Kiso Acoustic HB-1 Hearing Report


No.0549 - 2010/3/2

埼玉県上尾市 T T 様より

Vol.20「未公開・未発表の素晴らしい新製品を目撃!!そして聴いた!!」
 
前回の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0540.html
 
過去の投稿の“ほんの一部”をご紹介致します!!
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0524.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0519.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0510.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0485.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0474.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0468.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0460.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0451.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0446.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0434.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0427.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0423.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0401.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0403.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0390.html
 
HB-1比較試聴会リポート
 
2/20(土)のHB-1の比較試聴会に参加しました。
とりあえず名前をその度に書くのは大変なので、各種HB-1のバリエーション別
に@〜Cと番号をつけて分けましてリポートを進めます。
 
@Mahogany
AMPK
BHawaiian Koa & Goldener Madrona
CAll Hawaiian Koa
 
AとCは外観を拝見してはいるが、実際の音は聴いていませんでしたので、
今回確かめるべく参加いたしました。
 
まず、ピアノソロで
・YPM-005 山本英次「グリーン・スリーヴス」より11.荒城の月
 
聴き慣れた@
今後も課題曲を最初にかけたHB-1を基準にしています。つまり今回は@が基準。
この@はH.A.L.Tに来てから月に2度以上は聴いているが、どんどん音質や
響き、描写が変化していく。今回一番感じたのはピアノのタッチの加速度まで
も感じられる(ちょっと大袈裟か)。
 
次にB
音が厚く明るい。エコーは短い(響きが弱い)ので温かみが無い印象を受ける。
これはエージングにより解消できそうな気がする。ただ低音は下の方まで出ている。
 
次に初めて聴くC
Bよりマイルドで余韻がキレイでバランスがいい。
 
次にA
前の2つのハワイアン・コアモデルでは足の裏から盛大に振動が伝わってきたが、
Aはおとなしめ。低音の量感が@より少なめで中高音が華やぐ。
 
次はバイオリンソロ。
・神尾真由子「パガニーニ 24のカプリース」18.  カプリース第18番ハ長調Op.1-18
 
まずA
ピアノで感じた中高音が落ち着いて聴こえる。やや音が固いか。
これもエージングにより変わると思う。
 
次に@
響きがAと一聴して違う。粒立ちの細かなエコーが中空に漂う。
響きについては一番である。
 
次にB
@よりエコー分に品があるというかハッキリしている。
 
次にC
エコーの質はBに近い。同じハワイアン・コアモデルだからかも。
それでもBより輝きがある。
 
四者共に質感が違うので同じストラディバリウスとは思えないほどの違いが表れる。
 
次の課題曲はテナー・サックスとウッド・ベース
・Joe Henderson/Double Rainbow(POCJ-1270)より 12. MODINHA
 
まずC
サックスに注目して聴いたが、細かな音が聴き取れて臨場感があり、リアルである。
 
次にA
Cに比べ荒っぽい感じ。ワイルド。
 
次は@
軽く音が出ている感じ。音の角がまるまる感じ。
 
次にB
メリハリがあり、ベースもしっかりしている。
 
次は男性ボーカル
・森山直太郎の4トラック目の「手紙」
 
まずBで聴く
ボーカルがクッキリしている。
 
次にC
Bに比べ伸びやか。
 
次はA
ボーカルが明るい。やはりまだ若い(演奏時間が少ない)せいかエコー分
が少なく、音が固い。
 
次は@
一番音が前に出てくるし、響きも一番ある。
 
課題曲4曲×4種類のHB-1という事で16曲キッチリ聴きました。
手元のメモも後半に行くにつれて疲れからか短くなっています。
 
ここでメルマガにあった「未公開・未発表の素晴らしい新製品」を聴く。
 
マーラー/交響曲第一番《巨人》指揮:小沢征爾/ボストン交響楽団「第2楽章」
を比較試聴してきたフロントエンドとアンプで@を聴いて覚える。
 
新製品とはフランス*******社のインテグレーテッドアンプ。内部にフォノ
イコライザー&D/Aを備えるアナログアンプ、SDカードスロットがあり
ファームウエアの書き換えも可能との事。
 
リモコンの独特な巨大ボリュームが目を引く。信号は電波で飛ばす。
寸法は400×400×45で6.9kgのシルバーに輝く薄型ボディ。
 
最初、ラックの上に置かれていた時から気になっていたのだが、外観は新しく
出たラップトップPCと言われても分からない。
 
アンプというと内部は巨大なコンデンサーとトランスがあり、ハイエンドほど
重いと普通なら思ってしまう。このアンプはブロック化されており、不具合は
交換ですぐに対応できる。壁掛けにしてもよし。普通に置いてもよし。
 
さて肝心の音だが直接P-01のデジタル出力をつなぐ。スピーカーは@のまま。
まず出てくる音に驚く!!
 
同じMahoganyとは思えない!!
若くエネルギッシュで明るい音。
 
駆動力も十分で「こんな薄型ボディからこのようなパワーが・・・」と思う。
まだ動作原理が不明だが、後日川又さんが担当者より説明を受けるそうである。
アンプの違いにすぐ反応するHB-1も凄い。
 
参加者の好みのスピーカーは分れ、川又さんのチョイスしたHB-1で同じ
マーラーやギターデュオのアルバム「11:11」を聴く。
 
いや〜、一挙にバリエーションの違うHB-1を聴く機会は滅多に無いので楽しめ
ました。各々の特徴も分かりましたし、「これが一番」とは選べません。
 
聴く曲のジャンルによりHB-1をつなぎかえられればという妄想をしてしまいます。
 
このような機会を与えて下さりありがとうございました。
 
           -*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 
川又より
 
T T 様ありがとうございました。いや、お疲れさまでした〜(^^ゞ
そうでしたか〜、熟練の耳をお持ちのT T 様にも気に入って頂き認めて頂けた
という事は秘密兵器の先行きに明るいものを感じました!!
ありがとうございました。貴重な目撃談として大変うれしく思います。
 
近日中に秘密兵器の新製品はwebよりも先にハルズサークルに公開する予定で
準備を進めていますので、どうぞ期待していて下さい。
 
でも、既にここにありますので試聴できます!!(^^ゞ


HAL's Hearing Report