発行元 株式会社ダイナミックオーディオ 〒101-0021 東京都千代田区外神田3-1-18 ダイナミックオーディオ5555 TEL 03-3253-5555 / FAX 03-3253-5556 H.A.L.担当 川又利明 |
2016年10月13日 No.1332 H.A.L.'s One point impression!! - Transparent OPUS Power Isolator |
H.A.L.'s One point impression!! - 納得のTransparent XLPCの実力!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1311.html 上記でも述べているようにH.A.L.の音質の根底を支える電源アイテムとして 今では欠かすことの出来ない存在となったTransparent。 まだ輸入元アクシスのサイトでも紹介されていない新製品が海外メディアからwebを 通じて報道されていたのがこれでした。 ■Transparent OPUS Power Isolator(OPI) http://us7.campaign-archive2.com/?u=a031798cc2f21b387f196c87e&id=e989ffda6d それは2016 Tokyo international Audio Showの会場にてお披露目されました。 http://iasj.info/tokyo-international-audio-show/2016/ そして、このショーが終わった10月3日のこと、その実物OPIが国内最速でH.A.L.に 持ち込まれたのでした。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20161005-opi.01.jpg Tokyo international Audio ShowでTransparentを代表して商品説明をしていた人物を 覚えている方もいらっしゃると思いますが、今回OPIを携えて来訪されたのはこの人です。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20161005-opi.02.jpg ご紹介しましょう。 Transparent Audio.INC. DIRECTOR OF BUSINESS DEVELOPMENT Mr.BOB McCONNELL 親しみを込めてBobさんでいきましょうか。 来られたBobさんから最初に頂いたメッセージは「カレンがくれぐれもよろしくと 言っていました」ということで、カレンとはKaren Sumner - Founder and Presidentの事です。 http://www.transparentcable.com/about/people.php?modCAT=5 Transparent OPC(OPUS Power Cord)がもたらす新世界の陶酔とは!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1264.html 上記のブリーフニュースでも述べていますが、この写真のようなクレージーな取り組みを しているのは恐らく世界中でも私だけかもしれません。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20151104-opus_pc.03.jpg 恥ずかしながら、こんな私のことを現地メーカーTransparentの皆さんは承知して いるということらしいのです。アクシス室井社長いわく、川又さんは有名なのだとか。 さて、BobさんはまだTransparentで働き始めて13か月という事でした。いったい その前は何をしていたのか気になったので尋ねてみると何と私と同業だったのです。 Definitive Audio:http://www.definitive.com/locations/seattle.html このショップで7年間セールスマネージャーをしていたという事で、年商規模は ほぼ当社と同じくらいだというのですから大したものです。ですから、ここに 展示している商品群とHIRO AcousticのPriceを知らせても「ハハン!」という 感じてちっとも驚くことはありません。同レベルのオーディオ製品を販売していた のですから無理もなく、また同時に音質に関しても大変厳しい耳を持っていると いう事だったのです。そして、Bobさんは大変雄弁です。 Bobさんはオペラシンガーであり、パーカッションなど数種類の楽器もこなすと いう才人であり、鍛えられた耳と感性をお持ちで生の音楽にも造詣が深いという 人物だったのです。そんな人物なので恐らくはTransparentにヘッドハンティング されたのではないかと推測しています。 しかし、当日は新製品の事は後回しで、まず最初はここの音、私が作った音を 聴いてもらおうと考えました。そうです、日本が誇るESOTERICとHIRO Acousticのシステムです。 それはなぜかと言いますと、私はTransparentに対してある交渉をしようと思っていました。 そして、その交渉力の根底は当フロアーの音質であり、それが説得力になると考えたからです。 確かにTransparentの高価なケーブルを多数採用していますが、それでも冴えない 音質だったらハイエンドオーディオを取り扱う上で音質的な信憑性がありませんから。 そこで私は最近多用している選曲で先ずはBobさんの感性に訴えることにしたのです。 私は長年の経験から、この音を聴かせれば相手がどんな心境になっているのか、 表情を見ればわかるようになっています。Bobさんは見事にノッてきました!! 