発行元 株式会社ダイナミックオーディオ 〒101-0021 東京都千代田区外神田3-1-18 ダイナミックオーディオ5555 TEL 03-3253-5555 / FAX 03-3253-5556 H.A.L.担当 川又利明 |
私は時として目にとまった製品にインスピレーションを感じることがある。 代表的なエピソードがこれ!! No.828「H.A.L.'s One point impression!!-MORDANT-SHORTの奇跡!!」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/828.html 「私はプライスタグのゼロの数だけで製品の音質を評価することはない。 …中略… しかし、逆の場合は誰が何と言おうと熱が入る。安かろう悪かろうという常識 を覆すことが私の快感になってしまう作品に時折巡り合うことがある。 だから、大げさな表現だが“奇跡”というタイトルを付けてみた。」 この一台¥325,000.という価格のスピーカーに関しては下記の続報もあります。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/829.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/830.html http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/831.html 良かったら上記のブリーフニュースNo.828の一節にて私の価格に対する考え方を ご一読頂ければ大変ありがたいものです。 なぜか…、前記と同様なことが起こったからです!! 私は最初、輸入元担当者に思わず訊いてしまいました。「これ何て読むの?」 そのブランドとは「Alluxity」アルクシティーと読むデンマーク製のアンプメーカーです。 http://www.alluxity.jp/product/ 先ずは上記サイトの画像を見てデザインでひらめくものがあり、更に私の心を くすぐるポイントがこれ!! 「Vitus Audio製品と共通の超高速、低ノイズ増幅モジュールを搭載」 そうです、あのVitus Audioと同じデバイスを使っているという事です!! 2007年8月28日 No.532「ビッグニュース!!あのブランドの社長がH.A.L.'s Partyにやって来ます!!」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/532.html 2008年1月13日 No.563 小編随筆『音の細道』特別寄稿 *第65弾* 「今までの常識を上書きする実力と魅力を持つVitus Audioとは!!」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/563.html 2008年1月19日 No.564 小編随筆『音の細道』特別寄稿 *第65弾*」Vol.2 「今までの常識を上書きする実力と魅力を持つVitus Audioとは!!」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/564.html 2015年7月10日のこと、純白のAlluxityを当フロアーにセッティングしました。 手前がプリアンプで向こうに見えるのはパワーアンプです。 http://www.dynamicaudio.jp/file/2015.07.11.03.jpg http://www.dynamicaudio.jp/file/2015.07.11.04.jpg Alluxity Pre Oneはご覧のようにノブ、ツマミは一切ありません。すべて タッチパネルによる操作です。 http://www.dynamicaudio.jp/file/2015.07.11.02.jpg 何ともかわいらしいシンプルなリモコンです。裏を見るとAppleによるデザイン で中国製と書かれていました。iPodのコントロールキーとそっくりです。 http://www.dynamicaudio.jp/file/2015.07.11.06.jpg パワーアンプは幅435mm奥行480mm高さ105mmというサイズで奥行きが大きい。 輸入元サイトには重量43Kgとありますが間違いです。それほど重くはなく私が 持ち上げてみての推測では恐らく20Kgとちょっという重さだと思います。 http://www.dynamicaudio.jp/file/2015.07.11.05.jpg アルミの塊から削り出したボディーということで重厚さはありますが、この手の オーディオ製品はアルマイト仕上げが多いのですが、これはペイントです。 ちょっとぬめり感がある純白の塗装が目新しいものですが、これはこれで悪くは 無いのですが、ブラックの実物も見てみたいものだと思いました。さて… そもそもは、これでHIRO Acousticをこのアンプで鳴らしたらどうなるだろうか…、 という好奇心で試聴してみたくなったものでした。初日の音は悪くはないが… ということで、いつものように一晩エンハンサーCD-ROMをリピートさせて翌日 から試聴を開始しました。 プリアンプが税別¥998,000.パワーアンプは税別¥1,599,000.と何とも中途半端 な価格設定ですが、これは輸入元の考え方が律儀なのだろうと解釈しています。 ざっくりと両方で260万円というアンプは、これまでHIRO Acousticを鳴らして きた錚々たるブランドのアンプたちと比較すれば大変お安く感じられます。 さあ、果たしてAlluxityはHIRO Acousticをうならせることが出来るでしょうか!? -*-*-*-*-*-*-*-*-*- ここで敢えて行間を設けましたが、見事にAlluxityは裸にされてしまいました。 私の結論からすると残念ながらAlluxityでHIRO Acousticを皆様にお聴かせ したいという気持ちにはなりませんでした。 しかし、このアンプには他社にはない香り立つ魅力がありました!! 