《HAL's Hearing Report》
No.0170 - 2004/9/27 埼玉県上尾市 T T 様より 9/11(土)の試聴会に参加しました。注目は次の2点。 1.今回の主題であるP-0s VS P-01。以前ソニーのデジタルアンプTA-DR1で P-0sとVRDS NEOを搭載したX-01のトランスポート対決をさせてもらったが、 P-0sの圧勝だった。今回のトランスポートP-01ではどうか? 真のVRDS NEOの実力とは? 2.DAC対決。自宅のD-70vuのレベルを知りたかったのとP-シリーズと対を なすD-01の実力とは? 試聴会、まずおさらいからP-0s+D-70vu対X-01 D-70vuはバーブラウン社のDAC・PCM1704を片チャンネルあたり2個。X-01は その倍の4個使用。しか〜し音はP-0s+D-70vuの方が良い。 これは以前より体験済み。 次にD-70vu対D-01のDAC対決 トランスポートはP-0sに固定してDAC部分を比較。 ちなみにD-01はDAC・PCM1704を片チャンネルあたり8個使用(この時点で勝負 はついているが・・・)。 音場・表現力・鮮度等どれをとってもD-01の圧勝。D-01を聴いてからD-70vu に戻すとショボイ音に・・・ショック! D-01のフィルターはONしない方が音が断然良かった。 次は注目のP-0s VS P-01対決 DACはD-01固定。結果は5分5分会場の意見が分かれる。 私見では楽器など無機質な音はD-01に軍配が上がるが、ボーカルはP-0s。 声の温かみ、情熱、その他訴えるものがある。P-01は正確にトレースする ロボットみたい。 ここでP-0sに施していた電磁対策の板と電源部と本体を結ぶPAD製のDCケーブル (¥150万)を元に戻す。するとP-0sの音が後退。 ポンと置いたばかりのP-01とまだローゼンクランツの脚とPADのアイソレー ションボード(TIP)を敷いたP-0sと差がつく。 後でエソテリックの技術者とP-0sの方が声の温かみ、情熱、その他訴えるもの がある事を告げると、開発側も分かっており最後に煮詰めている段階と言う。 SACD対決。 P-01+D-01でSACDを聴く。接続はi.Link。ケーブルはオルトフォン(1.5万円)。 CD再生時XLR接続とi.Linkでは低音の出方がまるで違う。 i.Link では「ドン」がXLRでは「ドス」と低い所まで瞬間的にでる。 音場も変化する。 XLR接続の圧勝。エソテリックでは8NのES-Link用のケーブルを開発中。期待する。 SACDの対決の相手はX-01。 X-01も健闘するが断然P-01+D-01コンビが上(当たり前か)。X-01も素晴らしい がP-01+D-01のコンビを聴いてしまうと色褪せる。 タップリ2時間中身の濃い試聴会でした。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より T T 様ありがとうございました。P-0s+VUK-P0、G-0s、D-70vuのオーナーしての ご意見と心境は大変よくわかっております。(^^ゞ しかし、その半面でスピー カーの構想を暖めていることも伺っておりますので、現役ESOTERIC製品には まだ何年間もがんばってもらいましょう(笑)よろしくお願い致します。 |