雄大なスケールのオーケストラ、ダイナミックなパーカッション、音場感の素晴らしい スタジオ録音のヴォーカルなどなど、そしてアメリカ人のオペラ歌手トーマス シンプソンを知っているかというとYESと言い、そのトーマスが迫力満点のバリトンを 聴かせるカルミナ・ブラーナをかけると「おー、カール・オルフだね!」と リアクションもあり手応え十分の反応です。 その証拠に持参したディスクを聴かせて欲しいという。パーヴォ・ヤルヴィ指揮の Stravinskyの器楽曲で、管楽器のみのシンプルながら聴き応えある選曲です。 パーヴォ・ヤルヴィがNHK交響楽団の首席指揮者に就任したことも知っていました。 近年私がリファレンスとしているHIRO AcousticとESOTERICのシステムで聴き、 何かコメントします。それを通訳するアクシス室井社長も困るような難しい言葉の 表現でしたが、私には「ホーンにはもうちょっとtextureが欲しいんだ」という ニュアンスに受け取れました。 癪に障った(笑)私は、それではとWynton Marsalisの1992年の横浜でのライブ録音の 非売品というSACDを聴かせることにしました。小ホールでピアノ伴奏だけという シンプルな録音なのですが、臨場感とホーン楽器としての質感が大変素晴らしいものです。 私が何とも心もとない発音で「これはWynton Marsalisの日本でのライブ録音です」 というと「Oh〜! Wynton Marsalis!」と感心してうなずくこと数回。 音のプロには音で勝負ということで、Bobさんいわくtextureの不足を実演を対抗 手段として、ここの音質を納得させた一幕でした。さあ、この辺で交渉してみるか、 ということでBobさんにお願いしたのはこんなことでした。 Transparentの最高峰のケーブルとはMAGNUM OPUSです。バランスXLR MOBL 1という 1.0mのケーブルで¥4,500,000. スピーカーケーブルMOSC 8 (2.4m)¥8,300,000.と いう途方もないプライス。このシリーズはあまりにも高価なので輸入元アクシスでさえ デモ機はなく日本では聴いた人もいないというグレードのケーブルなのです。 その下のグレードであるOPUSは発売当初にここで試聴したことがありますが、 一体MAGNUM OPUSとはどんな音を聴かせてくれるのか、私は長年に渡り強い関心を 持っていたのですが、さすがに在庫で仕入れる根拠と勇気はありませんでした。 Bobさんに先ずは私がここで出している音を聴かせ、それをBobさんが認めてくれたら 要求しようと思っていたこととは、HIRO AcousticとESOTERICのシステムにOPUSと MAGNUM OPUSの両方を使用して試聴し、私が価値観を認めたらH.A.L.のリファレンス ケーブルとして発注するので実物を私に貸し出して欲しいというリクエストだったのです。 アクシス室井社長はこの要求を「ミスターカワマタがオーディションするから…」 という通訳をしておられましたが、Bobさんは一発回答でOK!と言ってくれました。 ただし、MAGNUM OPUSは彼らのラボにも1セットしかないので、貸出できる期間は 二週間程度だという。これで、ESOTERIC GrandiosoのDACからプリアンプ、プリ アンプからパワーアンプへと6.0mの長尺ケーブルの両インターコネクト、それに 2.4mのMAGNUM OPUSスピーカーケーブルと同グレードのジャンパーケーブルと 同社のトップモデルをフルセットで私に送ってくれるという事になりました!! ESOTERIC Grandiosoコンポーネントよりも高額なケーブルであり、総額では何と HIRO Acousticに匹敵するケーブル一式が日本に初上陸することになりました!! 私のこだわりとH.A.L.の使命として最高の音を追求していくという姿勢が、 このBobさんに対する実演による説得力で功を奏した結果となりました!! H.A.L.で聴けるハイエンドオーディオの世界が、これでまたアップグレードできる 期待感に私は興奮してしまいました。そして、試聴した結果で納得したら本気で MAGNUM OPUSにしてしまおうか、あるいはOPUSでも十分なのか、高額なケーブルを 経営的にどのように在庫管理していくものか、悩みは後回しにして先ずは挑戦して みようという事になりました。 しかし…、シグナルパスをつかさどるケーブルに投資効果は推測できるものですが、 この後に私は逆にBobさんの策略に嵌ってしまったのです…!? 上記のようにBobさんに対するプレゼンと試聴、そして交渉で一時間以上かかり 私としては言いたいことは言ったし交渉も成功したので、ほっとしたところで おもむろに…。ところでOPUS Power Isolatorとはいったいどうなの…、という 話しになりました。 そして、OPIのアウトプットは二系統なので、それをGrandiosoのどこに使用した ものかを考え、普通だったらトランスポートとDACの両方に使いたいところですが、 モノラルDACのGrandioso D1に使ったら、というBobさんのアドバイスに従いました。 このセッティングで一番最初の試聴を行ったのですが、これが私にとっての致命傷と なってしまったのです。今までセンターポジションで試聴していたBobさんに代わり、 私が定位置に座り、いよいよ聴き始めたシステム構成は下記のものです。 ◇ H.A.L.'s Sound Recipe / Transparent OPUS Power Isolator - inspection system ◇ ……………………………………………………………………………… ESOTERIC Grandioso G1(税別¥1,600,000.) http://www.esoteric.jp/products/esoteric/g1/index.