Hearing Report番外編<ライブとハイエンドオーディオについて>
No.0528 - 2009/11/10 東京都杉並区 M M 様より 前回の投稿をご紹介します。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0521.html 以前の投稿をご紹介します。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0514.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0477.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0458.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0432.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0425.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0311.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0295.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0286.html 川又 様 いつもお世話になっております。 実は、昨日サントリーホールで行われたゲルギエフ指揮マリンスキー歌劇場 管弦楽団の演奏会に行ってきました。 昨夜はストラビンスキープログラムで、メインが「春の祭典」だったからです。 ゲルギエフ指揮ウィーンフィルの「春の祭典」のCDは家でも良く聴きますし、 なんと言っても、このCDをHAL1で聴いて感動してしまったために、HB−1(ハ ワイアンコア)の購入を即決した経緯があり、一度、ゲルギエフがこの曲を ホールで演奏するのを直接聴いてみたかったのです。 さて、聴き終えてオーディオに対する想いが新たになりました。 正直に申し上げて、これまで「オーディオは所詮オーディオで、表現に限界が あり、音楽を楽しむには生で聴くに勝るものはない」と思い込んでいました。 実際、演奏会やHALに何度足を運んでも、その考えを確認するだけでした。 しかし、昨日はサントリーホール1Fのど真ん中で聴いていたのですが、 「良し悪しは別として、これならHALで聴いた方が各パート(楽器)の音が それぞれに鮮明に聴こえるし、定位もしっかりしている」と思ったのです。 私の耳に届いた音は、種々の楽器の音色が一体化した定位を感じさせない音 だったのです。もちろん、我々がオーケストラの一員として演奏する時は、 音が分離せずに一体化するよう努力する訳ですから、完全に混ざり合った音が 聞こえてくるのも、それはそれで道理なのです。 また、特にサントリーホールのような会場では、直接音に対して反射音がかな り大きく聴こえてきますから、定位がはっきりしないのも、ある意味それが 狙いでしょう。 ただ考え方によっては、作曲家が表現したかった、もしくは指揮者や演奏者が 表現したかった音楽を深く理解するためには、ハイエンドオーディオの方が ホールでの演奏会よりも優れているのではないか、とも感じたのです。 言うまでもなく、ホールでの演奏には、決して後戻りできないが故に生まれる CDにはない緊張感があり、代え難い魅力ですが、逆にCDではミスの確率も極め て低いですしね。 オーディオとホールでのコンサートと、どちらかに優劣が付けられるものでは なく、それぞれが、お互いには真似のできない魅力を秘めているのだという ことを、恥ずかしながら今にして知りました。 実は、ハワイアンコアのHB-1で「春の祭典」を聴いた時の感動を上回る感動が 得られることを疑いもせず、昨夜のコンサートに行ったのですが、(もちろん 素晴らしい演奏だったのですが)上回るとは言い切れなかったのです。 むしろ、ホールから出た後「この足でHALに行ってHB-1で聴きたい」と思って しまいました。 年末まで仕事はかなり忙しいのですが、何とか少しでも時間を作って、HALに お邪魔したいと思います。今後ともよろしくお願い致します。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より MM様ありがとうございました。私は中々皆様の様に頻繁にコンサートに行ける 機会がないのですが、おっしゃることは大変良くわかります。 ましてやオーケストラで弦楽器を担当されているMM様の耳で感じられたことで すから大きな信任の気持ちをもって拝見させて頂きました。 実は、おっしゃるようなご意見は他のお客様からも多数うかがっておりまして コンサートの出来不出来によって音質の善し悪しに格差があるということは 常々耳にしていたことでした。 確かに演奏者がコンサートにかける情熱と意気込みは理解できるのですが、 録音に臨む際の緊張感とエネルギーのつぎ込み方も同様だと思います。 そして、十分なスタジオワークで商品として音質を整えられたものを優秀な 再生システムで聴くと大変細やかな音やニュアンスまでもが聴きとれるという ことも事実だと思います。 この試聴で空調と照明を完全にオフとして私がコーディネートしたシステムを じっくりと聴いてみて下さい。MM様と同様な思いが皆様にも起こることでしょう。 皆様お一人で独占できるコンサート、いつでも私がご提供致しますので気軽に お申し込み下さい。出来れば真剣勝負の試聴ではご予約をお願い致します。 こちらからどうぞ→ http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/appoint.html |