NO.194 East-Passiveより「ZELLATON は皆様聴きましたか?」
既に75周年というメーカーと聞きました。英国QUAD社のESL57がヨーロッパ市場に
於いて人気を博していた頃にこのZellaton のユニットを搭載したスピーカー
システムが有り当時2分していたと聞いております。ESL57は日本にも入荷して
ますがそのZellatonのユニットつきのスピーカーは日本には入荷は無いものと聞く。
その後にうん十年経ち私が出会ったのはEnsemble社の Reference 及び PA1 そして
Primadonna と続く訳ですがその後は見かける事も無くMagico社の Mini 及び Model6
初期タイプ等はその流れかと思うのです。↓こちらがZellatone社のユニットの写真に
なります。
上の写真の中で一番小さいのがツィーターになり最新のユニットらしいです。
そしてミッドレンジ、ウーファーユニット。一番の大きな口径がサブウーファー用の
ユニットになっております。
ユニットの材質については輸入ものであるゼファンでご覧いただきたいと思いますが、
本当に軽い振動板のようで音を聴いていただけるとお分かりいただけます。
上記の写真にもありますが、大きなユニットがサブウーファー用になります。今回
初めて目にするのがコーン型ツィーターです。Ensemble Reference時代のツィーター
は北欧製のソフトドーム型ツィーターを使用されており、ひょっとするとこの
ツィーターは門外不出だった可能性も有りますね。
そして、そのツィーター部分です。何か本当に手作りのように感じられるエッジの
部分でギャザー部分がかなり複雑な様子が見える。夜なべ仕事で仕上げたそんな仕上
がりでしょうか手作り感が伝わるものです。
下から上まで統一感のある音は何処までも繊細で軽快そのもので自然です。スピーカー
ボックス内部の吸音材に関しては天然素材を多用し幅広い周波数帯域に効果的に吸音
されている。
ネットワーク内も言うまでも無く当然のごとく厳選したパーツを使用していることと
思います。配線材はオランダ製のVan den Hulを採用し伝送ロスの無い滑らかで正確さ
が貢献しているのではと思います。
サブウーファーについては、偉大なる効果に驚くがステレオでメインスピーカー
含めると4匡体となりそれなりのスペースが必要になります。
ZELLATON GRAND 75 Years Edition 税込定価¥4,200,000 (SET)
SPECIFICATIONS
周波数レスポンス: 30Hz-35kHz
能率: 85dB/W/m
インピーダンス: 4Ω
寸法: 1100(H) x 250(W) x 550(D)
重量: 75kg
|