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1317.html and TRANSPARENT OPC2(×2)+PI8 (税別¥1,990,000.) http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-code/power-cord-2/#cnt-power-cord vs TRANSPARENT OPC2+OPI(税別¥2,700,000.)★Transparent OPI 1out http://www.transparentcable.com/products/products.php?modCAT=1 http://us7.campaign-archive2.com/?u=a031798cc2f21b387f196c87e&id=e989ffda6d and finite element MR02-2+CERABASE 4P (税別¥970,000.) http://www.axiss.co.jp/brand/finite-elemente/finite-elemente/ ……………………………………………………………………………… ▽ ▽ ▽ ESOTERIC 7N-DA6100II BNC(Wordsync用)×3 (税別¥750,000.) http://www.esoteric.jp/products/esoteric/7nda6300_6100_2/index.html ▽ ▽ ▽ ……………………………………………………………………………… ESOTERIC Grandioso P1 (税別¥2,500,000.)+RELAXA 530 http://www.esoteric.jp/products/esoteric/p1d1/index.html and TRANSPARENT OPC2(×2)+PI8 (税別¥1,990,000.) http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-code/power-cord-2/#cnt-power-cord vs TRANSPARENT OPC2+OPI(税別¥2,700,000.)★Transparent OPI 1out http://www.transparentcable.com/products/products.php?modCAT=1 http://us7.campaign-archive2.com/?u=a031798cc2f21b387f196c87e&id=e989ffda6d and finite element MR02-2+CERABASE 4P (税別¥970,000.) http://www.axiss.co.jp/brand/finite-elemente/finite-elemente/ ……………………………………………………………………………… ▽ ▽ ▽ ★Grandioso P1+D1の接続は付属:HDMI Cable http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1083.html ▽ ▽ ▽ ……………………………………………………………………………… ESOTERIC Grandioso D1(税別¥2,500,000.) http://www.esoteric.jp/products/esoteric/p1d1/index.html and TRANSPARENT OPC2(×2)+PI8 (税別¥1,990,000.) http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-code/power-cord-2/#cnt-power-cord vs TRANSPARENT OPC2+OPI(税別¥2,700,000.)★Transparent OPI 2out http://www.transparentcable.com/products/products.php?modCAT=1 http://us7.campaign-archive2.com/?u=a031798cc2f21b387f196c87e&id=e989ffda6d and finite element MR02-2+CERABASE 4P (税別¥970,000.) http://www.axiss.co.jp/brand/finite-elemente/finite-elemente/ ……………………………………………………………………………… ▽ ▽ ▽ ESOTERIC 7N-DA6300II MEXCEL / XLR 1.0m (税別¥580,000.) http://www.esoteric.jp/products/esoteric/7nda6300_6100_2/index.html ▽ ▽ ▽ ……………………………………………………………………………… ESOTERIC Grandioso C1 (税別¥2,500,000.)★Transparent OPI 2out http://www.esoteric.jp/products/esoteric/c1/index.html and TRANSPARENT OPC2(×2)+PI8 (税別¥1,990,000.) http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-code/power-cord-2/#cnt-power-cord vs TRANSPARENT OPC2+OPI(税別¥2,700,000.)