2018年1月22日 No.0680 新着投稿⇒H.A.L.'s Hearing Report - HIRO Acoustic Laboratory MODEL-C4CS |
Vol.1「説得力に溢れた生命感溢れる生の音楽の息吹がそこにあった!!」 ■本試聴レポートは次の私からのお誘いのメールから始まったものでした。 HIRO Acousticを鳴らすリファレンスとしているESOTERICのGrandiosoシリーズに 私は敬意を表して同社の開発、企画、営業の各部門責任者を招待したのでした。 ESOTERICの皆様へ いつもお世話になります。 さて、先ずは添付写真をご覧下さい。 あくなき追求と研究を続けるHIRO Acousticが求めている理想の音を具体化し、 更なる可能性を追求するために写真のような発展形の仮称モデル名 C4CSと いうことで昨日当フロアーにて組み立てしたものでございます。 私の今までのオーディオ歴の中で最高の音質と評価しました。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1448.html このスピーカーはあくまでも研究開発用として組み立てたものであり、 一定期間ここに置いて試聴し再度分解してしまうものです。 http://www.dynamicaudio.jp/5555/7/H.A.L.'s_Sound_Recipe-HIRO_Acoustic_C4CS.pdf そして、上記の組み合わせのシステム構成にて御社Grandiosoフルシステムにて 実演しているものであり、開発の皆様が作り上げた御社のコンポーネントが ここまで素晴らしい音を奏でるという実例のひとつかと思います。 私が評価する世界的に見ても最高峰と考える音を知って頂ければ今後の開発にも 励みになるかと思います。是非ご検討の程何卒よろしくお願い致します。 ■上記のメールに対して直ちに返信を頂き1月中旬にご来店頂き試聴して頂きました。 次の投稿に関しては同社の主要人物ということのみで匿名として掲載致しました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又 様 いつもお世話になっております。 先日は、ご多忙の中、製品の試聴の機会を頂きまして誠にありがとうございました。 先ずは、私共のフラッグシップ・システムを、最大級の情熱を込めながら、 最高のポテンシャルが出せるように育て上げ、実演して頂いている川又様の熱い姿勢に、 新たな発見もあり、大変深く感動致しました。ありがとうございました。 この業界でお仕事をさせて頂く中で、様々な「人」の、様々な「システム」の、 様々な「音」に接する機会があり、自分は大変恵まれた環境にいます。 しかし、その恩恵を意識することなく、気が付くと、良い音、そして 感動に対する感受性が薄れている自分を発見し、幻滅することがあります。 Grandiosoは、私共ESOTERICが渾身の情熱をかけて開発したフラッグシップ・システム、 …のはずでした。しかし、さすがに、もう何百回も、何千回も聴いてきました。 システムが当社のオーディオルームで、最初の産声を上げて以来、他の誰よりも 聴いた回数は多いはずです。 作り手側の人間として、今だに最高峰のシステムであるという強い信念はあります、もちろん。 しかし、それを実体験として、耳で、肌で感じていた自分は過去にいるように思います。 今回、川又様の試聴を体験する前、Grandiosoの音は、良くも悪くも、自分たちに とっては、すでに「生活音」になっていました。慣れとは恐ろしいものです。 そのような中、このGrandiosoフルシステムで、 「いまだかつて無いほどの素晴らしい音が出ている!!」 と興奮気味の川又店長から、メールで試聴のお誘いを頂きました。 失礼ながら、半信半疑ではありましたが、何やらメールから感じられる異様な テンションに惹かれるがままに、試聴室にお邪魔することになり、お誘いの翌日、 開発取締役、営業部長、企画部長の3人で試聴室にお邪魔しました。 そして、川又様の実演が開始されると…。 そこには、少なくとも、自分たちがすでに何千回も聴く中で、「生活音」と思って いるものとは、全く次元の違う世界がありました。まさに目から鱗の体験でした。 システムの音は、容易に言葉に置き換えることはできませんが、滅多に体験する ことのできない、気迫の籠った、「音力(おとぢから)」を感じさせるものでした。 言葉にするのは大変難しいですが、とにかく説得力に溢れた、生命感溢れる生の 音楽の息吹がそこにあった、ということを伝えさせていただきます。 これから視聴室を訪れるお客様も、同じような感想を持たれるのでは無いでしょうか。 最後に、このような機会を頂くことで、メーカーとして自分たちを再認識する きっかけになったことは、何にも替えがたい体験だったと思います。 「信念を持つこと。」「常に最高を求めて、情熱をかけて取り組むこと。」 川又様、どうもありがとうございました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より ESOTERIC担当者様ありがとうございました。先日はお忙しい中でご足労頂きまして、 更に貴重な時間を割いて頂きました事にお礼申し上げます。 そして、同じオーディオ業界に携わるものとして、私が試聴にお誘いした本意を ご理解頂けました事に感謝致します。 今となっては懐かしい14年前の随筆ですが、下記の34ページ「挑戦への勇気」が もたらしたもの だけでも再読して頂ければ嬉しく思います。下記はその抜粋です http://www.dynamicaudio.jp/file/060906/oto-no-hosomichi_no53.pdf ハイエンドという言葉の定義について、傅 信幸氏が実に上手く表現している コメントがあるので紹介したい。 「ハイエンドオーディオ機器は確かに高価である。しかし、金ムクのパネルだから、 ダイヤがボリュームに埋め込まれているから高価なのではない。そんなのはまやかしだ。 ハイエンドオーディオの設計者は自分に忠実でうそがつけなくて、妥協するということを あまり知らず、了見の狭いせいもあって没頭し、ただし一種の鋭い感は働いているが、 その結果生まれてきたために高価になってしまうのである。」 「しかし、そうやって誕生した製品は、わかるユーザーを大変納得させる。ハイエンド オーディオの存在価値はそこにある。ユーザーは音楽とオーディオに情熱を注ぐ人である。 そういうあなたと同じ思いをしている人たちの作った作品は、あなたの五感から更に 第六感まで刺激するに違いない。それをハイエンドオーディオと呼ぶ。」 ESOTERICの開発姿勢とHIRO Acousticのそれとに私は同類の思想を感ずるところであり、 両者の情熱がコラボレーションした音をここで実演し紹介できることは私にとっての 望外の喜びであり、専門店の営業職として遣り甲斐を感じるところでもあります。 設計者が自分の試聴環境とシステム構成で聴いてきた音よりも素晴らしい音を出したい! エレクトロニクス・コンポーネントとスピーカー両者の設計者が、自分たちが作った ものに、これ程の可能性があったのか! ということを具現化することが私の仕事なのです! しかも、私の職歴を通じて更なる高みを目指して行く向上心と好奇心を音に変えて! ESOTERICという世界的知名度の日本が誇るオーディオブランドの作品と、同じ日本人が 作り出したスピーカーの組み合わせで世界的視野で見て最高峰の音を実現しました! 私の独断と偏見による一個人のおごりかどうか、付加価値を更に高めていくH.A.L.は 正に世界に挑戦できる音を目指して行きます!! |
担当:川又利明 |
TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556 kawamata@dynamicaudio.jp お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください! |