発行元 株式会社ダイナミックオーディオ 〒101-0021 東京都千代田区外神田3-1-18 ダイナ5555 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556 H.A.L.担当 川又利明 |
No.109 「悲報、あのCoherenceが生産終了!」 |
私が認める数少ない最優秀のプリアンプとして、長年にわたり皆様にご紹介し、私が国内最多の販売実績を更新しつつあったJEFF ROWLAND のコヒレンス2の生産を打ち切ってしまうと言うニュースが突然入ってきた。 それでは、コヒレンス2に代わる新製品を発表するのか、というと全然そのあてはないという。もっと単純に言えば設計者であるジェフ・ロウランド本人は、今現在そして将来的にもコヒレンス2を超えるものを設計するつもりがない、あるいは出来ないということなのである。これは困った。私は日頃からコヒレンス2をリファレンスとして当フロアーのデモに使用している。 姉妹機であるシナジーは大変優れたプリアンプではあるが、ここでコヒレンス2と比較を繰り返し両者のパフォーマンスの格段の違いを知り尽くしているだけに販売できない製品を展示し続けるのも無理があると言うもの。 よくよく話しを聞いてみると、全世界的にコヒレンス2の販売量がピークを過ぎて低迷していると言うこと。そして、散発的な各国からのオーダーを少量ずつ生産していくということがコストに合わないという経営判断らしいのである。もし、コヒレンス2の再生産をするのであれば、1ロット25台の発注をしなければならないと言う。輸入元の大場商事も頭を抱えているところであるが、ジェフの決意は固いという。しかし、モデル10、モデル12とパワーアンプの傑作を発表して売上は好調であるはずなのに、惜しい、何としても惜しい。ジェフの素晴らしいパワーアンプを鳴らすならば、やはり最後はコヒレンス2でしょう。 今はシナジーでも、いつかはコヒレンスを。あるいは、もうしばらく先には資金をためて憧れのコヒレンス2を、と計画されていた方も多いと思われる。さて、私が一人で25台を発注するのも無理があり、日本全国の皆様のご意見を伺いたいという気持ちがある。これからの二・三年で購入見通しを何とか出来るユーザーを25人集めればオーダーは可能なのか。文明の利器インターネットが求める人を集めるのに役立てばよいのだが。 |
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