★Transparent OPI 2out http://www.transparentcable.com/products/products.php?modCAT=1 http://us7.campaign-archive2.com/?u=a031798cc2f21b387f196c87e&id=e989ffda6d and finite element MR02-2+CERABASE 4P (税別¥970,000.) http://www.axiss.co.jp/brand/finite-elemente/finite-elemente/ ……………………………………………………………………………… ▽ ▽ ▽ ZenSati Seraphim / Interconnect cable XLR 8.0m(1Pair 税別¥5,645,000.) http://www.zensati.com/ http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/960.html and ESOTERIC 7N-A2500MEXCEL / XLR 7.0m (税別¥2,280,000.) http://www.esoteric.jp/products/esoteric/7na2500/ ▽ ▽ ▽ ……………………………………………………………………………… ESOTERIC Grandioso M1(2Pair 税別¥5,600,000.)★Bi-Amp http://www.esoteric.jp/products/esoteric/m1/index.html and TRANSPARENT OPC2(×2)+PIMMX(×2) (税別¥2,580,000.) http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-code/power-cord-2/#cnt-power-cord ……………………………………………………………………………… ▽ ▽ ▽ HIRO Acoustic Laboratory Speaker Cable 3.0m / Bi-Wier(税別¥740,000.) ■新製品 (Y-Spade plug仕様 / 1.5m 1Pair 税別¥280,000.) http://www.hiro-ac.jp/specp.html ▽ ▽ ▽ ……………………………………………………………………………… HIRO Acoustic Laboratory MODEL-CCS Improved (1Pair ¥14,250,000.) http://www.hiro-ac.jp/ and H.A.L.'s B-Board×2 (1枚/税別・配送費込み¥122,000.) http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/BZ-bord.html 「特報!!HIRO Acoustic Laboratory MODEL-CCS Improvedとはこれだ!!」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1199.html ここに紹介した下記の二枚の写真でImprovedモデルとスピーカー本体とネット ワークボックスをセットしたのがB-Board http://www.dynamicaudio.jp/file/20150306-model-ccs_improved01.jpg http://www.dynamicaudio.jp/file/20150306-model-ccs_improved02.jpg ……………………………………………………………………………… ここで注記しておかなければならないのは、電源対策を何もしていないという OPIの使用前使用後という単純な比較ではなく、使用前の電源は上記のように TransparentのPI8(¥490,000.)を使用しているということ。 更にPI8の標準付属ACケーブルはPRPL(¥72,000.)のところ、ここではOPC2を使用 しているものであり、OPIの付属ACケーブルがOPC2であるのと同じ条件なので、 二本のOPC2に間にあるPower lsolatorのみの純粋な比較ということなのです。 このようにOPIをテストする前から高度な電源環境を日常的なものとして、私は 皆様に聴いて頂いてきたものでした。 それと、気が付いた方もいらっしゃると思いますが、今までZenSati Seraphim スピーカーケーブルを使用してきましたが、今回からはHIRO Acousticオリジナル スピーカーケーブルを採用することにしました。 HIRO Acoustic Laboratory MODEL-CCS Improvedの最終音質とは!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1237.html このオリジナルスピーカーケーブルとは上記で述べたものと同じです。 1本の導体単位としてφ0.26mm×105本のPC-Triple Cケーブルを3本束ねて1本の ケーブルとしています。 そして、端末のYスペードプラグの取り付け方に関しても高圧プレスによる加工で この写真のようにケーブル導体とプラグが完全に一体化されているというこだわりです。 後日に新企画としてこのケーブルをご紹介することもあるでしょう。ご期待下さい。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20150627-dannmen2.jpg http://www.dynamicaudio.jp/file/20150704-01.jpg 以上のシステム構成にて、本邦初となるOPIの試聴を始めたのでした。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- OPIのアウトプットは二系統と述べましたが、コンポーネント数が多いESOTERIC Grandiosoシリーズのどこに使用していくか、次のパワーアンプを除く三か所としました。 