私がHIRO Acousticを鳴らす際にこだわってきたオーケストラの弦楽器に 絶妙な質感をもたらし、これは可能性があると直感したのです!! では、北欧からやってきた純白のアンプにふさわしい組み合わせとは何か!? 私がコーディネートしたシステム構成を先ずはご覧下さい。 ◇ H.A.L.'s Sound Recipe / Alluxity-inspection system ◇ ……………………………………………………………………………… Abendrot Audio STUTE (税別¥3,500,000.) http://jp.abendrot.co.uk/ and dCS Vivaldi Clock (税別¥1,920,000.) http://www.taiyo-international.com/products/dcs/vivaldi-clock/ and TRANSPARENT PLMM2X(2本)+PI8 (税別¥1,050,000.) http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/transparent-2/ and finite element Pagode Master Reference Rack/HD02+CERABASE 4P (税込み¥970,000.) http://www.axiss.co.jp/fFE.html ……………………………………………………………………………… ▽ ▽ ▽ Cardas Audio Lightning BNC Cable http://www.taiyo-international.com/products/cardas/digital/ ▽ ▽ ▽ ……………………………………………………………………………… dCS Vivaldi Transport (税別¥4,740,000.) http://www.taiyo-international.com/products/dcs/vivaldi-transport/ and Aurender W20 (税別¥2,185,000.) http://www.aurender.jp/products/w20/ with dCS Vivaldi Upsampler (税別¥2,450,000.) http://www.taiyo-international.com/products/dcs/vivaldi-upsampler/ and TRANSPARENT PLMM2X(3本)+PI8 (税別¥1,330,000.) http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/transparent-2/ and finite element Pagode Master Reference Rack/HD02+CERABASE 4P (税込み¥970,000.) http://www.axiss.co.jp/fFE.html ……………………………………………………………………………… ▽ ▽ ▽ TRANSPARENT REFERENCE XL 110ΩAES/EBU DigitaL (XLR)×2 (税別¥960,000.) http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1037.html http://www.axiss.co.jp/ftran.html ▽ ▽ ▽ ……………………………………………………………………………… dCS Vivaldi DAC (税別¥3,870,000.) http://www.taiyo-international.com/products/dcs/vivaldi-dac/ and TRANSPARENT PLMM2X+PI8 (税別¥770,000.) http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/transparent-2/ and finite element Pagode Master Reference Rack/HD02+CERABASE 4P(税別¥970,000.) http://www.axiss.co.jp/fFE.html ……………………………………………………………………………… ▽ ▽ ▽ ESOTERIC 7N-DA6100 RCA 7.0m ▽ ▽ ▽ ……………………………………………………………………………… Alluxity Pre One (税別¥998,000.) http://www.alluxity.jp/product/ and TRANSPARENT PLMM2X+PI8 (税別¥770,000.) http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/transparent-2/ and finite element Pagode Master Reference Rack/HD02+CERABASE 4P(税別¥970,000.) http://www.axiss.co.jp/fFE.html ………………………………………………………………………… ▽ ▽ ▽ Wire World XLR 5.0m ▽ ▽ ▽ ……………………………………………………………………………… Alluxity Power One (税別¥1,599,000.) http://www.alluxity.jp/product/ and TRANSPARENT PLMM2X (税別¥280,000.) http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/transparent-2/ ……………………………………………………………………………… ▽ ▽ ▽ shizuka CCL-1 / Speaker cable 2.5m (1Pair 税別¥120,000.) http://www.shizuka-acc.com/ ▽ ▽ ▽ ……………………………………………………………………………… Kiso Acoustic HB-X1(1Pair 税別¥1,700,000.) http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1062.html http://www.kisoacoustic.co.jp/index.html and MMW“H-Board”(W245×D301×H70mm 19kg)配送費・税込み販売価格¥68,000. http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/691.html ……………………………………………………………………………… ソースコンポーネントが大変高価なものであるという事は御愛嬌ということで ご理解頂ければと思います。もとより、フロントエンドから得られる情報量は 多いに越したことはないもので、それをいかにスピーカーまで届けるかという 視点に立って見れば、情報量をロスしないで伝送しているという証明になるでしょう。 思えばHIRO Acousticの廣中さんが最初に当フロアーに来られた時に最も感動し、 驚かれたスピーカーがKiso Acoustic HB-X1でした。聴く人が聴けば解かる!! そんな玄人好みのスピーカーがKiso Acousticなのです。そして、ちゃんと Kiso Acousticはアンプの良し悪しをしっかりと判別するのです。 Kiso Acousticは弦楽器の音色に独自の表現力を持ち、HB-X1自身が響きを作る という巧妙な職人技を有するスピーカーです。下記にて私は実感しました。 2013年10月16日 No.1075 「H.A.L.'s One point impression!!-Kiso Acoustic HB-X1」 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1075.html そして、1987年デジタル録音の小澤征爾/ボストン交響楽団/マーラー交響曲第一番 「巨人」この第二楽章から聴き始めたのですが…。 「おー!!この弦楽器の質感は素晴らしい!!切れ味と潤いが共存してるぞ!!」 HIRO Acousticで感じたテイスト、香り立つような響きの艶やかさが見事に オーケストラの演奏に発揮されています!! HB-X1はオーケストラにおける弦楽器と管楽器の両方で、エンクロージャーが 発する響きの要素をオーディオ的な“旨味”として、和食のダシのように 聴き手の感性にしっとりと情感を伝えてくるものなのですが、Alluxityは ダシをとる水にもこだわりを求めるように響きのグラデーションと多彩な 音色をスピーカーに提供する一種の温度感とも言うべき絶妙なコントロールを スピーカーにもたらしているのです!! 私がHIRO Acousticで感じていた可能性とは、このオーケストラで証明されました!! 高剛性・高質量・無共振思想のスピーカーでは得られない、響きの“旨味”と して大自然の湧水のように純粋な水が見事にダシの成分を抽出しているという 印象なのです。とにかく滑らか、艶やかな弦楽器に思わず脱帽の思いでした!! 小澤征爾/サイトウ・キネン・オーケストラによるブラームス交響曲第四番・ ハンガリー舞曲第五番・第六番(90年当時PHILIPS 426 391-2)も聴きました。 七色の虹の隣り合う色彩が境目で微妙に混じり合いながらレイヤーを構成して いくように、弦楽五部の各々の響きはHB-X1によって見事に調和され、中間色 の音色と例えたいヴァイオリンの個々のパートが空間で融合して行く妙技は HB-X1の最も素晴らしい特徴なのです。 それを絶妙のアシストでKiso Acousticの魅力を引き出しているのですから、 正に純白のボディーが証明するようにAlluxityそのものに色付けがないことを 証明しているものです。 これだけオーケストラが見事なのですから、他の曲でも相次いで魅力的な演奏 を続けていきます。特にヴォーカルも素晴らしい!! 弦楽器の質感で合格点が出ればヴォーカルは間違いありません。大貫妙子、 石川さゆり、etc…、特に女性ヴォーカルの妖艶な響きは絶品です!! 私は過去に二回Vitus Audioのコンポーネントをここで鳴らしてきましたが、 その時の感動が聴き進むうちに次第に蘇って来るのです!!実に素晴らしい!! Vitus Audioのエッセンスを胎内に宿したデンマーク生まれのAlluxityは皆様 のシステムにおいても新たな可能性を引き出してくれることでしょう!! この組み合わせは当分ここに置いておきたいと強く願っているものです。 なぜか… 2015年6月25日 No.1233 遂にKiso Acousticが2015 Tokyo international Audio Showに登場!! http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1233.html この会場で初めてKiso Acousticを聴かれる方も多いことでしょう。 その皆様が来店されましたら極上の和食としてKiso Acousticを提供しましょう!! そして、未公開情報ですが、上記で何度も述べてきたVitus Audioの素晴らしさ を近い将来に同社のフラッグシップモデルをここにお迎えすることで日本中の オーディオファイルの皆様に素晴らしい可能性を実演出来る計画があります!! 私から発する続報にどうぞご注目下さい!! そして、Kiso Acoustic & Alluxityの絶妙の演奏を聴きにいらして下さい!! |
担当:川又利明 |
TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556 kawamata@dynamicaudio.jp お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください!! |