High Fidelity Cables Magnetic Adapters 今回は代理店ブライトーン取扱いのHigh Fidelity Cables社の Magnetic Adaptersをご紹介させていただきます。 High Fidelity Cable社はアメリカのテキサスに本拠地を置く、ケーブル、アクセサ リーブランドになります。 本国サイトはこちら ハイエンドケーブルも出しておりますが、今回代理店のブライトーンは先かげてRCA ケーブルの先端に装着するアダプターと空きのコンセントにさすプラグの2種類を始 めました。 その中で今回はMAGNETIC ADAPTERSを紹介させていただきます。 MAGNETIC ADAPTERS アナログ用 信号側(ソース側) 2個 \60,000(税別) 出力側(アンプ側) 2個 \60,000(税別) 4個ペア \100,000(税別) デジタル用 信号側(ソース側) 1個 \45,000(税別) 出力側(アンプ側) 1個 \45,000(税別) 2個ペア \60,000(税別) 代理店ブライトーンのサイトはこちら http://www.bright-tone.com/pages/86.html このMAGNETIC ADAPTERは名前の通り磁力の考え方を応用して制作しておりますが、 確かに理に適っていると思います。 磁気伝導技術概要はこちら 早速ですが、試聴に入らせていただきます。 店頭でも試聴を行っておりますが、今回はお客様宅で実験を行いましたので、 そこでの試聴レポートにさせていただきます。 お客様システムはこちら M様ご協力ありがとうございました。 1)フォノイコライザーからプリアンプ (プリ側に装着) ケーブルはLINN シルバーケーブル 一聴してその違いに驚きました。その違いは圧倒的なスケール感アップと高さ表現 能力の高さです。 私はライブを意識することが多く、VOCALの位置は高いほうが好みなのですが、 そのVOCALの位置が実寸大に近くなります。160cmの人間の口がその位置に存在する といった表現になるかと思いますが、その生々しさが非常に伝わってきます。 なぜ片側から実験したかというと、既に試聴しており、変化率はアンプ側の方が 効果が大きいということになります。理論からすると磁力を使用する訳ですので、 送り手というよりも受け手の方で引っ張ったほうが良い訳です。 であれば片側だけで良いのかということになりますが・・・ 2)フォノイコライザーからプリアンプ (両端に装着) ボーカルの位置は大きくは変わらず、今度は横方向のエネルギーが増えスケール感 が増します。 重心もしっかり下がり、音離れも良くなります。ただ真ん中で試聴する分に関して は申し分ないのですが、スィートスポットが狭くなる印象があります。ただ焦点 はしっかり合います。 お店ですと片側の変化を10とすると両方で16ぐらいでしたが、お客様宅では 18ぐらいにまでの変化になりました。 次にネットワークプレーヤーからプリアンプ ケーブルはZENSATI NO3 やはり変化は同じですが、アナログプレーヤーよりも変化量が少ないイメージを持 ちましたが、それがケーブルに起因するのかは良く解りませんが、やはり高さ表現 が良くなります。 このプラグですが、やたら硬質になることもなく、音楽性があまり変化することも ないので使いやすいかと思います。 3)DAC→パワーアンプ GOLDMUND LINEALケーブル こちらはGOLDMUNDの特殊な組み合わせですので、通常はプリアンプ、パワーアンプ の間になるかと思います。 こちらで効果があれば、1セットで済んでしまいますが、先ほどの変化10とすると 7ぐらいかなと思います。 変化のベクトルは同じですが、スケール感がそこまで出ませんでした。 今回はフォノイコライザーからプリアンプの間が一番効果的で外してしまうと、こ じんまりしてしまいます。 スケール感が増して、それでいて押しつけがましくなく、音色を壊さない。 情報量もアップします。 これだけ高さ表現ができるアイテムは今まであまりないかもしれません。 お客様もこの実験の結果すぐご注文いただけるぐらいの変化です。 店頭でもCARDAS、ヨルマデザインなどでも実験しましたが、変化の仕方はほぼ同じ でしたので、安心しております。 これは私にとって欠かせないアイテムになりました。 こういった製品に関しては、逆にいうと間にいれることでロスもあると思います。 当然接点が増える訳ですし、ラックによってはプラグ部分が長くなりますので、 設置できないケースも出てくると思います。ただ音の変化を聴くと手放せなくなる アイテムですね。 しかし色々なアクセサリーがあるものです。まだまだ良くできるアイテムが埋もれ ているのかもしれないことに気づかされました。 当初お客様から試聴リクエストがあり、私の方で事前に試聴したことから始まった 製品です。 もっと多くのアクセサリーの試聴を行わないといけないですね。 オーディオはやはり面白い!! 2016年7月3日 H.A.L.3 島 |