最初はESOTERIC Grandioso D1の二台に、次にトランスポートのGrandioso P1と マスタークロックG1のシステム最上流に二本、そして贅沢にもACケーブルは二本を 使用するプリアンプGrandioso C1に二本、という三段階で比較試聴することにしました。 上記の中でBobさん同席のもとに行ったのは最初のGrandioso D1への使用状態で、 後の二ケースは後日に私が一人で実験試聴したものです。 私は設計者が同席している時には意地を張って感動しても表情に出さないように しているのですが、今回はBobさんの目の前で両手を上げてしまったのでした! 最初の選曲はBobさんへのプレゼンでもかけたこの曲でした。 ■UNCOMPRESSED WORLD VOL.1 http://accusticarts.de/audiophile/index_en.html http://www.dynamicaudio.jp/file/100407/UncompressedWorldVol.1_booklet.pdf TRACK NO. 3 TWO TREES / TRACK NO. 4 SAMBIENTA 先ずはTWO TREESからです。Budi Siebertのソプラノサックス、Matthias Freyの ピアノというデュオのシンプルな編成。それをProf. Gibbs Platenのスタジオで ミックスし仕上げた大変美しい楽音の質感と広大な音場感がポイントになります。 先程、Bobさんに聴かせたPI8+OPC2というセットで先ずは記憶を呼び起こし、 おもむろにOPIに切り替えてセンターポジションに座りリモコンでスタートさせると…!? 「おー!!この質感の変化は何としたことか!!この音場感の広がり方は何なんだ!!」 真鍮製のサックスにほおずりをしたらリードのバイブレーションが肌に伝わって くるかのような、クローズアップされた楽音の中身にこんな微細な音色が含まれて いたことに初めて気が付く!! そして、極め付けなのは真鍮製の楽器に触れてもヒヤッとすることなく、演奏者の 体温が楽音に伝搬したかのように温度感が高まっているのが不思議だ! もしオーディオ用サーモグラフィーがあったなら、今までグリーンだったサックスが OPIを使った瞬間からオレンジに変化しているのが誰でも判るだろう。 リードの振動が空気を震わせ、サックスのネックから一番管へ、そしてベルに至る ホーンの内部に加湿機能付きヒーターがあるようだ!!この潤いと温かさは何なんだ!! 大編成のオーケストラでは各楽器ごとに質感が変化しても、聴き手の好みという 基準に照らして解釈すれば、音質変化を各論で論じることは虚しくもあるだろう。 しかし、サックス一本の楽音に関して、これほどの質感の変化は主観的な好みで 片付けられる問題ではない。明らかに再生音に含まれる情緒的要素とも言える音の 成分変化があるとしか考えられないのです!!この変化に気が付かずしてハイエンド オーディオは語れないでしょう。 更に、サックスの内面的な質感、言い換えればOPIに触発されて音像の内部で起こった 情報量の拡大と、音色に関わる親近感とも言える美的要素の激増に加えて、それらが 空間に放たれてからというもの、音にも重力が働くのか悟らされるように束縛から 開放された余韻の滞空時間が秒針の動きを三秒間ほど目で追ったように長引くのです!! 左右のHIRO Acousticという音源位置より上空に、半円形の七色の響きを含んだ 音の虹が表れたような錯覚。その虹のアーチが床に近づくにつれて薄くなり消滅 していくのだが、楽音の発祥が繰り返されるたびに音の虹は幾度も現れるのです!! その情景は右側からセンターにかけてピアノの一音一打の楽音を打ち出す際に、 鍵盤の一音ずつが余韻発生装置のスイッチとなり、弦の一本ずつのインパクトを ハンマーの動作に連動し同期して、サックス同様に一音ずつの温度感の上昇と響き の潤いとして中空に拡散し、虹の七色の一色ずつにライティングしたように鮮やかで 美しいメロディーを私の目の前に展開させるOPIに大感激してしまった!! 当然、私は多数の課題曲を聴いたのですが、上述の印象が鮮明なうちにオーケストラに おいてOPIはどのような貢献をしたのか、この行間で述べなくてはならないだろう。 ■マーラー交響曲第一番「巨人」第二楽章 小澤征爾/ボストン交響楽団 冒頭の弦楽器群の壮大なアルコによる合奏では直ちに弦楽器そのものに質感の変化が表れる。 それはクラシック音楽を愛好する人々には大いなる共通項として楽音に求める要素です。 ヴァイオリンの音色に艶やかな潤いが表れ、うっとりするような滑らかさに私は 思わずため息をついてしまった。前述のサックスに表れた質感の変化を比喩した 言葉は、不思議なことにすべての項目で弦楽五部のすべてのパートにしっくりと 当てはめることができるのです!! 名器と言われるヴァイオリンには何層ものニスが塗りこめられ、単なる赤ではなく 飴色とも言える光沢が宿り、流れる木目を至近距離から目で追いかけるように、 楽音が織りなす響きの流動がゆったりと曲線を描きながら空間を伝わっていく 有様に私の視線はくぎ付けとなってしまった。目をそらすことの出来ない美しさ! ここにも弦楽器の各パートが多数の響きのレイヤーを構成し、ボストンシンフォニー ホールのステージに音の虹をかけたと言いたい。