《HAL's Hearing Report》


No.0156 - 2004/6/8

横浜市栄区 H 様より


話題のMOSQUITO“NEO”聴きました!

僕が使っているいるスピーカーは7,8年前、当時HALでしか試聴できなかった
レアなEgglestonWorks ANDRAです。

最近、川又さんがやけに気合が入っているMOSQUITO“NEO”はANDRAにも使用されて
いるモレルのユニットを使用しているとのこと。

ちょっと興味があり、MOSQUITO“NEO”を聴かせていただいたのです。

過去に僕がHALで体験したすごいスピーカーというとLAT1+KRELL650mcとか
Nautilus+MIMESIS 29.4×4pairなど広大深遠な立体音場と超緻密な解像度で
ビックリ度肝を抜かれた思いがあります。
さて今回聴かせてもらったMOSQUITO“NEO”+ HALCRO dm68はというと...

おすすめのビゼー「カルメン」組曲を川又さんがかけ、弦楽器の演奏が始まると..
思わずニコニコ笑ってしまいました。

 これですよ、これ!

最良のコンサートホールで聴く一流のオーケストラの質感、弦楽器の織り成す
彩・綾・絢。これらが異常に誇張されることもなく、まったく自然に、リアルに
しかも最高のレベルで眼前に現れるのです。

 川又さんのお勧めを聴かせてもらったあと、後ろのCDラックから僕が選んだ、
アルゲリッチ&マイスキーのベートーベン・チェロソナタ。ここでのアルゲリッチ
のピアノはまさにコンサートグランド!しかもピアノのボディに頭を突っ込んだ
ような異常な解像度やはったりの質感などではなく、これもまた、最良のコンサ
ートホールの特等席で聴く一流のピアニスト!!

 次にムローヴァのバッハ・無伴奏バイオリンパルティータ・ニ短調。

いやぁもう参りましたよ!シャコンヌ。
約14分くらいでしょうか、くぎ付けで聴き惚れてしまいました。演奏が終わると、
余韻のエコーが消えたタイミングで思わず拍手しようと思ったほど。

 これは金の取れる演奏ですよ!!
2時間くらいのクラシックコンサート・3曲のプログラムをこのMOSQUITO“NEO”
+ HALCRO dm68で聴けるなら、5千円は払ってもいいかなと思えます。

 「これは欲っすぃい!!」

しかし...プライスタグは405万円(税別)でしょ、
「川又さんこれちょーだい」とはおいそれと言えるものではありません。

しかも現地価格は12,900ユーロ/1本とホームページに出てるではありませんか。
ユーロ高ですからねぇ、現地価格を1ユーロ140円設定でもペアで360万円。

これでは他の輸入品のような大幅なディスカウントは望むべくもなく、というより
シッピングや通関、為替費用で輸入商社の取り分や、販売店の取り分はちゃんとあ
るの?と心配したくなるほど。

と余計なお世話を考えていると、来た・来た・来ましたぁぁ!、
川又さん得意の「悪魔のささやき」メールが。

「まいったなぁ...!」

長期戦覚悟のフィナンシャルプラニングしないといけませんね...


HAL's Hearing Report