VOL.93 B&W 802 D3シリーズ 設置レポート 

昨日無事にB&W新製品D3シリーズの802D3が入荷しました。

今回はD&M提携の運送会社が運んできておりますが、まずはトラックの荷卸しからス
タートしました。

リフターがないトラックでしたので、天野と運送屋さんと3人で降ろしましたが、重
い!!

箱には120kgの文字が。

開墾はなんと簡単で、2本とも天野が一人で行いました。






今までは持ち上げなくてはいけなくて、持ち上げている間に下のパッキンを外して
もらうなど3人いた方が楽でしたが、今回は非常に楽に開墾できます。

また今まではボールベアリングのキャスターで、実際転がすと床に傷がついてしま
うため、転がすことは基本的にNGでしたが、今回は普通のキャスターになっており
ますので、スピーカー設置場所までキャスターで動かして持っていくことが可能で
す。ただしそのキャスターに関しては前後方向にしか動きませんので、横に移動す
るときはちょっと大変かもしれません。

*お店はパンチカーペットですので、キャスターの状態で動かしておりますが、フロ
ーリングの場合は重量がありますので、ご確認の上動かすようにしてください。




日中は忙しくてきちんとしたセッティングができませんのでしたので、閉店後に
設置を行いました。

まずはイルンゴのスピーカーボードに乗せる作業を行いました。

これも実際大変です。

以前は2人で持ち上げてボードに乗せておりましたが、今回は正直この作業は厳しい
ですね。慣れた私と天野でも垂直あげは出来ませんでした。ということで
最初は前を浮かせた状態でベースを下に敷こうとチャレンジしましたが、前に重量
があり過ぎてなかなか厳しく、最終的には前を視点に後ろを持ち上げてベースを差
し込むという作業でボードに乗せました。

この作業も難しいのはキャスターの位置の問題で、前1個、真ん中左右2個、後ろ1個
ということで傾ける場合はキャスター1点で支えなくてはいけないところです。



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以前のモデルは後からオーディオベースを設置に行くこともありましたが、今回は
ちょっと大変になるかもしれません。

さてオーディオボードに乗せた後は楽かなと思っておりましたが、そこからが長丁
場でした。

今回スパイク受けとスパイクが最初から装備されており、スパイク受けはマグネッ
トでスパイク部分にくっついております。

このスパイク受けの裏側はゴムになっており、スパイクを伸ばした後はおそらく動
かすのは困難になると思います。

そこで、まずはTAOC社製ののPTS-Gをスパイク受けに一旦使用してスパイク設置しま
す。



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1人がスピーカーを片側に傾けた状態で、スパイク部分を伸ばしていきます。これも
回しやすいような構造になっております。どれぐらい伸ばせが良いか解らず伸ばし
ておりましたが、ある程度伸ばしたところでテンションがかかって止まってくれま
した。これは非常に便利で、4本ともある程度均等に伸ばした状態で、TAOCのPTS-G
のスパイク受けに設置しました。
このスパイク受けはオーディオボードの真ん中にダイレクトにスパイク設置する為
に必要で、TAOCのPTS-Gは下にフェルトがついており、簡単にボード上でスピーカー
を動かせます。

またスパイク受けの場所を、前後左右メジャーで測り、ボードに対して、スパイク
均等に刺さるようにしました。

最後スパイク受けがずれないように傾けて片側のスパイク受けを外しました。
(私はこの作業は左右ではなく、前後に傾けて外すようにしております。)



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さてこれで、イルンゴのボードにダイレクトに設置完了しました。

キャスター部分はボードから約1cmぐらい浮いた状態になっております。
(イルンゴボードは木材ですので、刺さった部分が沈み込みますので、ボードによ
って変わってきます)

1本目を設置後スピーカーの高さを見ましたが、若干高いということで2本目は
スパイク部分を1本目よりも1cm弱短い状態で設置することにしました。
それもメジャーで測ってやりましたが、うまくいかずに、キャスターが浮かない状
態になってしまい、そこから伸ばしていった感じになりました。

スパイク設置した状態でも、付属の棒を使ってスパイクを回すことができますので、
1本ずつ回しながら、上げていきました。

今は数ミリ浮いている状態で設置しております。

この作業も大変で水準器を使って左右均等にしますが、難しいのは前後関係ですね。
左右はとりやすいですが、前後は平行な場所がなく、メジャーで追い込みながらに
なると思います。

この作業で1時間以上。

もちろんもう1本のスピーカーも高さを変えました。

最終的にワッシャーで固定して完成となります。



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		写真はスパイクを一番長くした状態

通常の配送は池田ピアノさんにお願いしておりますが、ボードに乗せない場合は
一番長い状態でスパイクを出して、設置すれば簡単かと思います。

その後の高さ調整はスパイク受けの高さなどもあると思いますので、キャスターが
つかないように設置すれば良いと思います。

この高さによる音の違いはこれから検証していこうかと思います。


今回の設置では最初にやりましたが、ミッドレンジのタービンヘッドは
2本のねじで固定されております。







固定された音、ネジを外しただけの音、そしてカバーをつけた時の音の試聴もしま
したが、音が違いますね。
カバーをつけた状態にすると、ネジを外した時よりも音がしっかりします。

デフォルトはカバーをつけた状態ですので、気にしなくても良い話ですが・・・。
ついつい興味がありまして。

裏のカバーはかなりきつい状態で入ります。外す時は裏のスリットから固いもので
上に押し上げる感じになると思います。



今ひたすら鳴らしこんでおります。

試聴レポートはもう少し鳴らしこんでからにさせていただきます。

潜在能力は本当に高いですね。どこまで化けるか楽しみです。


2015年11月28日 H.A.L.3 島