誰しもが美しいと思わざるを得ない 弦楽器の音色には、実は虹の七色の境界線で隣り合う色が交じり合うという妙味を 多数の響きを交えた中間色の楽音を内包していたという発見に驚いたしまった!! そして、管楽器の立ち居振る舞いに関しても前述のピアノの質感で感じた要素が 見事に移行しており、鍵盤の存在感を音像の素晴らしい定位感として認知すると、 管楽器の一人ずつの楽音は正に同様に空間で鮮明な音像を立たせながら、発祥した 楽音は天井に向けて余韻を立ち上らせ、ゆったりと消滅するまで響きが漂う素晴らしさ!! あ〜、私のボキャブラリーの何と乏しいことか!! ここで起こっている変化によって 私の体内で湧き上がる興奮と感動をどうやって伝えたらよいのか悩みに悩んでしまった! -*-*-*-*-*-*-*-*-*- ここで話を戻してTRACK NO. 4 SAMBIENTAの興奮を伝えなければなるまい! 右奥から気配のように伝わってくるウィンドチャイムのような高音から幕が開き、 多種多様なパーカッションが、HIRO Acousticの得意とする広大なサウンドステージに 乱舞する。長く余韻を引く多数の打音、私の頭の上を飛び去って行くようなホイッスル! オーロラの画像のBGMにしたらぴったりというイメージの幻想的なキーボードが 背後に表れ、そこに重厚なシンセサイザーの低域が加わり空間を埋め尽くしていく。 およそ30センチの間隔で2本のマイクをセットし録音したというソプラノサックスが センターに表れるのだが、定位感ははっきりとさせているが音像の輪郭を微妙に コントロールして、オーラのような響きの背景を構成する録音テクニックが凄い!! 雄大な響きの空間を構築する通奏楽音の巨大な音響キャンバスに、実に多数の パーカッションが打ち上げ花火のように無数の光点を一斉に展開し音の大輪を描く! 広大無辺に広がる響きの空間を巧妙なスタジオワークで作り上げ、それにマッチ するようにサックスの輪郭をほんのりとブラッシングして存在感を共有させる。 その中にひたすらリアルな細かいパーカッションの数々を星空のごとくに散りばめ、 センターに定位するスネアが一定のリズムを叩き出すと背後の低音がぐっと重みを 増して二桁の周波数という重厚な低域が迫力を増しつつウーファーを攻め続ける!! 冒頭の輝くパーカッションの質感からして違う!!一体このリアルさは何なんだ!! パーカッションと一口に言っても、この曲に使われている打楽器は相当数に上る。 木製のもの金属製のもの、シャンベのようなアフリカ系の音階を鳴らし分けるものや 長く余韻を引くクラベスのような単音のものなど実に多種多様な楽音が洪水のごとく HIRO Acousticの周辺から上下左右の両翼まで広い音場感を展開していく素晴らしさ。 スーパーの野菜売り場に届くまでに数日かかった野菜ではなく、その朝に収穫した 極めて新鮮なセロリを両手で持って真ん中で折った時に、明るい緑の表面に残った 水分もろとも飛び散るようなシャキッと音がするように、すべてのパーカッション の鮮度感が全く違う!!明るく鮮明になり細かい打音の一粒ずつが浮き上がってくる!! それは音階に無関係に打音のインパクトの瞬間が非常に高速化され、同時に一音ずつの 音像サイズがギュッと絞り込まれて引き締まっていて、更にすべての打音の後に 施された巧妙なリヴァーヴが前述の変化同様に空間にピン止めされたように残り ながら消滅までの軌跡を私の目に見せつけてくるのだから驚いてしまった!! そして、止めは何といってもシンセサイザーの超低域の質感と重量感の物凄さ!! アコースティックなベースであれば演奏空間の残響を味方につけた豊かさもあるが、 半面では分解能と脈動感に一種の曖昧さを含んだ味付けとした響きもあるだろう。 しかし、OPIを使用してからというものバイアンプのGrandioso M1がHIRO Acousticの 22センチ・シングルウーファーをここまでグリップさせるのかというほど、更に 一段階低い音階にぐっと沈み込んでいく時の波動感が眼前の空気に陽炎のような 揺らぎをもたらす迫力は形容しがたいリアルさがある!! シンセサイザーの作り出す低域はアコースティック楽器のそれとは異なり人工的では あるが、くっきりと脈動をトレースする正確無比な低域のストロークが私の肌に 正弦波に近いピーク、ディップの気圧変化を吹きかけてくる快感に心がどよめく!! この低域の充実感は実はオーケストラでも察知していた。上記のマーラーにおいても コントラバスの響きがステージから溢れ出るような充実感に豹変しており、更に 驚くことに低域のホールエコーとして漂うような残響も増量されている不思議!! オーディオ信号とは無縁のはずの電源アイテムが、デジタル記録という冷凍保存 された音楽をDACで解凍してアナログ信号に変換する要所、それは音楽信号という アナログ波形が誕生する過程の最も上流に位置するGrandioso D1のみであっても、 私とて未体験であった感動をもたらしてくれたTransparent OPIに対してどんな 賛辞を繰り返しても言い尽くすことはないでしょう!!これは素晴らしい発見です!! Bobさん同席の折に試聴した曲は他にも多数ありましたが、OPIの素晴らしさを 実感した初日に感想としては以上がポイントだったと思います。しかし、その 次に試してみたい項目があり、一週間ほどの時間を頂いて試聴を続けました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- DACに使用した際のパフォーマンスとしてはOPIの特長を象徴するものだと思います。 しかし、アウトプットがふたつしかないというのは罪作りなものです。 私はBobさんになぜアウトプットはふたつだけなんだ? と質問しましたが、OPIは 完全なハンドメイドであり生産性も低く、長年の開発費なども含めて日本価格では 税別195万円(OPC2標準付属)という大変高価なものですが、出力数を増やすという 事は直ちに価格に跳ね返ってくるものなので更に高価になってしまうという事でした。 こちらを立てればあちらが立たずということで私としては悩みどころです。 使用するコンポーネントによって変化するベクトルに違いがあるのか、という事を 分析しておく価値はあるだろうと、翌日からは他の製品に使用しての試聴です。 