《Nautilus meets SHM-CD!! Hearing Report》
No.0455 - 2008/11/11 仙台市 K.T 様より 以前の投稿をご紹介します。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0450.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0444.html HAL 川又様 お世話になっております。仙台のK.Tです。 昨日もまた素敵な時間をありがとうございます。 まさに、HALは「AUDIO RESORT」! すっかり寛いでしまいました。 今回は持参したCDを聴かせてもらいました。 クナッパーツブッシュ指揮「ワルキューレ第1幕」オリジナルは1957年録音 なのでもう50年以上前の作品。これが、SHM-CDとして登場しました。 普段はDECCAのオリジナルLP(SXL2074/5)を愛聴しています。 普通のCDも持っているのですが、操作の簡易性以外のメリットがないので、 真面目に聴きたいときはLPになります。 また、盤起こしCD-R(オリジナルLPからCD-Rに録音したもの)も持っていますが、 それなりに雰囲気があるもののやはり家で聴く限りLPにはかないません。 裏返す必要がないのは便利なのですが。 ただ、いかんせんオリジナルはかなり高価なもの。 盤の扱いには細心の注意が必要で、聴く度にかなりの緊張感を強いられるのも事実。 もっとも既に3桁に迫る勢いで聴き込んでいますが。 個人的にはベスト3に入る大好きな曲なので、SHM-CDで登場するということに 興味がありました。 今週末は出張のため東京泊なので、「CDを買っても聴けないなぁ。 来週末までお預けかぁ」と思いましたが、「まてよ。HALがある!」という ことで、買ったばかりのCDを持ち込みました。 7階で封を切り、早速かけてもらいました。 スピーカーはNautilusに。 実は以前、普通のCDを聴かせてもらったことがあります。 正直そのときは、「古い録音だけど結構いけるね」くらいでした(^^; さて、SHM-CDはいかに。 このワルキューレ第1幕には、レコードを聴くときにほぼ必ず目頭が熱くなる シーンがあります。 でも、CDでも、盤起こしCD-Rでも感動はするが、グッと胸に迫るほどの勢いは 感じられません。 SHM-CDはこの箇所で確かに目頭が熱くなりました。 LPでの感動がここでも同様に味わえました。 もうこの時点で50年以上前の古い録音だということはすっかり脳裏から消え 去り、ただ音楽が鳴っていました。 す、素晴らしい!! 冒頭のコンバスでの嵐の描写、独奏チェロが奏でる哀切なメロディ、フラグス タートのソプラノ、スヴァンホルムのテノール、ヴァンミルのバスと独唱3人 のそれぞれの声による演技、クナーの全体を掌握した大きな流れ等々。 上質な演奏だけがこの場にはある。 冷静に聴けば、オケが弱かったり、レンジがどうこうあると思いますが、この 熱い演奏の前ではどれも瑣末事で、とても冷静になんて聴いていられません。 もうワクワクしっぱなしで、1枚全部聴き終えていました!! しかも、LPの時は2枚組み3面に渡る録音のために2回の中断を余儀なくされる のですが、中断なしで一気に聴ける! しかも、長く余韻に浸れるというのもメリットになりますね。 どうしても、LPは針を戻さないといけないので。。。 NautilusとフルデジタルのGoldmundのペアがアナログLPを聴いた時の感動に 肉薄するってのも考えると面白いものですね。 NautilusはSHM-CDと出会い、古い録音も手中に収めたように思いました。 しかし、家で聴く前にNautilusでインプットしちゃったから、今度帰った時に SHM-CDで感動できるか心配(笑) またまた贅沢な時間を過ごすことができました。 いつもありがとうございます。 セッティングしてくれた天野さんと、コーヒーを淹れてくれたスタッフさんに もありがとう、と伝えてください。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より K.T 様ありがとうございました。お礼を申し上げるのはこちらの方でございます。 お楽しみ頂けました様子で何よりでした。このように皆様に楽しんで頂けると いうことにこそH.A.L.の存在感があるというものです。 そう、毎日がマラソン試聴会のようにです(^^ゞ ユニバーサル系はSHM-CDでスタートしていますが、ソニー・ミュージックエン タテインメント(SME)では、Blu-ray Discの素材と製造技術を応用した高音 質音楽ソフト「Blu-spec CD(ブルースペックCD)」を開発ということで、 またまたCDの高音質化が進みそうです。これも聴いてみたいものですね。 http://www.sme.co.jp/pressrelease/images/20081105.pdf 最初のリリースではおなじみのタイトルばかりですが、SHM-CDでは初回限定版 ということで新録音もリリースされていますから、このBlu-spec CDでの新譜 が増えてくれることを期待したいものです。 皆様のソフト持ち込みでの試聴も大歓迎です。どうぞ気軽にご来店下さい。 |