驚きました。

「Overture: A Partial History Of Black Music」ではダイナミックで立ち上がりの
強い音もしっかりと表現しますし、何より音の広がり方や聴こえ方に違和感が少ない事が
特徴だと感じます。

中高域はその自然さの代わりにピンポイントな定位や高域の抜け感は他に聴いた
スピーカーに譲る感じを受けました。

低域にはバスレフの質感を感じますが、中高域ユニットとの繋がりにはあまり違和感を
感じない仕上がりでした。

ちなみにバイオリン協奏曲の新旧録音比較も大変面白かったです。
クラシックには詳しくないのですが、私には新盤の方が情報量が段違いに感じられて
好ましいと思いました。

◆HIRO Acoustic MODEL-CCCS
http://www.dynamicaudio.jp/5555/7/H.A.L.'s_Sound_Recipe-HIRO_Acoustic.pdf

切り替えて音を出した瞬間に解る、圧倒的なオーディオ的性能の高さが印象強いです。
Bayz Audioからの切り替えだったのでその差がより大きく感じられたのだと思います。

本当に楽曲を裸にするという表現がふさわしい音でした。
定位はピンポイント、空間は広大、低域はゆるぎない正確さと強さがありました。

実は廣中さんとは何度かお会いして色々とお話をさせて頂く機会があったのですが、
ご本人も「聴くなら川又さんの所が良い。自分でも知らかなった音が聴ける」と
仰っていたのですがその通りだと思いました。

◆Y'Acoustic System Ta.Qu.To-Zero
https://www.dynamicaudio.jp/5555-7F/H.A.L.'s_Sound_Recipe-Y'AcousticSystem-Vol2.pdf

HIRO Acousticと同じアルミの金属を多用したスピーカーですが、それとは好対照を
成していると感じました。

HIRO Acousticは一聴して圧倒的な性能とある種の緊張感を感じさせますが、
Ta.Qu.To-Zeroにはこれ見よがしな所がなく、自然な高域と充実した中・低域を感じさせ、
リラックスして音楽に身をゆだねられるように感じました。

ボーカルは厚みと存在感があり豊かに歌い上げますし、Hlge Lien TrioのTake Fiveは
グルーヴ感があって演奏の躍動感がよく伝わってきました。

同じ金属筐体でもやはり製作者の思想によって全く異なる音になるのだなと
大変興味深く思いました。

改めて今回の催しを開催し、参加させて頂きありがとうございました。
今後も本企画の展開をお考えとのことで大変楽しみにしております。
またどうぞよろしくお願い致します。

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川又より
M.K 様ありがとうございました。私が言いたいことを代弁してくれたかのような
ご感想を大変ありがたく嬉しく拝見致しました。

また、このような試聴会で私が心がけているポイントに適切に反応し理解して頂けた
ことに重ねてお礼申し上げます。

私は、このような試聴会というより演奏会にて皆様に未知の体験をして頂ける事、
そこに感動と発見があり、音楽とオーディオを通じて趣味の世界観を広げて頂き、
これからの音楽体験に活かして頂ければと願っているものです。

そのためにH.A.L.と私の存在がお役に立てばと、これからも頑張っていきたいと
思いますので、ぜひ次回の企画でもよろしくお願い致します。

川又利明
担当:川又利明
TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556
kawamata@dynamicaudio.jp

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