次の段階としてトランスポートのGrandioso P1とマスタークロックG1のシステム 最上流に二本のOPC2にて試聴することにしました。選曲したのはこの課題曲です。 ■UNCOMPRESSED WORLD VOL.4 - 18.Kirk Montreux / ETERNAL DESERT(LA CALIMA EDIT) http://accusticarts.de/audiophile/index_en.html Grandioso D1で起こった変化を念頭に入れつつ、それに送信するデジタル信号を ピックアップするトランスポート、そしてマスタークロックに使用するということは P1とD1に送られるクロック信号に関しても影響を持つという事になります。 冒頭のピアノの弦をひっかく音が印象的でにあり、ギターの鋭いピッキングが テンションを高め、飛び散るパーカッションの切れ味が物凄い。 ハイライトが当たる楽器たちの背後に重厚な打撃音が広大な空間に展開し、 ピアノのタッチが柔軟性を感じさせながら空間に浮かぶダイナミックな曲。 HIRO Acousticが登場した当時、盛んに聴き続けていた選曲であり、現在では しっかりと音のテンプレートというべき記憶が焼き付いている選曲。 この時に痛烈に感じたのは音像の見え方、いや輪郭の変化だったのです! パルシブな打楽器とギターの質感は最上級の反応を示すHIRO Acousticによって 確立されている安心感が土台にあるのを前提に、個々の楽音の音像サイズが 一回り凝縮され、輪郭を描く周囲にキリッとエッジを利かせた描写力に舌を巻く!! 「おいおい…、これはただものじゃないぞ! こういう変化が起ころうとは!」 音像が細く小さくなるという現象で、仮に余韻感としての響きの情報量そのものが 減少してしまうと、再生音として痩せた音、潤いがない音という印象になるのだが、 このOPIによる効用では勿論そんな低レベルな変化ではない。では次の選曲で確認しよう! ■FIFTY SHADES OF GREY ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK 3.THE WEEKEND / EARNED IT(TRADUCIDA EN ESPANOL) http://www.universal-music.co.jp/p/UICU-1262 冒頭からスネアーのアタックと完璧に同期した重厚な低音が響き渡る課題曲。 スタジオ録音の精密な音作りがサウンドステージの構築に大きく貢献しており、 重々しい低域が拡散していく過程における観察で色々なことが分かってくる。 先ずは重厚な低域のエネルギー感が中央から左右両翼と後方へと拡散していくが、 その際に以前よりもセンターでのスネアーの音像が縮小していることが分かる。 更に低弦楽器がかき鳴らした重厚な低音の発祥地点が中央部に集約され、濃密な 音源として上書きされているのに驚く。右側から一定のリズムを刻むシンバルの 音像もしかりだが、驚くべき変化はこれからだった。そう、ヴォーカルなのです!! ファルセットの歌声というのは伸びがあるだけに音像の認識が曖昧になる傾向が あるが、この時に表れたヴォーカルの音像の凝縮と輪郭の鮮やかさは出色の出来栄え!! H.A.L.'s One point impression!! - 納得のTransparent XLPCの実力!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1311.html 上記の経験でも電源ケーブルXLPCを1本だけGrandioso P1に使用して同ベクトルの 変化を確認したものだったが、同時に情報量も増加しているので同じ方向性をたどる ベクトルではあるが、XLPCの時と比較すると矢印の長さは三倍以上という素晴らしさ!! そして、このヴォーカルの残響が上空に向けて伸びあがるように拡散し、輪郭が 鮮明になった分、音像を取り巻く周囲に余韻のオーラをたなびかせる豹変ぶりに 思わず膝を叩き口元が緩む。 「やはりそうだ! 単純に音像サイズが小さくなるだけではなく残響が美しいのだ!」 当然、この段階ではマスタークロックGrandioso G1にもOPIの効果が発揮されて ワードシンク信号にも浄化作用が働いているのだろう。オーディオデジタル信号を ピックアップするTransportと共に、デジタル領域の最上流においてもOPIが もたらす変化が音像の存在感を極めて良好に向上させる効果に私は感動した!! -*-*-*-*-*-*-*-*-*- さて、最後はデジタル・ソースコンポーネントから初めてアナログコンポーネントで 試聴すべくGrandioso C1の電源ケーブルOPC2二本をOPIに接続する。ここまでやるの ならばいっそのことパワーアンプにも使用したいものだが、バイアンプ4台での 実験にはOPIの台数が足りない。そんなジレンマを感じつつ半面で期待する自分の 気持ちを抑えてセンターポジションに座り、この選曲で試聴することにした。 ■Martin Grubinger - Drums 'n' Chant http://www.deutschegrammophon.com/html/special/grubinger-drumsnchant/ http://www.youtube.com/watch?v=v9kuxJYLsuA 関係リンク http://www.martingrubinger.com/ http://www.universal-music.co.jp/martin-grubinger これは教会で録音されたグレゴリオ聖歌の合唱にホール録音のパーカッションを オーバーダビングした独特の音場感と切れ味を楽しめるアルバム。 TRACK 4 キリエ 第14番 通奏低音の静かな響きの中で教会の鐘のような音が遠くに小さく響くイントロ。 