発行元 株式会社ダイナミックオーディオ 〒101-0021 東京都千代田区外神田3-1-18 ダイナ5555 TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556 H.A.L.担当 川又利明 |
No.969 2012'TOKYO INTERNATIONAL AUDIO SHOW 私の目の付けどころ!!その.1 | |
私はこれまでの経験からセパレートアンプの本当の音質評価はプリアンプと パワーアンプの両者が出揃ってからでないと正確には出来ないものと考えています。 KRELLやAyre、HALCROやCHORDもそうでした。最初にパワーアンプが輸入され、 他社のプリアンプで試聴するわけです。しかし、その時点で感動的な音質と いうものを実感させてくれるパワーアンプは稀有でした。 やはり他社のプリアンプのカラーが乗っている音質、どこか今一つしっくり こない実感、ここぞという弦楽器の高音階での質感のもどかしさ…、そういう 経験があるからこそ、私は同じ設計者によるプリアンプで聴かないと本性は 判断しかねるものと考えていたのです。 ですから、魅力的なDan D’AgostinoのMOMENTUM MONOとSTEREOが発表されても 本腰を入れて試聴しようという気持ちには中々なれませんでした。だから… このプリアンプの登場を心待ちにしていたのです!! やっと姿を見せてくれました、MOMENTUM Preamplifierです!! http://www.dynamicaudio.jp/file/20121102/MOMENTUM_pre.01.jpg 輸入元アクシスの担当者が私の目の前でボリューム操作しました。すると… http://www.dynamicaudio.jp/file/20121102/MOMENTUM_pre.07.jpg 「カリカリ、クリクリ」と何とも小気味よいメカ音がするではないですか!! なんだ!? と思って覗き込むとこれです、大きな歯車があるのです!! http://www.dynamicaudio.jp/file/20121102/MOMENTUM_pre.02.jpg そこに注目しながら後ろに回ってみると…こんな風になっています。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20121102/MOMENTUM_pre.04.jpg もう少し近づいてみましょう! http://www.dynamicaudio.jp/file/20121102/MOMENTUM_pre.06.jpg このボリュームは確かにノブを回した時の連動はメカニカルなのですが、 輸入元担当者の指先が触れようとしている外周のリング部分がボリュームノブ なのですね〜ユニークです。 しかし、フィーリングはメカニカルなのですが、以前のような固定抵抗をびっしり と外周に取り付けたアッテネータータイプとは違います。DACチップを並列 加算して音量調整をおこなうエンコーダーボリュームなのですが、操作フィー リングだけをメカニカルにしたということで、電波式リモコンもこれから装備 するという段階らしいのです。ですから、本のお披露目ということでファイナル モデルということではないようです。 さて、私の視線は本体下に向けられました。この写真です。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20121102/MOMENTUM_pre.03.jpg ボディー下部のフットと何やら一体成型されたケースが見えますが、実はこれが 電源部だというのです。 少し引いてみてみると、ボディーの下にACケーブルがつながれ黄色いテープを 巻いたDCケーブルが見られますが、このケーブルからリアパネル右端にDC電源 が供給されるという形式になっていました。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20121102/MOMENTUM_pre.05.jpg どうやら来年1月のラスベガスで行われるCESまでに完成させて来春の輸入開始 というスケジュールらしいのですが、私は大変気に入りました!! アクシスのブースにはDan D’Agostinoがいたので挨拶をしましたが、穏やか な笑顔にごつい手での握手に私は完成した音を期待していると述べてきたものです。 2013年の春、遂に完成したMOMENTUMの音を聴くのが楽しみでなりません!! ここにあるスピーカーたちを果たしてMOMENTUMはどう鳴らすのか!? やっと私が本気でMOMENTUMを聴く気持ちになれたという新製品でした!! |
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