そこに突然右チャンネルからカウベルの鮮明な打音、続いてコンガ、ボンゴ、 シャンベなどなどアフリカのパーカッションが次々に登場し、ハイテンポの高速 演奏でアフリカのリズム感に乗って躍動する大小様々なパーカッションの数々。 当フロアーで現在のリファレンスとして活躍するESOTERICとHIRO Acousticという ラインアップは音質向上の変化を鮮明に引き出すが、根本的なパフォーマンスは ゆるぎない自信を持つものであり、以前に聴いた音質に対して基本的にレベルダウン することはない。このトラックの演奏が進むにつれて私の頭の中では必死に使用前の 音質と比較検証を行っていたが、これか! というポイントが浮上してきた! これを確認するために聴きたい音源がある次のトラックへとリモコン操作する。 TRACK 10 オッフェルトリウム:「神は喜びの叫びのなかを」 フェンダーローズのソロで始まり、グレゴリオ聖歌が背後に浮かびあがる。 フリューゲルホーンのたなびくような音色がセンターにくっきりと浮かび、 ドラムセットのキックが乾いた低音を叩き出す。 この冒頭のエレキベースとキックドラムの質感に私の目と耳の焦点が合わされると、 なるほど…、というOPIの新たな効用がじわりじわりと実感されてくる。 これまでの試聴ではスタジオ録音の曲が多かったのだが、低域の変化を量的な ものと音像の質感として分析してきたのだな…、と思わず振り返ってしまった。 それは低音の豊かさが輪郭表現を向上させた上で同時進行で変化するという傾向で あったのだが、アナログコンポーネントとしてプリアンプに使用すると、音楽全体の ボディーバランス、楽音の体幹を整えるという方向性で作用してきたのです!! 先ずはエレキベースのソロが始まった時に、その兆候が察知できました。 ベースの音階が低くなるにつれて音像も少し大きくなるという傾向が多くの再生 システムで見受けられるのですが、それが全くないのです!! 今までは、ある程度の広さでベースの低音が空間中に容積を持っていたものですが、 OPIを使用すると、砂場の砂を両手でかき集めて砂山を作るように、左右スピーカーの センターに濃厚さを増したベースの音を密集させて低域の音像を絞り込む変化なのです!! エレキベースではホールに発生したアコースティックな楽音として余韻感を含む ものではなく、マイクではなく恐らくはライン録りしたと思わせる極めて鮮明な ベースの音。余韻感を削って音像を小型化したのではと危惧する思いがありましたが、 それはキックドラムの低音を確認すると稀有の心配であったと直ちに訂正されました。 キックドラムのヘッドに近接配置したマイクで録音された打音はドライであり、 イコライザーなどで周波数特性を変化させた気配のないシンプルな楽音として 録られています。 ドスン、というよりダン!と乾いて切れ味のいいキックの音質ですが、HIRO Acousticの 22センチ・シングルウーファーは低域方向の倍音までも克明に描き出し、インパクトの 瞬間ではベース同様に立ち上がりの鋭さと音像描写の面積を一回り縮小させていたのです!! 低域の拡大や増量という変化の方向性はハイファイオーディオでは肯定的に解釈 されることが多いと思いますが、決して前述のOPIにおける変化に逆行するものとは 私は考えていません。 ソースコンポーネントに起こった上記の変化を、プリアンプにおけるアナログ伝送の 過程で相殺するような振る舞いではないと感じられます。それは砂山の例えで述べた 音楽のエネルギー感の集約であり、システム全体として質感の向上を図った上で バランス感覚を見失わないチューニングテクニックの勝利だと判断しました。 このアナログ領域におけるOPIの嬉しい追記項目として、オーケストラを中心とした クラシック音楽ファンの皆様には、プリアンプへの使用で弦楽器の質感が驚くほど 美的な変貌を遂げていたということを最後に一言述べておきます!! アナログレコードを愛好する皆様にとっても価値あるOPIであると断言致します!! しかし…、今回は一台だけしかOPIがないという事が残念であり、どこに使用する のかという取捨選択において心残りを絶えず感じながらつなぎ替えしていました。 Transparent OPC(OPUS Power Cord)がもたらす新世界の陶酔とは!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1264.html ここで同じTransparentのOPCが登場した時に書いた上記の記事より、次の 一節を引用し結びのコメントとしたいと思います。 「OPUS(文学・芸術上の作品)の命名に関して、私は納得しました。才能ある人が 描く絵画、感動的な文章力、彫刻における観察力など、一芸に秀でる人は様々な 表現方法でも優れているものですが、OPUSが綴るページ数は無限大であり、 OPUSが見せる表現手段は実に多様なのです。 コンポーネントは時代の変化でお買い換えはあろうとも、OPUSの魅力は一生モノ!! これから未来永劫に渡り使用するコンポーネントの潜在能力を確実に引き出す 電源アイテムの価格をお安い!!と思ったらお叱りを受けるでしょうか!? お使いになると私と同じ考え方になってしまうことを高い確率で予測します。 最初の一歩…、ではなく最初の一台をどこに使うかは皆様の自由ですから…。」 さあ、このTransparent OPUS Power Isolatorに対して私はどんな取り組みをして行くのか!? それは皆様のシステムが持つ潜在能力をいかに発揮させていくかという再発見にも つながることであり、究極の電源アイテムとしてOPIに盛大な拍手を送る私でした!! どうぞ今後の続報にご期待下さい。 |
担当:川又利明 |
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